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メールマガジン 2019年12月21日発行
柳画廊
『常識を疑う』

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        今の美術業界を考える(その798)

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常識を疑う             2019年12月21日 

年末になってくると、お正月に向けた準備が始まります。また、
私はよく着物を着るので、着物にも多くの着物業界の常識があり
ます。

画廊の仕事をしていると、そういう古い伝統や格式を大切にする
人たちが多くおりますし、その中で何が本質なのかを知ることが
必要だといつも思っています。

たとえば年賀状ひとつとっても色々あります。年賀状は松の内に
送るものですがいわゆる挨拶状です。この挨拶状を他の書類と一緒
に送ると、郵便局の都合で年賀に送ることが難しくなってしまいます。
社長は経費削減のために、時期が多少ずれたとしても、複数の書類を
まとめて送りたいと考えますが、社員は常識として年賀におくらない
と年賀状の意味がないため、社長が気が付かなければ、そのまま同じ
人に何通もの別便が同じ時期に届くことになります。

着物もそうです。温暖化のために、今の日本の気候は昔とは全く違う
ものになっています。一重の着物は6月と9月。合わせの着物は10
月から5月。7月8月は上布や絽(ろ)や紗(しゃ)という生地に
なります。違う時期にきると、常識はずれということで、上から目線
で注意される方もいらっしゃいますが、これだけ着物が売れなくなって
いる時代に、着物業界の方はご自由にとおっしゃいますが、中途半端
に着物を着る人が注意をしてきます。

日本には古来ゆかしき、多くの伝統や目に見えないしきたりが存在
しますが、それはその時、その時期に意味があったもので、そのしき
たりが伝えたい本質の部分は何かをいつも問い続ける必要があると
思っています。

基本的に私はエンジニアでしたから合理主義者です。しかし、画廊の
仕事を25年も続けていると‘無駄の美’と‘無駄の必要性’を強く
感じています。それは、現在は無駄と思われている中に、現代科学には
証明されていない必要性があると信じているからです。

本当の無駄と、必要悪や、必要な無駄を見分けることが、これからの社会
で生き残るために必要なスキルになっていくと思っています。
           
 
                         
                          文責  野呂洋子

 


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