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メールマガジン 2021年01月09日発行
柳画廊
『琳派と印象派』

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       今の美術業界を考える(その852)

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琳派と印象派              2021年1月9日
              Artizon Museum 2021.1.24まで

 非常事態宣言の中、ネット予約をして日本橋のアーティゾン美術館
 に行って参りました。驚いたのは、このご時世にもかかわらず多くの
 人手だったことです。今回のコロナ禍において、人は心の平安を
 求めているのかな?? と思ったりしています。

 さて、肝心の展覧会の内容ですが、西洋と東洋の美術を並べて観賞
 するというもので、東西の美術を「都市文化」というキーワードで
 再考するものでした。

 最初にちょっと違和感を感じたのは、年末に京都にいってお寺で襖絵
 などを拝見してきたせいか、古いものをピカピカに修復しているのに
 驚きました。年をとったから、そのように感じるのか、古いもので
 特に江戸時代の作品の金箔が、あまりにキラキラしていると、なんだか
 嘘くさいように感じてしまい、京都のお寺で拝見したような古びた方が
 本物の感じがしてしまいました。ただ、お金を頂いてみてもらうのに、
 綺麗にしてお見せしたいという気持ちと、アーティゾン美術館自体が
 改装されてピカピカになっているのに、京都のふるびたお寺で拝見
 するようにはいかないのだとも思いました。

 並べて拝見することで、東洋と西洋の違いというか、感覚や価値観の
 違いを絵画からも感じることができました。また、自分の経験としても
 価値観が変わるというか、1980年代のバブルの時にヨーロッパ
 に滞在して受けた印象と、2018年に伺ったときのヨーロッパでは
 全く違うものであるのと同時に、印象派の絵画から受ける感動も変化
 してまいりました。

 対象の絵画は変化していないにもかかわらず、自分の価値観が変わる事
 で、観賞する絵画への印象が変わるという経験をしています。仕事として
 絵画を観賞して、こうやってコラムで文章にすることを意識していると
 自分の変化が絵画鑑賞に影響を与えることがはっきりとします。

 これからコロナで多くの人の心の在り方が変わることで、絵画鑑賞を
 する人も変わるでしょうし、芸術の存在意義なども、改めて問われる
 時代がやってきていると肌で感じています。
 

                           文責  野呂洋子

 



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