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2021年08月14日発行
柳画廊
『占領神話の崩壊』

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       今の美術業界を考える(その882)

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占領神話の崩壊          2021年8月14日
          西鋭夫 岡匡史 共著  中央公論新社
             
 ご縁を頂いて、西鋭夫さんとお会いする機会を頂いたことから、
 ご本人から次に書いている著書は読みごたえあるから読んでみてね、
 とのことでしたので拝読させていただきました。

 西さんはスタンフォード大学フーヴァー研究所に長年所属されて
 いらっしゃる方で、そこに秘蔵されていた数万枚におよぶ日本が
 GHQに占領されていた時代に接収された極秘文書が、一定の期間を
経て、岡崎さんの協力を基に解読された内容を書籍化したものです。

 西さんは、世界史をアヘンから眺めると一つの流れとして解読する
 ことが出来るというのが持論であり、今回、フーヴァー研究所が
 接収した資料の中からそれを裏付けるものが出てきています。

 私自身、中国があっけなくアヘン戦争に負け、日本は中国を長年、
 大国として崇めていたにもかかわらず、西洋諸国に負けたことは
 当然、当時の江戸時代の方々も研究されていたはずであり、その
 アヘンによるプレッシャーと、植民地政策をとっていた欧州が日本
 を植民地として考えないはずはないと思っています。

 東京裁判中に、日本がアヘン、モルヒネ、ヘロイン、コカインの
 製造量が世界一で、ナチス・ドイツまでも潜水艦で日本に麻薬を
 買いに来ていた事実が暴露されています。
 麻薬製造に手を出していたのは、日本の製薬会社であり、中国大陸
 でアヘンの販売権を巡って喧嘩をしていたのは、三菱商事と三井
 物産ということで、外務省が仲裁役を買っていたということです。

 つまり、国のお墨付きで麻薬の製造販売をしていたのが明治の日本
 だったのだと思います。私達は、日本という国を正しく知りたいと
 思っておりますし、確かにそうであれば、何故、日本が明治の時代に
あれ程のスピードで近代化においついたのかも納得がいきます。経済
的な裏付けがあったからこそ、出来た近代化で、決して威張れること
ではありませんが、それが現実なのだと受け止めることが大切なのだと
思います。

 歴史を学ぶ上で大切なことは、本人や関係者が生きている間はその影響力
 を恐れて真実を隠すことはあり得るかもしれませんが、正しい未来を描く
 ためには、本人の影響力が薄れたときには真実を伝えていくことが、正しい
 未来を描く材料になるのだと思っています。権力というものは、それだけ
 恐ろしいということなのだと思っています。

                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
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