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2021年08月21日発行
柳画廊
『脇田美術館』

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       今の美術業界を考える(その883)

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脇田美術館            2021年8月21日
          
 軽井沢にある脇田美術館に大阪の父と夫と夫の妹さんと行って
 まいりました。脇田和先生は明治41年生まれの方で、2005
 年にお亡くなりになっており、大阪の梅田画廊でもご縁のあった
 方ですので、私も作品は親しく感じております。

 1994年に私が美術業界に入ったときには、まだ脇田先生も
 ご存命で、オークションに作品が出てくると高額で落札されて
 おりました。銀座柳画廊でも何度か取り扱わせていただき、作風
 も暖かく、穏やかな色彩で、銀座柳画廊の社長も好きな作家の
 一人だと思います。

 あれから25年以上たち、美術商として、世の中の移り変わりと
 いうか、市場に出ている作品の値段の乱高下には胸が痛くなる思
 いを何度もしています。

 今の日本の美術市場というか、好みの移り変わりには驚くものが
 あります。世代交代というか、今の日本の美術市場について感じる
 のは、2000年を超えてからお金持ちになった方々にとって、
 昭和の作家たちは全く過去のものになってしまったのだという事
 です。

 改めて世代を超えて愛されることの難しさを、ひしひしと感じて
 います。今、人気の作家たちも世代を超えると、どれだけの方々が
 残っていくのかと思います。美術品を残していくということは、
 ある意味で歴史を残していくことなのだと最近、感じるように
 なりました。

 その時の時代の空気を吸っているのが美術品なのです。価値とは
 何かというと、その作品にたいする思い入れなのだと思います。
 非常にシビアなのは、お金を持っている人がお金をだして作品を
 購入することが、その作品の価値を決めているということです。
 改めて自分の無力さを感じてはおりますが、大きな時代の流れというもの
 は存在していて、美術品もその時代の流れには逆らえないものだと思って
 います。銀座柳画廊としては、美術を通して社会を豊に幸せにしていきたい
 という思いの元に、自分たちの信じる価値のある作家を提供していこうと
 思っています。

                         
                       文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
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