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2021年10月30日発行
柳画廊
『印象派・光の系譜』

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       今の美術業界を考える(その892)

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印象派・光の系譜          2021年10月30日
〜イスラエル博物館所蔵  三菱一号館美術館 2022/1/16まで
                   
 三菱一号館美術館でやっている‘印象派・光の系譜’展を拝見して
 まいりました。イスラエル博物館が所蔵している印象派の作品を
 陳列されており、殆どの作品が日本では初めての展示となる作品で
 あると伺っています。

 やはり日本人はというか、私も含めて印象派は大好きな作家たちで
 あり、作品を拝見していてほっとします。会場も多くの人で賑わって
 おり、若い人たちの姿も見えて、美術館に多くの方が訪れるのを
 嬉しく感じています。

 美術品というのは、何度も同じような作品と、同じ作家の作品を
 拝見することで理解が深まるのだと思っています。できれば1点の
 作品を何度も長時間、拝見することで作家の気持ちに寄り添うこと
 が可能になると感じています。

 印象派の作家たちに、私達日本人はどうしてここまで惹かれるのかと
 いわれると、当時の印象派の作家たちはファーイーストのジャポンと
 いう国に異文化と憧れを持っていたことが絵画を通じて感じることが
 できたからだと、私は思っています。

 今は世界が24時間もあれば、ほとんどどこでもいけるようになり、
 グーグルで検索すれば、どのような文化があるのかも一瞬で検索できる
 時代になっています。味気ないといえば味気ないのですが、文化に対
 する興味と欲求が、現代と当時の19世紀の時代とは計り知れないほど、
 大きく違うものだと思っています。

 美術品というのは、歴史を背負っているわけで、その当時の時代の空気
 を纏っているのは確かです。印象派というのは、当時の現代美術であり、
 新しい感覚の芸術だったわけです。作家たちも、当時の伝統との闘いの
 中でチャレンジを続けており、仲間割れもして、模索しながら次の時代
 を切り開いていのです。
 振り返って、ネットで検索すればなんでもわかった気持ちになる現代に
 おいて、私達がチャレンジするべきことは、何なのか。改めて、多くの
 人を魅了し続けている印象派の作家たちの展覧会をみて、今の時代に
 生まれてきて、これからの人たちに何を残していくのか、美術商として
 真剣勝負をし続けなければいけないと思っています。
                         
                       文責  野呂洋子
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