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2022年01月15日発行
柳画廊

『GDW興国論』

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       今の美術業界を考える(その909)

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 GDW興国論              2022年1月15日
 幸福度世界一の国へ        下村博文著  飛鳥新社
                   
 ご縁があって、下村博文先生の後援会の幹事を20年以上務めて
 おり、そのご縁もあり、最新の下村先生の著書を拝読させて頂き
 ました。

 もともと、下村先生はお若い頃から「自分は将来、文部大臣になる。
 日本の国つくりは、人を作ることからで、日本の教育を変えるために
 自分は政治家になった。」とおっしゃっておりまして、その考え方に
 今でも賛同しています。

 そして 数年前に実際に文部科学大臣になられ、多くの文部行政の
 改革に取り組まれておりましたが、文部科学大臣になっても教育の
 多くを変えることができなかったとおっしゃっています。

 そうした中で、最近の下村先生は資本主義の限界について、お話し
 をされるようになり、GDPからGDW(Gross Domestic Well-being)
 という物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさをはかるための
 新しい尺度を導入して、実感できる豊かさを測定する指標を作ろう
 とおっしゃっています。

 また教育ではなくて、啓育(けいいく)という、自ら学び、自ら行動
 する人材を作るべきだという考え方で、言われたことをやるのでは
 なくて、自分で課題を見つけて、自分で解決していく人材が求めら
 れるということです。

 色々と学ぶことの多い、下村先生ですが、私が共感しているのは、こ
 れからの社会において、物質的、金銭的な満足度はある程度の幸福感
 を満たしてくれても、本当の幸せというものは自分が周りの人を
 幸せにすることができて、初めて心の底から自分も幸せを感じる事が
 できるという事です。

 私自身、美術に関する仕事をしていて、高額な作品が売れたり、多く
 の絵画を販売することは、勿論、嬉しいことではありますが、この仕事
 をしていて一番やりがいを感じるのは、絵画を通じて、喜んでいるお客様
 からの報告を聞くことです。
 
 家の中が明るくなったとか、銀座柳画廊で絵画を購入してから会社の業績
 が伸びたとか、気持ちがうきうきするようになった等、絵画を通じて幸せ
 そうなお客様の顔を見ることが、何よりも嬉しいと感じる今日この頃です。

 下村博文先生の教えを守っているということですね。

                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
     03-3573-7075