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2022年04月23日発行
柳画廊

『近代日本美術の発祥の地』

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       今の美術業界を考える(その923)

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 近代日本美術の発祥の地        2022年4月23日
                      
 長年の望みであった、近代日本美術の発祥の地である五浦にある
 五浦観光ホテルに宿泊し、六角堂、茨城県天心記念五浦美術館に
 いってまいりました。

 12年ほど前に、‘九鬼と天心’という本を読み、長年、六角堂
 に行ってみたいと思っておりました。そして11年まえに、東北
 の巨大地震があり、津波のために六角堂が流されたというニュース
 に触れて、心を痛めておりました。

 しばらくして、またニュースにて六角堂の復興の知らせを聞いて
 嬉しく思い、その時にも、必ず五浦にはいかなければいけないと
 思っておりました。とはいえ、なかなか日帰りでいける距離でもなく、
 忙しい日々を送る中であっという間に10年以上の時間が過ぎて
 しまっておりました。

 岡野博先生を応援してくれている、グロービスの堀代表が水戸の
 応援を数年まえから本格的に始められて、岡野博先生の作品を紹介
 されているMガーデンでの食事会に参加したときに、堀さんの幼馴染
 である五浦観光ホテルの女将さんをご紹介いただきました。

 お名刺を頂いたその時に、必ずお伺いしますとお約束をして、一人
 でも行こうと決心し、勝手な私の予定でホテルを予約させて頂き
 ました。土日で、できればひたち海浜公園のネモフィラも見たいと
 思っておりましたので、4月中旬で計画をいたしました。

 まずは夫を誘ってみましたが、ゴルフだとにべもなく断られ、大学
 時代の同級生に声をかけると一緒に行ってくれるというので、3人で
 いって参りました。

 長年の私の強い思いが応援してくれたのか、現地にはいると桜が非常
 に綺麗に咲いていて、天心記念五浦美術館は予想以上に素晴らしい作品
 の内容で感動いたしました。また、その日の晩には、なんと満月で
 海辺の波に月の光があたり、幻想的な絵画の世界を満喫いたしました。
 ホテルの部屋から見える六角堂と、その景色は横山大観を含む、多くの
 芸術家が描かれた、そのままの景色が残っておりました。

 天気にも恵まれ、翌日の日の出の時間を調べて、海から上がる日の出を
 友人たちと歓声を上げながら眺めたのは最高の想い出になりました。

 自然に勝る芸術はないと、今回の旅から学びました。多くの芸術家たち、
 岡野博先生や横山大観先生は、こういう景色を見た感動を画の中に表現
 され、その感動を共有したいのだと思っています。
 
                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
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