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2022年05月07日発行
柳画廊

『泉屋博古館東京』

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       今の美術業界を考える(その925)

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泉屋博古館東京                  2022年5月7日
             
先日、招待券を頂いて泉屋博古館東京に行って参りました。昔から
六本木に住友家が集めた作品の美術館ができると伺っておりました。
実際には元々あった住友コレクションを中心とした美術品を京都と
東京で紹介する美術館であり、2022年にリニューアルオープン
されたということです。

伺ってみると、アークヒルズクラブのすぐ近くで、スウェーデン大
使館の並びに面しており、緑が多く素敵な場所にありました。電車
で伺うには、少し不便かもしれませんが、車では近くにコインパー
キングもあり多くの方がいらしておりました。

展示室はこぶりで、パパっと作品がみれるのも都会の美術館として
は、ちょっとした隙間時間に丁度良い感じで、喫茶店もおしゃれで
素敵でした。

私が拝見したのは日本画トライアングルという内容で、明治・大正・
昭和に活躍された作家の作品を多く拝見いたしました。雰囲気として
は、山種美術館、府中美術館など、江戸から近代にかけての日本美術
の渋い所を集めていらっしゃいます。というより、当時はそれらの
日本画家たちが、日本を代表する作家たちであり、改めて日本の近代
美術を盛り上げる機運を最近感じています。

日本がコロナで2〜3年鎖国している間に、美術の世界も日本美術が
盛り上がってきているような気がしています。特にコロナだけでなく、
ロシア、ウクライナのこともあり、海外に観光がいけるようになっても
以前のように多くの方が海外にいくようになるのかな? と最近感じて
います。

日本人が日本の古い良いものを理解して評価していく時代に入ってきた
ように思います。その中で、京都という町は改めて、日本の文化の中心
の場所であり、京都画壇といわれたように今でも、日本画の描き方
は京都と東京では今でも違うようです。
2024年に展覧会を予定している日本画の福永明子先生は京都で日本画
を学んだ方で、京都の友禅の絵仕事もされていた方です。京都画壇の雅な
雰囲気は私も大好きで、東京のものとは少し違う気がしています。

京都(鹿ガ谷)の泉屋博古館に伺うのも楽しみになりました。
 
                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
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