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2022年11月19日発行
柳画廊

『酉の市2022』

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       今の美術業界を考える(その952)

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酉の市2022           2022年11月19日
                          
 娘が2才の時に友人に連れられて、商売をやっているのだからと
 入谷の鳳神社に伺ったのが2000年だと思います。毎年、かか
 さずお参りに伺い、22年たちました。ご縁なので最初にふらり
 と立ち寄った、西野という熊手を制作する業者さんのところで
 ご縁をいただいて、毎年同じところで購入させてもらっています。

 商売を長年していると、神頼みというか、自分の力の及ばない所
 で仕事をさせてもらっていると感じることも多く、酉の市にくると
 そういう人で賑わっていることを実感しています。

 最初は夜に伺っていたのですが、仕事も忙しく、かといって熊手
 を購入しないのも気持ちが悪いので、ここ7〜8年は朝の早い
 時間に伺う事にしています。景気をかっこめということで、若い
 時には夜10時ごろから1時間以上ならんで、夜中の12時過ぎに
 家に帰るようなことをしておりましたが、最近は待つという事が
 苦手になりましたので、待たないで済む、朝の早い時間を選択
 しています。

 画廊巡りと同じで、流石に20年以上同じことを続けていると
 習慣といいますか、相手も私のことを覚えてくれるようになり
 ました。社長である夫は、最近は酉の市よりもお墓参りの方が、
 大切だとのことで、つきあってくれなくなり、私一人で伺うよう
 になりました。

 西野のお店の方々とのお話しも深いものがあり、彼らも景気には
 非常に敏感です。また熊手を購入にしくるお客様は、銀座柳画廊
 を始めとした中小企業、ベンチャー企業の経営者が多く、考えて
 いることの共通項が多くあることに気がづきました。

 長年、仕事をしていると自分の力だけではどうしようもない事に
 何度も直面いたします。リーマンショックや東北の震災、そして
 ロシアとウクライナの戦争、円安など、経営者にとっては毎日が
 不安定な環境の中で、自分の現場を守ることに必死なんです。

 そういう自分を見つめなおす時間として酉の市という場所に行って
 元気と勇気をもらっているのだと改めて感じています。 

                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
03-3573-7075