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2022年12月24日発行
柳画廊

『広告の仕事』

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       今の美術業界を考える(その957)

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広告の仕事             2022年12月24日
広告と社会、希望について   杉山恒太郎 著  光文社新書

 先日、銀座の集まりで‘おかえり銀座’プロジェクトの打ち上げ
 があり、参加してまいりました。その時に、このご著書の杉山さん
 と隣の席に座らせていただきましたので、この本と、おかえり
 銀座プロジェクトのご紹介をいたします。

 コロナ過にあって、2020年の4月の緊急事態宣言が出た時の
 銀座のゴーストタウンぶりは、今思い出してもぞっとするものが
 ありました。多くの銀座の住人は同じように思われたと思います。

 その中で、銀座で老舗の広告会社である株式会社ライトパブリシ
 ティの社長の杉山さんと、コロナ前から親しくされていたという
 壱番館の渡辺新社長が銀座の街へ、何か元気になることをしたい
 という発想から生まれたのが、‘おかえり銀座’プロジェクト
 でした。これは、広告会社のライトパブリシティさんがプロボノで
 広告・クリエイティブの仕事を銀座のために無償で実施するという
 ことで、コロナで誰もいなくなった銀座から、戻られた方々に対し
 ‘おかえり銀座’という掛け声のもとに、多くの店舗に、その言葉
 を入れた暖簾をかけるというプロジェクトでした。

 目にされた方も多いと思いますが、黄色い暖簾は目立ちますし、
 銀座を歩いていて、同じ暖簾を見かけることで、町ぐるみで銀座を
 歩く人たちに、声をかけるような、町に帰ってきたという気持ち
 になってもらうためのプロジェクトです。

 このプロボノの活動をとおして、杉山さんは改めて銀座を大切に
 思うようになったということですし、渡辺新さんの銀座愛は多くの
 方の知るところです。

 この本を読ませていただいて、大きく共感したのは、このコロナの
 時期に広告という仕事について、改めて深く考えられて、仕事に
 対する気持ちを再定義をされたことです。多くの方が今回のコロナで
 売上の激減される経験を持ち、その経験を通して自分の仕事を再定義
 されていると思います。杉山さんも、その経験をプロボノという形で
 町へ貢献することで、改めて自分の仕事に対する誇りを確信されたの
 だと思います。

 私も画廊の仕事を再定義して、社会に必要な仕事として認識するつもり
 です。
  
 
                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
03-3573-7075