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2023年01月21日発行
柳画廊

『京都出張報告』

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       今の美術業界を考える(その961)

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京都出張報告             2022年1月21日
           
 先週、ロータリークラブのご縁で、京都清水ガストロノミーヴィ
 レッジというイベントに参加してまいりました。もともと食べる
 ことが大好きな私としては、京都で有名シェフのお料理が食べら
 れるという事だけでも、行きたくなるわけですが、今回はその上
 にアート的な要素も加え、ロータリークラブの仲間がやっている
 西村兄弟キモノ店さんや、京都の清水焼朝日堂さんとのコラボ 
 レーションでした。

 シェフは坂本健さんと、福山剛さんという素晴らしいイタリアンと
 フレンチのシェフをお招きして、それぞれのお皿に合わせて朝日堂
 さんがお皿を作るという凝りようでした。素晴らしいお皿とお料理
 に感動いたしました。

 ロータリークラブの仲間の着物の会でもありますから、東京から着物
 を着てお伺いいたしました。40名限定のイベントでしたが、着物で
 参加されている方の人数が少なくて、少し寂しく感じました。改めて、
 日本で着物を着る人が少なくなっているのだな、、、という思いを
 強くいたしました。

 今回、とても勉強になったのは参加したテーブルにロータリーの
 友人のお父様と同じ席にしていただいたことです。西村兄弟キモノ
 店ておいう名前のとおり、お兄様が京都でお店をされていて、妹
 さんが東京で着物店をしています。それを京都の呉服屋のお父様が
 応援しているということで、お父様の言葉にぐっときました。
 
 「私たちがバブルの時に、呉服商として商売させていただいた時の
 努力が足りなかったために、子どもたちに苦労をさせている。自分
 はどうなろうと、子ども二人が兄弟で着物屋をしていることを嬉し
 く思っているし、彼らが苦労しているのは自分のせいだと思って
 いる。彼らのやり方を尊重して、自分は応援したいと思っている。」

 ということでした。今回、販売されている着物にはNFTを付けて
 販売するという新しい試みを実施しており、そのNFTの作業も私の
 所属するロータリークラブの仲間が実施しておりました。

 古いものを伝えていくためには改革と革新が常に必要であり、それを
 邪魔するのではなく応援する側にまわる存在が非常に貴重だと思いま
 した。美術の世界でも、老害にならないよう、邪魔をするのではなく、
 応援する側に立とうと改めて心に誓った京都出張でした。
  
 
                         
                      文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
           03-3573-7075