2023年02月25日発行
柳画廊
『クリスチャン・ディオール展』
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今の美術業界を考える(その966)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
クリスチャン・ディオール展 2023年2月25日
夢のクチュリエ 東京都現代美術館5月28日まで
東京都現代美術館で開催している、お洋服のクリスチャン・ディオ
ール展に行ってまいりました。女性でしたら、誰でもうっとりとする
内容なのだと思います。
たまたま、今年のお正月にパリにいく飛行機の中で「ミセス・ハリ
ス、パリへ行く」という映画も拝見しており、イギリスでお手伝い
をされている女性がお金をためて、パリのディオールにオートク
チュールの洋服を作りに行く話で、ヨーロッパの女性がいかにディ
オールに憧れているのかを実感する内容でした。
この展覧会の入り口で、クリスチャン・ディオールの最初のキャリア
がギャラリストであったことにも驚きました。ピカソやダリなどの
アーティスト達と付き合い、紹介されていたことを知りました。
クチュリエ(オーダーメードの仕立ての洋風)として大成功された、
クリスチャン・ディオールがジャポニズムの文脈なのだと思いますが
日本が大好きだったことや、日本にも来日されて日本文化に触発され
て仕事をしていたことにも驚きました。
さらには、個人的な話にはなりますが、私の母親が杉野ドレスメーカー
学院に通っていて、色々なデザインの服で賞をとっていたと母から自慢
されたのを覚えているのですが、そのデザイン画がディオールを真似
したのではないかと思うくらい、人物の描き方や、服の描き方が似て
いるのに驚きました。間違いなく、私の母親はディオールに大きく影響
を受けたのを感じました。
また、展示の仕方もとても素敵で、服を題材に紹介映像も作成されて
おり、一度はこんな洋服を着てみたいと、ドキドキさせてくれる内容
でした。最近は年を取ったせいか、着たい洋服があまりないと感じて
おりましたが、クリスチャン・ディオールの服はあまりにも素敵で、
女性であるのならば、一度は着てみたいと思うのではないでしょうか?
しかし、そこには大きな落とし穴があって、洋服というのは痩せていな
いと格好よく着こなすことができないという問題が残っています。
今回の展覧会を拝見して、改めて今年は痩せるぞ! と誓った展覧会に
なりました。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075
今の美術業界を考える(その966)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
クリスチャン・ディオール展 2023年2月25日
夢のクチュリエ 東京都現代美術館5月28日まで
東京都現代美術館で開催している、お洋服のクリスチャン・ディオ
ール展に行ってまいりました。女性でしたら、誰でもうっとりとする
内容なのだと思います。
たまたま、今年のお正月にパリにいく飛行機の中で「ミセス・ハリ
ス、パリへ行く」という映画も拝見しており、イギリスでお手伝い
をされている女性がお金をためて、パリのディオールにオートク
チュールの洋服を作りに行く話で、ヨーロッパの女性がいかにディ
オールに憧れているのかを実感する内容でした。
この展覧会の入り口で、クリスチャン・ディオールの最初のキャリア
がギャラリストであったことにも驚きました。ピカソやダリなどの
アーティスト達と付き合い、紹介されていたことを知りました。
クチュリエ(オーダーメードの仕立ての洋風)として大成功された、
クリスチャン・ディオールがジャポニズムの文脈なのだと思いますが
日本が大好きだったことや、日本にも来日されて日本文化に触発され
て仕事をしていたことにも驚きました。
さらには、個人的な話にはなりますが、私の母親が杉野ドレスメーカー
学院に通っていて、色々なデザインの服で賞をとっていたと母から自慢
されたのを覚えているのですが、そのデザイン画がディオールを真似
したのではないかと思うくらい、人物の描き方や、服の描き方が似て
いるのに驚きました。間違いなく、私の母親はディオールに大きく影響
を受けたのを感じました。
また、展示の仕方もとても素敵で、服を題材に紹介映像も作成されて
おり、一度はこんな洋服を着てみたいと、ドキドキさせてくれる内容
でした。最近は年を取ったせいか、着たい洋服があまりないと感じて
おりましたが、クリスチャン・ディオールの服はあまりにも素敵で、
女性であるのならば、一度は着てみたいと思うのではないでしょうか?
しかし、そこには大きな落とし穴があって、洋服というのは痩せていな
いと格好よく着こなすことができないという問題が残っています。
今回の展覧会を拝見して、改めて今年は痩せるぞ! と誓った展覧会に
なりました。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075