2023年03月18日発行
柳画廊
『インドネシア出張報告』
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今の美術業界を考える(その969)
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インドネシア出張報告 2023年3月18日
先週末にインドネシアのバリ島にいってまいりました。東京では
アートフェアで画廊でも名品展を開催している時期ではありました
が、ビーチハンドボールの担当役員として日本から役員派遣が誰も
いない状況は問題だと言われ続け、コロナも少し落ち着きました
ので視察に行くことにいたしました。
今回は第9回アジアビーチハンドボール選手権ということで、女子
は4か国、男子は11か国の参加でした。アジアということですが、
男子はカタール、オマーン、サウジアラビア、クエート、イランと
いった中東勢が多く参加されておりました。
日本のビーチハンドボール選手が国際大会への出場は近年、殆ど
参加もなく、そのために私が派遣されていると実感しています。
日本ではインドア(体育館でのハンドボール)の選手とビーチ
ハンドボールの選手は分かれており、運営も別母体で長年運営され
ています。
色々な言い訳があるのですが、実際にバリ島までやってきて、アジア
連盟の役員の方々とお話をして、朝から大会を見学していると、
状況が飲み込めてまいりました。男子のオマーン、カタールの選手達
を拝見すると、体格が明らかに違い、彼らはインドアの代表選手である
ことが一目でわかります。ビーチハンドボールの技術的、戦略的な
問題は多少あったとしても、身体能力の差はいかんともし難いものが
あることが一目でわかりました。
芸術の世界でも全く同じだと思います。基礎的な事は同じなのです。
表現する手法や考え方が違ったとしても、根本的な基礎的なものは
すべてに共通するという事実は変えられません。アスリートであれば
身体を作ることであり、芸術家であれば感性を磨いて、それを表現
することです。
またアスリートの鍛えられた身体は、あらためて芸術的であり美しい
ものだと思いました。これも長年にかけて作り上げるものであり、簡単
に身体ができるわけでもありません。
そういう意味において、日本が期待されているということは有難い話で
あり、日本人のアスリートの環境を整えることも、私の仕事なのだと、
今回の訪問で自覚いたしました。
アスリートと芸術家は違うように見えても、共通点は多く、彼らの未来
を作ることが今の私の使命なのだと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075
今の美術業界を考える(その969)
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インドネシア出張報告 2023年3月18日
先週末にインドネシアのバリ島にいってまいりました。東京では
アートフェアで画廊でも名品展を開催している時期ではありました
が、ビーチハンドボールの担当役員として日本から役員派遣が誰も
いない状況は問題だと言われ続け、コロナも少し落ち着きました
ので視察に行くことにいたしました。
今回は第9回アジアビーチハンドボール選手権ということで、女子
は4か国、男子は11か国の参加でした。アジアということですが、
男子はカタール、オマーン、サウジアラビア、クエート、イランと
いった中東勢が多く参加されておりました。
日本のビーチハンドボール選手が国際大会への出場は近年、殆ど
参加もなく、そのために私が派遣されていると実感しています。
日本ではインドア(体育館でのハンドボール)の選手とビーチ
ハンドボールの選手は分かれており、運営も別母体で長年運営され
ています。
色々な言い訳があるのですが、実際にバリ島までやってきて、アジア
連盟の役員の方々とお話をして、朝から大会を見学していると、
状況が飲み込めてまいりました。男子のオマーン、カタールの選手達
を拝見すると、体格が明らかに違い、彼らはインドアの代表選手である
ことが一目でわかります。ビーチハンドボールの技術的、戦略的な
問題は多少あったとしても、身体能力の差はいかんともし難いものが
あることが一目でわかりました。
芸術の世界でも全く同じだと思います。基礎的な事は同じなのです。
表現する手法や考え方が違ったとしても、根本的な基礎的なものは
すべてに共通するという事実は変えられません。アスリートであれば
身体を作ることであり、芸術家であれば感性を磨いて、それを表現
することです。
またアスリートの鍛えられた身体は、あらためて芸術的であり美しい
ものだと思いました。これも長年にかけて作り上げるものであり、簡単
に身体ができるわけでもありません。
そういう意味において、日本が期待されているということは有難い話で
あり、日本人のアスリートの環境を整えることも、私の仕事なのだと、
今回の訪問で自覚いたしました。
アスリートと芸術家は違うように見えても、共通点は多く、彼らの未来
を作ることが今の私の使命なのだと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075