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2024年10月19日発行
柳画廊

『銀座柳画廊30周年展(その2)』

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       今の美術業界を考える(その1054)

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銀座柳画廊30周年展(その2)  2024年10月19日
於 銀座柳画廊  10月15日より10月23日(期間中無休)
               
10月15日の展覧会の初日に画家の先生方をお呼びして、簡単
なパーティを実施いたしましたので、その模様をご報告したいと
思います。
今回は出品作家の先生方にご初日のパーティのご案内をさせて
いただきました。海外の先生方はもちろん、個展ではありません
ので難しいですし、今年の8月に島村信之先生が亡くなられると
いうショックな出来事もありましたので、あらためて30年という
時間の重みを感じながら、この展覧会の準備をさせてもらいました。

出品をお願いした作家の先生方は全員が銀座柳画廊で個展をされて
いらっしゃる方ではありません。また、当日出席と言われていた
先生でも忘れてしまってこられなかった方もいらっしゃいますし、
体調を崩して来られなくなってしまった先生もいらっしゃいます。

年月を重ねていくと、自分も年をとりますが、作家の先生方も年を
とられていかれます。その中で、24歳の中西優太朗先生は非常に
お若く、若い作家の先生とのお付き合いは、銀座柳画廊の今までの
作家の先生への刺激にもなりますので、とても大切なことだと
思いました。中西先生も刺激を受けたと嬉しいご報告を頂きました。

今回こられた作家の先生方には、一言を、ご自分の作品の前でご挨拶
して頂きました。思い思いに、銀座柳画廊での想い出や、作品との
向き合い方などを語ってもらったのがとても良かったと思います。
特に、うちの画廊では団体展に所属されていない作家の先生方も多く
普段、画家の仲間と仕事について語り合うことが少ない環境で、
今回のグループ展をきっかけに銀座柳画廊で交流が生まれたことを
とても嬉しく感じています。

改めて、画廊という場所は人と人とをつなぐ場所であり、お客様と
画家を繋ぐことは勿論のこと、画廊という媒体を通して色々な人を
繋ぐことが大切なのだと改めて思いました。

それぞれの作家の先生が銀座柳画廊でのエピソードを語ってくれました。
その中で、片岡操先生のお姉さまが銀座柳画廊の展覧会によく来て
くださったご縁で、島村信之先生のモデルを務められたことが、
非常に懐かしくもあり、そのお姉さまも島村先生もお二人とも、
いらっしゃらないことが切なく、それが作品として残っていることに
この仕事のやりがいを改めて感じることができました。

銀座柳画廊を通じてご縁を頂いた皆様に改めて30年の感謝をお伝え
したいと思います。

 
              
                       文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
03-3573-7075