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2024年10月26日発行
柳画廊

『泰明小学校の画廊巡り2024』

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       今の美術業界を考える(その1055)

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泰明小学校の画廊巡り        2024年10月26日
〜今年で18年目になりました 〜
               
 今年で18回目の泰明小学校の画廊巡りを開催してまいりました。
 担当の図工の先生も女性の先生にかわり、画廊巡りの前に事前授業
 にも参加させてもらえるようになりました。

 18年も継続しておりますので、泰明小学校にとっても学校の伝統
 行事として定着されているようです。この活動を始めて3人目めの
 校長先生ですが、とても理解してくださり、画廊巡りをされる、
 小学校3年生の担任の先生方も、子どもたちへの良い刺激を有難う
 ございます。とお礼の言葉を頂きました。

 子ども達の柔らかい頭に、アートという刺激をインプットすることが
 非常に重要なのだと思っています。事前授業では、主に次の事を
 伝えています。

 ―  銀座の街には沢山の画廊があって、そこでは絵を販売している。
 ―  自分の好きな絵を見つけてこよう。
 ―  人と自分は違うので、嫌いな絵をわざわざ嫌いと言わない事。
    自分の嫌いな絵を好きな人がいることをしろう。
 ―  銀座の街の人たちが泰明小学校の生徒の成長を見てくれている

ということで、街探検と鑑賞教育を主な目的としています。この事業は
東京中央新ロータリークラブのボランティアの皆様と、画廊の皆様の
ご協力、そしてご父兄の方々のご参加があって成立しています。しかし、
参加された方々は、それぞれの立場で楽しんでいるようで、何より、
画廊から学校に戻った子ども達の目がキラキラしていて、子供同士で
楽しそうに画廊の話で盛り上がっていることが何よりうれしく、彼ら
の心の成長に少しでも貢献しているのであれば、この上ない幸せな事だ
と思っています。

また、図工の先生が画廊巡りをした子供たちに、お伺いした画廊の皆様
へといった子どもからのお手紙を準備してくれて、後日、届けてくれて
います。この子どもからのお手紙はお邪魔した各画廊あてに書かれており、
それが画廊の仕事の励みになっていることは言うまでもありません。

今では社会人になった泰明小学校の卒業生が、大人になって画廊にも
来てくれるようになっているのは、このうえもなく幸せな事だと思って
います。
 
              
                       文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
           03-3573-7075