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2024年11月02日発行
柳画廊

『ポーラミュージアムGINZAアネックス』

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       今の美術業界を考える(その1056)

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 ポーラミュージアムGINZAアネックス   2024年11月2日

 箱根のポーラ美術館が銀座に別館がある事をことをご存じでしょうか?
 銀座1丁目のポーラビルの3階に位置し、こちらのポーラ銀座ビルの
 コンセプトである「美容」「美術」「美食」という3つの美の一つを
 担う美術を紹介する場所となっています。

 HPのご案内によると、銀座という街で多くの方々に芸術を通して、
 美意識、感性を磨いていただきたいという想いから、気軽にアートを
 体感していただけるよう、年間を通じ無料で拝見できる場所となって
 います。

 その中で、年に一度、秋のシーズンに箱根の美術館から名品をもって
 こられて、素晴らしい展示を無料で公開されていることは銀座なら
 ではのことだと思っています。

 終わってしまってからのコラムで恐縮なのですが、10月4日から
 10月27日までは、なんとマティス展を実施しておりました。
 流石に、油彩は5点でしたが、他にもJAZZのシリーズや、音声ガイド
 なども事前登録が必要でしたが準備されていて、素晴らしい展示を
 拝見させていただきました。

 流石に、多くの美術ファンの方がいらしており、ゆっくりとは拝見
 することはできませんでしたが、銀座の隠れ家的な場所になっている
 と思います。

 銀座の画廊にも、時々びっくりするような作品が置いてあることが
 あり、それが売り物であるということも驚かれると思います。
 日本では、美術を応援することは個人の趣味的なものになっております
 が諸外国では、その国の文化度が非常に重要であることを理解しており
 多くの先進国では、自国の文化を守るための税制的なサポートや、
 助成金など、多くの支援があるように感じています。

 せめて、教育において美術教育がこれからの不安定な時代を生き抜く
 ための重要な教養であることを多くの人と共有していきたいと思って
 います。

 そういう意味においても、銀座の画廊を巡ることは心の栄養であり、
 芸術に親しむことで心の安定を得られるのだと思っています。 
              
                       文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
           03-3573-7075