◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

　　　　　　今の美術業界を考える（その１０９１）

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
長縄眞兒個展２０２５　　　　　　　　　　２０２５年７月５日
銀座柳画廊にて　　　　　　　　　　　　　　　７月１１日まで

７月１１日まで無休で、長縄眞兒展を開催しています。スペインの
マラガに在住４５年とのことで、感覚としてはほとんどスペイン人
の先生ですが、細かな気配りや、繊細な感性は日本人ならではの
ものだと思います。

展覧会の初日の朝、少し早くきていただいてインタビューなども
させていただきました。お時間ある方３〜４分ですので、こちらの
動画もご覧ください。
https://youtu.be/b-fovUzLt4E?si=AqeNQzgjkvOiqLhq

この中でも、お話をされておりますがヨーロッパに住んでいらっしゃ
ると戦争がとても身近に感じるようです。多くの不安要素があり、
繊細な長縄先生は気持ちが滅入ることもあるようですが、まわりの
陽気なスペイン人に助けられていると言われます。彼らは明るく、
あまり深刻に考えずに、毎日を楽しむことの天才なのだそうです。

どんなに不安な気持ちになったとしても、それは自分の心が生み出した
最悪の未来に恐れているだけで、その恐怖の８０パーセント以上は
現実にはおこらないと言われています。そして、気持ちを今に集中
して最善をつくすことで多くの心配事はおこらないということです。

とはいえ、それでも心配するのが人間です。その気持ちをポジティブ
な方向に向けて、心の中を平和で幸せな気持ちにすることで、現実
も自分の周りを幸せにすることができると言われています。そのため
に絵画と向き合うことは、幸せを引き寄せる重要なアイテムなのだと
思っています。

長縄先生は、ご自分の絵画で多くの人に伝えたい事が、「生きている
事の躍動感」とおっしゃっています。今、生きて、ここにいることの
奇跡。自然の美しさ。その幸せな気持ちで心を一杯にみたすことで、
世界を良い方向にもっていくことが出来ると私は信じています。
芸術の力は、多くの人が思っているよりも大きなものだと私は思い
ます。芸術を愛する人は、平和をのぞみ、慎み深く、それだけで、
世の中に貢献されていらっしゃると思います。

生きている躍動感　を体験してに、是非、銀座柳画廊にお越しいた
だき、多くの方に幸せを引き寄せて頂きたいと思っています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責　 野呂洋子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銀座柳画廊
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.yanagi.com
03-3573-7075