2025年08月09日発行
柳画廊
『子ども未来塾』
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今の美術業界を考える(その1096)
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子ども未来塾 2025年8月9日
先週、子ども未来塾の生徒さん方の小学生2年生1名、小学生3年
生3名を画廊巡りにお連れ致しました。このプロジェクトも、泰
小学校の画廊巡りとほぼ同時期にはじめた活動で15年以上続いて
います。
夏休みのイベントで、子ども未来塾という民間の学童保育の生徒さん
たちの希望者を集めて実施しています。夏の銀座は非常に暑くて危険
なので、休み休み、水筒を持ってきてもらって実施しています。
私は子ども達は未来からの留学生だと思っています。自分もそうで
すが、6歳から25歳くらいまでに経験したことが人生の価値観を
大きく決めていて、特に音楽や美術といった経験に関しては10歳
前後に体験したことが一生の間に大きく影響を与えていると感じて
います。
そういう意味において、私のような世代の人間からすると1日の出来
事が、彼らからすると一生の想い出になると信じてこの活動を継続して
います。
今回は画廊の若いスタッフも連れて行きました。彼女自身も画廊巡り
は初めてということと、子ども好きということもあって活躍してくれ
ました。子どもというのは、非常に敏感ですから、自分のことを好いて
くれている人をかぎわける能力が高いと思います。私も含めて、子ども
好きなスタッフと一緒でしたので、楽しく画廊を巡れたと思っています。
さらにランチも一緒にしますから、色々なプライベートな話も出て
まいります。私は子ども達に必ず伺う質問は、「床の間って知って
る?」というものです。想像どおり、ここ近年で床の間を知っている
お子さんは殆どおりません。
彼らからすると、床の間やお軸といったものは、お寺や神社、もしくは
博物館で見るものであって、生活の中にあるものではなくなってしまっ
ています。まさしく、「昭和は遠くなりにけり」という感じを子ども
から学んでいます。基本的に、画廊巡りに参加される子ども達は絵を
描くのが大好きな子どもたちです。
これから、彼らがどのような未来をつくっていくのか楽しみですし、
将来、どこかでこの画廊巡りの経験が生かされることを期待しています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075
今の美術業界を考える(その1096)
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子ども未来塾 2025年8月9日
先週、子ども未来塾の生徒さん方の小学生2年生1名、小学生3年
生3名を画廊巡りにお連れ致しました。このプロジェクトも、泰
小学校の画廊巡りとほぼ同時期にはじめた活動で15年以上続いて
います。
夏休みのイベントで、子ども未来塾という民間の学童保育の生徒さん
たちの希望者を集めて実施しています。夏の銀座は非常に暑くて危険
なので、休み休み、水筒を持ってきてもらって実施しています。
私は子ども達は未来からの留学生だと思っています。自分もそうで
すが、6歳から25歳くらいまでに経験したことが人生の価値観を
大きく決めていて、特に音楽や美術といった経験に関しては10歳
前後に体験したことが一生の間に大きく影響を与えていると感じて
います。
そういう意味において、私のような世代の人間からすると1日の出来
事が、彼らからすると一生の想い出になると信じてこの活動を継続して
います。
今回は画廊の若いスタッフも連れて行きました。彼女自身も画廊巡り
は初めてということと、子ども好きということもあって活躍してくれ
ました。子どもというのは、非常に敏感ですから、自分のことを好いて
くれている人をかぎわける能力が高いと思います。私も含めて、子ども
好きなスタッフと一緒でしたので、楽しく画廊を巡れたと思っています。
さらにランチも一緒にしますから、色々なプライベートな話も出て
まいります。私は子ども達に必ず伺う質問は、「床の間って知って
る?」というものです。想像どおり、ここ近年で床の間を知っている
お子さんは殆どおりません。
彼らからすると、床の間やお軸といったものは、お寺や神社、もしくは
博物館で見るものであって、生活の中にあるものではなくなってしまっ
ています。まさしく、「昭和は遠くなりにけり」という感じを子ども
から学んでいます。基本的に、画廊巡りに参加される子ども達は絵を
描くのが大好きな子どもたちです。
これから、彼らがどのような未来をつくっていくのか楽しみですし、
将来、どこかでこの画廊巡りの経験が生かされることを期待しています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075