2026年02月21日発行
柳画廊
『モネ没後100年・クロードモネ〜風景への問いかけ』
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今の美術業界を考える(その1123)
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モネ没後100年 2026年2月21日
クロード・モネ〜風景への問いかけ
アーティゾン美術館 2026年5月24日まで
京橋のアーティゾン美術館で開催しているモネ展を拝見してまいり
ました。当日予約の枠は休日ではなかなか難しかったので、平日
の夕方にWEB予約して行って参りました。まあ、驚いたのは人の多さ
です。アーティゾン美術館は京橋の立地の良い場所にあるせいか、
最近では平日の昼間でも多くの方がいらしています。もちろん、海外
の観光客と思われる方も大勢いらしておりました。
今回の作品の見どころは、オルセー美術館が、モネの没後100年
という国際的な記念の年の幕開けを飾る展覧会として位置づけられて
いるとおり、オルセー美術館所蔵のモネの名品がずらりと並んで
おりました。最近では日本にも海外の名品をみられるようになった
ものだと思います。
オルセーからはモネの作品41点を含む、オルセー所蔵の益90点に、
国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で、風景画家と
してモネの魅力を紹介されています。
やはりモネといえば、印象派の作家として日本人には大人気の作家です。
ベネッセの直島美術館においては、モネの睡蓮が現代アートの起源で
あるとの認識だと、福武総一郎さんから伺ったことがあるほどです。
ともあれ、日本人だけでなくモネの人気は世界的であり、今回の展覧会
の来場者をみても一目瞭然です。
あらためて、この時代は産業革命による近代化が芸術に与えた影響も
大きく、モネもその一人であります。画家にとって産業革命が与えた
影響で語られるのは写真の出現です。モネも写真を撮り、被写体とし
ても、モネがお庭で絵を描いている写真がよく紹介されています。
写真が登場することによって、現実の様子を紹介するという絵画の役目
は大きく減退し、人間の目でみて感じたことをキャンバスに写し取る
ことから、目に見えるものではなくコンセプトや感じたことを画家たち
はキャンバスを通じて伝えるようになりました。
それでも、印象派の画家たちは、モネを中心として目でみたものを再構
築することで多くの人を魅了してきました。私もその中の一人です。
風景をみるまなざしが優しく、自然を見る目がとても穏やかで、喜びに
満ち溢れていることを感じます。
このあたりは、銀座柳画廊で扱う岡野博先生にも通じている部分であり、
作家が見ているものに共感して多くの人が集まるのだと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075
今の美術業界を考える(その1123)
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モネ没後100年 2026年2月21日
クロード・モネ〜風景への問いかけ
アーティゾン美術館 2026年5月24日まで
京橋のアーティゾン美術館で開催しているモネ展を拝見してまいり
ました。当日予約の枠は休日ではなかなか難しかったので、平日
の夕方にWEB予約して行って参りました。まあ、驚いたのは人の多さ
です。アーティゾン美術館は京橋の立地の良い場所にあるせいか、
最近では平日の昼間でも多くの方がいらしています。もちろん、海外
の観光客と思われる方も大勢いらしておりました。
今回の作品の見どころは、オルセー美術館が、モネの没後100年
という国際的な記念の年の幕開けを飾る展覧会として位置づけられて
いるとおり、オルセー美術館所蔵のモネの名品がずらりと並んで
おりました。最近では日本にも海外の名品をみられるようになった
ものだと思います。
オルセーからはモネの作品41点を含む、オルセー所蔵の益90点に、
国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で、風景画家と
してモネの魅力を紹介されています。
やはりモネといえば、印象派の作家として日本人には大人気の作家です。
ベネッセの直島美術館においては、モネの睡蓮が現代アートの起源で
あるとの認識だと、福武総一郎さんから伺ったことがあるほどです。
ともあれ、日本人だけでなくモネの人気は世界的であり、今回の展覧会
の来場者をみても一目瞭然です。
あらためて、この時代は産業革命による近代化が芸術に与えた影響も
大きく、モネもその一人であります。画家にとって産業革命が与えた
影響で語られるのは写真の出現です。モネも写真を撮り、被写体とし
ても、モネがお庭で絵を描いている写真がよく紹介されています。
写真が登場することによって、現実の様子を紹介するという絵画の役目
は大きく減退し、人間の目でみて感じたことをキャンバスに写し取る
ことから、目に見えるものではなくコンセプトや感じたことを画家たち
はキャンバスを通じて伝えるようになりました。
それでも、印象派の画家たちは、モネを中心として目でみたものを再構
築することで多くの人を魅了してきました。私もその中の一人です。
風景をみるまなざしが優しく、自然を見る目がとても穏やかで、喜びに
満ち溢れていることを感じます。
このあたりは、銀座柳画廊で扱う岡野博先生にも通じている部分であり、
作家が見ているものに共感して多くの人が集まるのだと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075