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2026年08月08日発行
柳画廊

『カフェに集う芸術家』

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      今の美術業界を考える(その1147)


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カフェに集う芸術家           2026年8月8日
印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで
三菱一号館美術館         2026年9月23日まで   

 三菱一号館美術館に行って参りました。都心の銀座の近くにある
 美術館なので、近くて助かります。またこの日は偶然に梅田画廊
 の社長にも会場でお会いして、皆さん勉強しているんだな、、、、
 と思いました。

 この展覧会は、エコール・ド・パリと言われたパリのサロンである
 カフェにスポットライトをあてて展示をされています。というのも
 19世紀半ば以降、パリにはカフェやキャバレーが次々と誕生
 しました。そして、その場所は単に飲食を供する場所ではなくて、
 芸術家たちの交流場所であり文化の発信地として機能していたの
 です。

 若きモネやルノワールたちが、マネを慕ってモンマルトル周辺の
 カフェ・ゲルボワに集まり、その繋がりから印象派が生まれたこと
 は良く知られています。
 「パリの頭脳」とも称され芸術性を売りにしたキャバレー「シャ・
 ノワール(黒猫)」では、画家リヴィエールによる洗練された影絵
 芝居が人気を博しました。ゴッホと同じ画塾で学んだトゥールーズ
 =ロートレックはカフェ・コンセール(ディヴァン・ジャポネ)や
 キャバレー(ル・ミルリトン)の常連となり、出演ダンサーや歌い
 手たちを次々と描き、一世を風靡いたしました。

 今回の展覧会は三菱一号館が所蔵するトゥールーズ・ロートレック
 の作品と、印象派を中心とするコレクションを持つ ひろしま美術館
 の作品群で行う特別展です。

 パリのカフェ文化から生まれた芸術家たちを追うことで、その当時の
 時代背景や、エコール・ド・パリといわしめたパリの様子を絵画や
 ポスターを通じて知ることが出来る展覧会です。
 私たちの馴染み深い作品も多く拝見することができ、今はもうなく
 なってしまった古き良きパリを思い起こすことができると思います。

 パリに憧れた多くの日本人も、この時代のパリに憧れていたのだと
 思います。
 
        
                       文責  野呂洋子
                       銀座柳画廊
                       http://www.yanagi.com
           03-3573-7075