2026年08月22日発行
柳画廊
『瀧口修造』
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今の美術業界を考える(その1149)
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瀧口修造 2026年8月22日
書くことと描くこと
アルチゾンミュージアム 2026年10月4日まで
アルチゾンミュージアムで瀧口修造の作品展示をやっているという
ことでしたので、拝見してまいりました。私にとって、瀧口修造
という方は美術評論家で、年々か前にBunkamura Museum でミロ展
をされたときに、やりとりの書簡を拝見して、面白い方だな、、、
と思っておりました。
この方は小林秀雄さんとも、同人「山繭」を通じてご縁があり
文章を通じてシュルレアリスムを日本に紹介した方でもあります。
小林秀雄さんも、日本に印象派を紹介した方として有名ですが、
この瀧口修造氏もシュルレアリスムをはじめとして、ダダイズム
やアンドレ・ブルトンなど、多くの海外の芸術家を日本に紹介
された方でもあります。
そういう方が描いた作品163点をアルチゾン・ミュージアムが
所蔵されているというので、拝見してまいりました。予想した
とおり、抽象絵画であり、サブタイトルに「書くことと、描くこと」
とあるように、言葉ではない人に伝える方法として描くことを
実行されたのだと思いました。
ご本人は1920年代にシュルレアリスムの影響のもとに詩作を
はじめ、1930年代から戦後にかけて、ポール・セザンヌから
同時代に至る美術についての施策と著述を重ねていく瀧口は「書く」
ことが中心でした。
その瀧口が1960年代に入ると、本人が「デッサン」と称する
造形作品の制作を始められ、今までは私も含めて、瀧口修造氏の
「書く」仕事を中心に拝見したものを、「描く」仕事を初めて
拝見する機会となりました。
抽象絵画でもありますので、評価はまだまだこれからですが、何
しろ今までは殆ど人の目に触れることの少なかったものですから、
あれだけの思想を持たれた方の作品にどのような評価が加わって
いくのか楽しみでもあります。
個人的には多くの人の影響を感じ取れる作品となっておりますが、
評価に関してはこれからも若い方々の反応を楽しみに、市場で
どのように評価されていくのかを期待したいと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075
今の美術業界を考える(その1149)
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瀧口修造 2026年8月22日
書くことと描くこと
アルチゾンミュージアム 2026年10月4日まで
アルチゾンミュージアムで瀧口修造の作品展示をやっているという
ことでしたので、拝見してまいりました。私にとって、瀧口修造
という方は美術評論家で、年々か前にBunkamura Museum でミロ展
をされたときに、やりとりの書簡を拝見して、面白い方だな、、、
と思っておりました。
この方は小林秀雄さんとも、同人「山繭」を通じてご縁があり
文章を通じてシュルレアリスムを日本に紹介した方でもあります。
小林秀雄さんも、日本に印象派を紹介した方として有名ですが、
この瀧口修造氏もシュルレアリスムをはじめとして、ダダイズム
やアンドレ・ブルトンなど、多くの海外の芸術家を日本に紹介
された方でもあります。
そういう方が描いた作品163点をアルチゾン・ミュージアムが
所蔵されているというので、拝見してまいりました。予想した
とおり、抽象絵画であり、サブタイトルに「書くことと、描くこと」
とあるように、言葉ではない人に伝える方法として描くことを
実行されたのだと思いました。
ご本人は1920年代にシュルレアリスムの影響のもとに詩作を
はじめ、1930年代から戦後にかけて、ポール・セザンヌから
同時代に至る美術についての施策と著述を重ねていく瀧口は「書く」
ことが中心でした。
その瀧口が1960年代に入ると、本人が「デッサン」と称する
造形作品の制作を始められ、今までは私も含めて、瀧口修造氏の
「書く」仕事を中心に拝見したものを、「描く」仕事を初めて
拝見する機会となりました。
抽象絵画でもありますので、評価はまだまだこれからですが、何
しろ今までは殆ど人の目に触れることの少なかったものですから、
あれだけの思想を持たれた方の作品にどのような評価が加わって
いくのか楽しみでもあります。
個人的には多くの人の影響を感じ取れる作品となっておりますが、
評価に関してはこれからも若い方々の反応を楽しみに、市場で
どのように評価されていくのかを期待したいと思っています。
文責 野呂洋子
銀座柳画廊
http://www.yanagi.com
03-3573-7075