2021年03月18日

柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第7回 ♪サとうようスケさん:シンガーソングライター (サックス奏者としての名義は、佐藤洋祐さん)

SatouYousuke

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◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

僕は大学卒業後、会社勤めをしながら音楽活動をしていました。7〜8年続けた後、会社を辞めて音楽に専念することになったのですが、そのときに感じた「24時間、音楽に打ち込める喜び」が、18年近く経った今も心の中にあります。また、こうして好きな音楽で生活できているのは、周りの方たちが支えてくださったおかげでもあります。だから「僕の音楽が役に立つなら、どんどん使ってもらいたい」という気持ちが常に根底にあるんです。特にWUUさんにはとてもお世話になっていますし、喜んで参加したいと思いました。

ジュークボックスといえば、忘れられない思い出があります。2008年、渡米してすぐのころに入ったセントニクスパブというジャズクラブに、ジュークボックスが置かれていたんです。
スカウトされ、その店で演奏の仕事をするようになったのですが、お店には多種多様な人々が出入りしていました。物乞いの人もいたから「生活の足しに」と、1ドルを渡したことがあるんです。そうしたら、そのままジュークボックスに投入しちゃった! 驚いて、どうして生活費に回さないのかと尋ねたら、「生活のために音楽を聴いている。音楽は生きるために必要だろ?」と。そういう風土、文化の国なんですね。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

社会的には大変な状況が続いていますが、自分自身に限っていうと、ボーナスチャンスでした。毎日、朝から晩まで、思う存分、練習できるという意味で。
僕は練習が大好きで、何も予定がなければ食事すら忘れて練習しています。アメリカでルームシェアをしていた友人と別々に暮らすことになったとき、友人が泣きながら言うんですよ。「ようすけさん、ずっと練習しているんだもん。なんで、そんなに練習できるんですか?」って。僕は好きで練習していただけだから逆にびっくりしてしまったのですが。

会社員時代は、練習したくても時間がとれませんでした。だから、練習時間があることは、僕にとっては喜びなんです。それに、練習も仕事といえば仕事のうちかもしれません。外で演奏するのが外仕事、家で練習するのは内仕事。練習すればしただけ気づきがあるし、たとえ少しずつでも、着実に成長できます。こんなに長期間に渡って練習時間がとれたことは過去にはありません。ありがたいことです。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

竹内まりやさんの『駅』をピアノ弾き語りで歌いました。
「サとうようスケ」というのは、僕が日本語で歌う活動をするときの名義なのですが、なぜこの活動を始めたかというと、アメリカなど海外でバックバンド奏者として活動をしていたとき「英語を話す人どうしが、英語の歌で心のやり取りをする」という場面を見てきたからなんです。僕は昔から洋楽が好きで聴いていましたが、それとはまったく別の世界がありました。歌がデバイスとして、人と人の心とつなぐ働きをしている――。だから帰国したときに、日本語の歌で同じようなことをしたいと思ったんです。頭で聴く音楽ではなく、心で聴く音楽といえばいいのでしょうか。僕にとって、それを可能にしてくれる歌のひとつが『駅』なんです。
初めは「ずいぶん暗い歌だな」と思いました。ところが歌ってみたら涙があふれてきて、途中からまるで歌えないんですよ。我ながら「なんてことだ!」と驚きました。

音楽は「愛」だと僕は思っています。テクニックも大事ですが、やっぱり愛が先。これからも、聴きにきてくださるお客様の愛に感謝しながら、僕も愛を届けていきたいと思います。

Youtubeの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Cmv1uvIwCqY&t=4s

Studio WUUでのライブが決まっております。
ご予約受付中。

20/21年 4月7日(水)
◾サとうようスケ(sax,vo,etc)
◾️中島孝弘(gt,vo)
 ● Open 19:00 Start 19:30
 ● 予約¥2500 / 当日¥2800 +ドリンク代
<ご予約受付中 (前日まで)>

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(2021年3月4日 聴き手/たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko)


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柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第7回 ♪二尾(にび)舞子さん:シンガーソングライター

NibiMaiko

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◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

実は、前からライブハウスで演奏動画を撮影して発信できたらなと思っていたんです。だから、お話を聞いて「やったー!」でした。ミュージックビデオを作るとなると大がかりになってしまいますが、ステージならカメラを3〜4台固定して撮ればそれほど大変ではないし、緊急事態宣言などでブッキングできないときでもライブハウスという場が生かせます。ミュージシャンにとってもありがたいことです。

ジュークボックスは、動いているところを見たことはないのですが、モノは見たことありますし何の装置かもわかります。今回の企画名、すごくいいと思います。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

ちょうど1回目の緊急事態宣言が出たとき、WUUでワンマンライブをする予定でした。それができなくなり、ほかのライブやイベントも全部なくなってしまって。「これからどうしたらいいんだろう」と、シュンとしていたところに、知り合いの音楽クリエイターから「この期間に、今、はやっている曲を舞子ちゃんがカバーして、Youtubeにあげてみない?」という提案をいただいたんです。「二尾舞子という名前を幅広く知ってもらうためにも」ということで。ふだんはギター弾き語りで、自分で完結して音楽を発信していますが、そのお誘いを受けてチームでの活動が始まりました。

カバー曲を決めたら、コード進行、構成、コーラスの入るタイミングなどを細かく分析し、自分たちなりにどう表現したらいいのかを考えていきます。当然、私の中からは絶対に出てこないようなメロディーや言葉、コード進行とも向き合うことになったのですが、その作業がとてもいい勉強になりました。ライブができない間、一緒に活動してくれたことも含め、本当にありがたかったです。

並行して、ソロの活動もしていました。コロナがなければ作らなかっただろう曲も生まれています。
きっかけはツイッターやSNSが荒れたことです。外出も人に会うことも制限され、ライブハウスも攻撃の対象となりました。つらいことも多かったし、やり場のない怒りを吐露したいという気持ちもわかります。でも、批判や不満ばかりの投稿を見ていたら、なんだか悲しくなってしまって……。特にミュージシャンの場合、例えば怒りをぶつけたいのは政治家に対してであっても、SNSでそれを読むのは、ファンや応援してくださる方たちです。いろいろ言いたい気持ちはあるけれど、考えてみたら誰も悪くはないし、音楽をやっているなら音楽で表現を――と考えて作ったのが『悪魔の倒し方』という曲で、コロナを「悪魔」にたとえてみました。
この曲を歌ったら、ライブハウスのスタッフの方が涙をぼろぼろ流しながら聴いてくれて。気持ちが伝わったことが嬉しかったし、作ってよかったと思いました。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

『だってしょうがないじゃん』は、私がしたいステージング、表情、歌い方、すべてを出せる曲です。
この曲ができるまでは、音楽活動を始めた初期の曲が「舞子といえばこれだよね」という評価でした。私自身は、ずっとそれを超える曲が作りたかったんですけど、なかなかできなくて。でも、1年くらい前にようやく出てました! 曲ってうんちみたいなもので、出そうと思って出せるものじゃなく、出るときには出るものだと思っているのですが、曲を作りながら「出た、出た、これだー!」って。自分でもすごく気に入っているし、応援してくださる方にも大好評です。今回は動画ですが、ライブでも歌います。ぜひ聴きにきてください。

Youtubeの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=AbK1BVzIc0E&list=RDAbK1BVzIc0E&start_radio=1

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(2021年3月5日 聴き手/たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko)


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2021年03月13日

柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第6回 ♪眞塩藍咲さん:シンガーソングライター

MashioAisa210313
◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

コロナの感染が広がってから、歌える機会がすごく減ってしまいました。そのような状況の中、撮影という形ででも演奏の機会をいただけることがとても嬉しくて、「ぜひ、歌わせてください!」とお返事をしました。
今、中学3年生で4月から高校生になるのですが、WUUさんには、小学3年生のときからセッションやライブ演奏でお世話になっています。感謝の気持ちでいっぱいです。

ジュークボックスが音楽を流す機械であることは、知っています。小学生のときに読んだ小説に出てきたのですが、何のことかわからなくて、そのときに調べました。何か気になることがあると、納得するまでとことん調べるタイプです。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

1回目の緊急事態宣言が出たときは学校も休校になりましたし、予定されていたライブも延期や中止になってしまいました。2020年の1月にレコーディングをして、出来上がったCDを春からのライブで販売しようと考えていたのですが、それもできなくなってしまって……。

でも、家でできることを見つけ、頑張っていこうと気持ちを切り替えました。曲を作ったり、CDのネット販売に挑戦したり。
もうひとつ、自分にとって大きな動きだったと言えるのは、Youtubeでのライブ配信を始めたことです。直接お客様の前で歌うことはできなくても、「とにかく発信していこう」と決め、毎週日曜日に実施してきました。今も継続しています。
おかげさまで、応援してくださる方、チャンネル登録してくださる方も、少しずつ増えてきました。
小さいころから歌うことが大好きで、時間さえあれば大声で歌っていたので、Youtubeにはそんな動画もあがっています。中でも、5歳の私がカラオケで歌っている動画は、再生回数が200万回を超えていて、自分でもびっくりです。

将来は、海外でも通用するようなアーティストになりたいと考えています。そのためにも、英語をしっかり勉強して話せるようになりたいですし、『アメリカズ・ゴット・タレント』というオーディション番組に出るという大きな目標もあります。コロナという状況の中でも自分自身の夢は見失っていませんし、『アメリカズ・ゴット・タレント』も絶対に出るつもりです。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

タイトルは『夕暮れ』で、コロナ禍で作った曲です。
私は、歌詞を書くことがすごく苦手なのですが、日常生活で感じたこととか、「これは題材になるんじゃないかな」ということをノートにメモしています。その中から、歌にしたいと思ったことを拾い上げて歌詞にするのですが、『夕暮れ』には、転校することになり、大好きだった友人と別れなければならなかった寂しさや悲しさを詰め込みました。
ちょうど中学2年生の終わりに引っ越しをして転校した私の実体験です。今後の音楽活動の幅を広げるために、家族と相談して都内へもアクセスしやすい地域へ移ったのですが、やはり別れはつらくて。友人にもこの曲のことを伝えたいのですが、なんだか恥ずかしくて、まだ話していません。

春からは、新しい生活が始まります。高校は、自分の好きな音楽活動に打ち込めるようにと、通信制を選びました。何歳になっても歌い続けていられるようになりたいですし、これまではできなかったことにも挑戦したいと思っています。
よかったら、ライブでの演奏を聴きにきてください。どうぞよろしくお願いいたします。

Youtubeでの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Ecm884EjeTg&list=PLV9TMWbKROQr7UGgUgubW8xWA0-ypb1Q3&index=6

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(2021年3月5日 聴き手/たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko)


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2021年03月12日

柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第5回 ♪秋山暁子さん:ピアニスト・作曲家

akiyamaakiko
◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

もうWUUさんとのお付き合いは、10年? 15年? 数えてみたら、それ以上になります。だから、オファーをいただくことは私にとって、家族や仲の良い友人から声がかかるのと同じような感覚なんですね。「ちょっと来てもらってもいい?」「はーい、すぐに行きまーす」という感じで、よほどの理由や事情がない限り、返事は「はい」。明確な理由があるわけではないんですけど、ごく自然にこの場にいます。

ジュークボックスがどんなものであるかは、映画で見て知っています。現物を見たことですか? 本物のジュークボックスだったかどうかはわかりませんが、それらしき物を見かけたことはあります。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

これまで当たり前にしてきた演奏の仕事などができなくなり、生活スタイルも活動スタイルも変更せざるを得ない状況となりました。そんな中、必然的に自分と向き合う時間が増え、「私は何がしたいのか」「どういうふうに生きていきたいのか」ということを、まっさらな状態で見つめ直すことができました。

例えば音楽でも、世の中にはたくさんの情報があふれていますよね。とてもステキなことなのですが、私の場合、そういう情報を反応的に受け止めてしまう傾向にありました。本当の自分の気持ちや表現したいことにふたをして、「得た情報のようであるべき」「それが、いいこと」みたいな。
でも、自分を見つめ直すことで、「実は私はこうしたかった」「私は、これが好きなんだ」「私はこれが美しいと思っている」と、ひとつひとつ整理することができたんです。結果として、自分にとって大切なものがはっきりと見えるようになりましたし、音楽で言えば、「世間の情報」というふたをはずして、より色濃く、純度の高い自分を表現できるようになったかなと思います。

一方で、新潟県に暮らす90歳の母とは、コロナのために会うことができなくなってしまいました。施設に入っているのですが、県外からの訪問は一切禁止となり、おととしの秋ごろからずっと会えない状態が続いています。
聴力が落ちているため電話で話すこともできず、唯一の連絡手段はメールです。でも、以前はすぐに返事がきたのに、最近は5回メールするとやっと返事がくるくらいのペースで……。母の近くにいる家族から様子は聞いているのですが、直接コミュニケーションが取れないだけに、不安が募ることもあります。母の年齢も年齢ですから時間とのせめぎ合いという感じで、早く会いに行ける状況になればと願う毎日です。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

私は、自然から受け取ったメッセージ、感情、考えなどをもとに曲を作ることが多いのですが、『凛風』では、生まれ育った新潟県村上市の空気や風から感じたことを表現しています。もう村上を離れて長くなりますが、学生時代に帰省すると、いつも故郷の風に「頑張りなさいよ」と言われているような気がしていました。優しく包むというよりは、背中を正してくれるという感じで、そのイメージをタイトルの「凛」に重ねています。

作ったのが2011年なので、もう数えきれないくらい弾いてきましたが、弾きながら思い描く故郷の光景や心情はそのときだけのもの。演奏も心情に合わせて変化します。
今回、JUKEBOXで弾いた『凛風』と、これからのライブで弾く『凛風』と、そのときそのときの私の風を感じていただけたら嬉しく思います。

Youtubeでの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Yw4G7_v5GVU&list=PLV9TMWbKROQr7UGgUgubW8xWA0-ypb1Q3&index=5

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(2021年3月2日 聴き手/たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko)


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柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第4回 ♪慈光さん:シンガーソングライター

jikou

◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

柏で生まれ育った僕が、「HIKARU」として音楽活動をスタートさせ、「慈光」になって今に至る、その成長のすべてがWUUにはあります。僕にとっては育った家であり、帰る家。WUUで歌うことが大好きだし、コロナで大変な状況の中、WUUが新しいことにチャレンジをするなら、絶対に一緒にやりたいという気持ちです。

ジュークボックスは、レトロなカフェで見たことがあります。この企画、時代を重ねてきたWUUらしいネーミングですよね。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

去年の4月、CD2000枚を携え、47都道府県を巡る旅に出るはずでした。CDを売り切り、柏に戻ったらメジャーデビューという流れだったのですが、コロナで旅は中止、先が見えない状態になってしまいました。だから、僕の夢・希望が絶えてしまったという意味での絶望感は、ずっとあります。
ただ、自分の目指すところが明確になったことも確かです。絶望という真っ暗闇になったからこそ、進むべき道が一筋の光となって差し込んできました。光の先にあるのは、武道館であり東京ドームです。誰もが言うことなので、これまでは口にすることが恥ずかしくもあったのですが、今は「夢を明確に言葉にすることは大事」だと思っています。

絶望の中で得たものは、ほかにもあります。
僕はずっと音楽1本でやってきたので社会人経験はないに等しいのですが、去年の暮れからガソリンスタンドでアルバイトを始めました。年齢的にアルバイトの中ではお兄さん、社員さんにとっては同年代という立場だからか、みんなが悩みや気持ちを打ち明けてくれるようになって。そうすると、誰の話もよくわかるし、そもそも「人間関係や職場環境をよくしたい」という点は同じ。なのに、うまく伝え合えないんですね。僕はストレートに言葉にする世界で生きてきたから、どうして言えないのかが不思議だったのですが、働くうちに、社会では言葉を選ぶことも、時には口にせずに飲み込むことも必要なんだと知りました。どんなに理不尽でも、お客様の前では頭を下げねばらないこともある――これは悩みもするし、心を病むこともあるだろうと。僕のファンは、社会に出て働いている方が多いのですが、その状況や気持ちが身にしみてわかるようになり、寄り添えるようになりました。これは、僕にとってはとても嬉しい大きな変化です。

実はアルバイトを始める前、僕自身も心がパンクして死がよぎり、2〜3か月ほど寝たきりの状態になったことがあります。その状態で、考えました。僕が生きていることで何ができるのか、誰が喜んでくれるのか。そのときにわき上がってきたのが「ファンのみんなに会いたい」という気持ちでした。僕はファンの皆さんのおかげで生きてきたんだと――。

アルバイトと心がパンクしたというふたつの経験が、音楽を続けていくうえでどれだけ大事だったか、今、再認識以上に痛感しています。
実際、それ以降の配信では、僕のトーク内容が変わりました。ファンの皆さんと共鳴し、寄り添えるようになったから、皆さんからの熱いコメントが止まらないんです。15分ほどで終えるつもりの配信が、気づいたら1時間以上になっていました。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

タイトルは「また会いましょう」。まずは自分が希望を失わないでいたいし、みんなも希望を失わないでいてほしいという、冒頭のサビにすべての思いを詰めた、コロナ禍でできた曲です。コール&レスポンスで盛り上がれます。
僕にとってファンの皆さんは、ファミリー。これからも、みんなで同じ景色を見ながら生きていきましょう!

Youtubeでの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=2lYqyKVfcp8&list=PLV9TMWbKROQr7UGgUgubW8xWA0-ypb1Q3&index=4

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(2021年2月24日 聴き手/たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko)


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柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第3回 ♪TOMOFUMInさん:ピアニスト・シンガーソングライター

TOMOFUMIn
◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

声をかけてもらえたことがすごく嬉しくて「絶対に参加する」と思いました。WUUに行ける、ピアノも弾けるって。振り返ると、ライブをしたり調律師としてピアノの調律をしたり、WUUに出入りするようになってもう18年になるんです。

ジュークボックスといえば、音楽仲間と「カバー曲メインで、いろいろ歌う」という企画のライブをしたことがあります。会場はWUUで、ライブタイトルを「JUKEBOX」としました。偶然ですけど、今回のWUUの企画と同じ意図ですね。
本物のジュークボックスで音楽をかけたこともあります。中学生のころボーリング場に行くと置いてあったので、そのころ好きだったビジュアル系バンドの曲を。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

今、クルーズ船でピアノを弾く仕事に携わっているのですが、ちょうど2019年の12月、中国でコロナの患者が出始めたころに横浜港を出港したんです。でも、船内はいつもと変わりませんでしたし、中国の港からもお客さんが乗ってきましたけど、船酔い以外は体調不良を訴える人もなく平穏な航海でした。
ところが、2月に船が横浜港に戻ってくると、日本でも騒ぎが大きくなっていて。近くにダイヤモンド・プリンセス号も停泊していましたし、僕の船でも朝・昼・晩、検温と体調チェックをするようになりました。「もしかしたら、このまましばらくは船で過ごすことになるかもしれないね。そうしたら、みんなでマスク作りでもしようか」と、スタッフやお客さんと話していたのですが、無事に下船できてホッとしました。
次の乗船が4月の予定で、その船がギリシャにあったため「3月になったらギリシャに飛んでピアノの調律をしておいて」と言われていたのですが、やはりコロナの影響で航海は中止に。ギリシャにも行かず、クルーズでの演奏もできないまま1年が過ぎたという状況です。
その間はライブもできなかったのですが、身内が車関係の仕事をしているので、その手伝いをしていました。コロナの影響で車の需要が高まったこともあり、大忙しです。音楽活動といえるのは、休みの日にYoutubeチャンネルで配信したことと、保育士の友人に依頼されて、保育園の園歌を作ったことでしょうか。インターナショナルな保育園なので英語も織り交ぜたかわいい園歌です。評判も上々で、お披露目にも行きました。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

『Ship Trace』という曲です。
Ship Traceは、「船跡」とか「航跡」という意味で、船が通った跡に残る波の模様のことをいいます。これがすごくきれいで大好きで、船に乗ると毎日、Ship Traceが見られる最後尾で過ごしていました。そうするうちに「この気持ちを曲で表現したい」と思うようになり、航海中に作ったんです。船内で披露したところお客様にも大好評でした。

クルーズの仕事は、毎日ピアノが弾けるし、たくさんの人に出会えるし、さまざまな場所に行けるし、自分の性には合っているみたいです。一度、航海に出ると、短くても数週間、長いと何か月も海の上にいます。だから、なかなかライブ活動もできないのですが、陸にいるときはWUUのピアノを弾きたいと思っています。そのときには、ぜひ会いに来てください。

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(2021年2月20日 聴き手/たいらくのぶこ
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2021年03月05日

柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第2回 ♪Megumiさん:シンガーソングライター

Megumi210200
◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

コロナの感染拡大以前はWUUでも定期的にライブをしていたのですが、昨年5月に配信ライブに出演して以降、ライブは控えてきました。演奏の場は、オープンマイク、自分のYoutubeチャンネル、自宅でのレコーディングなど。そういう状況だったのでJUKEBOXのお話はありがたかったですし、私にできることであれば協力したいと思いました。

ジュークボックスって、いろいろな音楽が聴ける機械ですよね? 使ったことはないんですけどレトロなカフェで見たことがありますし、映画では実際にかける場面を見ました。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

内面は変わっていないと思うのですが、行動面では、けっこう変化がありました。きっかけのひとつが、ソロ活動のほかにバンド活動を始めたことです。
ボーカルの方が脱退するというバンドにスカウトされ、正式に加入したのが2020年の3月、1回目の緊急事態宣言が出る直前でした。だから、加入はしたものの、ライブ活動はできない状況になってしまいました。ただ、バンドリーダーが「今できることをやろう」というスタンスの方で、メンバーが各自で録音したものを集約して音源を作ったり、配信ライブをしたりと、常に動き続けていました。音源は、CDではなくレコードなんですよ! そういったことが、ソロ活動のほうにも刺激をもたらしてくれました。
実は、前からソロのYoutubeチャンネルは開設していたのですが、どうも自分をアピールすることが苦手で、顔は出さないようにしていたんです。でも、ライブができない状況では、私の姿をお客様に見ていただく機会がありませんし、バンドに加入して「自分だけ顔出しNG」というわけにもいきません。そうした状況の中で「自分がこれからも音楽活動を続けていくために、きちんと顔も見せて発信していこう」と吹っ切ることができたのは、大きな変化だと思います。
前から作りたかった自分のCDも制作しました。自宅に機材を揃えてレコーディングして。今はライブでの販売ができないので、ネット販売の仕組みも作ったんですよ。「ピアノかギターを1日1回、必ず練習する」と決め、それも実行しています。
ライブはできませんでしたが、いろいろなことに楽しく挑戦してきましたし、「やっぱり私は音楽が好きで、私には音楽が必要なんだな」と気づかされた時間でもありました。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

ピアノ弾き語りの『Star』という曲です。
かつてアメリカに2年ほど留学していたのですが、そのときにオープンマイクというイベントを知って参加、帰国してからもオープンマイクを開催しているお店を見つけては足を運ぶようになりました。その中で、私のミュージシャン観が大きく変わり、生まれた曲が『Star』です。
それまでの私にとってミュージシャンとは、テレビの音楽番組に出るような人たちでした。ところが、オープンマイクには、もっと上手な人、魅力的な人がたくさん参加していて、衝撃を受けたんです。テレビのように人目には触れるわけではないけれど、こういう音楽の世界もあるんだと。オープンマイクで輝くたくさんの才能を、空に輝く無数の星にたとえて歌にしてみました。
私にとって音楽はライフワーク。長く活動を続けていきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

Youtubeでの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=W0QLHnAsyKQ&list=PLV9TMWbKROQr7UGgUgubW8xWA0-ypb1Q3&index=2

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(2021年2月20日 聴き手/たいらくのぶこ
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柏Studio WUU
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2021年03月01日

柏Studio WUU Youtubeチャンネル 『WUU JUKEBOX』演奏者インタビュー 第1回 ♪柳隼一さん:ジャズピアニスト

JUKEBOX _Interview柳 隼一

◆JUKEBOX企画に参加しようと思った理由を教えてください。

もう14、5年くらいになるのかな、ずっとWUUの阿部さんたちにはお世話になっています。その恩返しというか、協力できることなら、ぜひしたいなと。こうしてトップバッターとして登場できて光栄です。

ジュークボックスがどんなものかですか? 知っていますよ。数百だか数千だかのシングルレコードがセットされていて、コインを入れて曲を選ぶと、自動でかけてくれる装置ですよね。前に行っていた銀座のバーに置いてあって、100円だったかな、実際にコインを入れてビートルズをかけたことがあります! なぜJUKEBOXを置いていたのか、すでにそのお店はないので理由はわかりませんが、レトロなインテリアとして置いていたのかもしれないし、機械が大きすぎて処分したくてもできなかったのかもしれないし、どうなんでしょうね。でも、おかげでジュークボックスに触れるという貴重な体験ができました。

◆コロナ感染拡大、緊急事態宣言下での過ごし方、考えたことなどを聞かせてください。

ライブでの演奏ができなくなり、なじみのお店もいくつか閉店に追い込まれました。だから「もしかして自分も廃業か?」という不安が頭をよぎったことも事実です。就職活動をするにしても「履歴書に書けることがないぞ、オレ」とか。
ただ、こうして振り返ってみると、自分の演奏を見つめ直すいい機会だったなと思います。テクニックの底上げをはかるという意味でも。
具体的には、ジャズの根幹をなすアーティストたちの演奏を聴きながら、リズムの取り方など、その人の弾き方とまったく同じになるように演奏するという練習を、毎日のように繰り返しました。練習にここまで時間を費やすのは、いつ以来だろうというくらい久々のこと。そんな中、たくさんの学びや気づきを得ることができました。自分でも演奏が変わったことを自覚できていますし、聴く側もその変化を感じ取ってくれています。ライブ収入はありませんでしたが、これからの自分にとって、大きなプラスとなる時間でした。
余談ですが、最近、クラシックピアノを習っているんですよ。クラシックとジャズは、曲調などはまったく違いますが、タッチとか体の使い方とか、「ピアノを弾く」という点では共通することも多いんです。クラシックからの学びも、演奏には役立っているなと思っています。

◆JUKEBOX1曲目の曲について、思い入れやエピソードなどを聞かせてください。

1曲目は『B.E.』というオリジナル曲です。B.E.は、ジャズを代表するピアニスト、ビル・エヴァンスの頭文字で、彼の『Bマイナーワルツ』という曲の冒頭3音だけを同じにするという試みで作ってみました。自分にとっては、ビル・エヴァンスへのオマージュともいえる曲です。

ジャズピアニストの中にはオリジナルをかかない人もいますが、自分自身は大学の授業でもやりましたし、ビル・エヴァンス、チック・コリア、バリー・ハリス、ハービー・ハンコックなど、自分の好きなジャズピアニストは、みんなオリジナルを持っています。曲を作ることは自分にとっては自然なこと。
これからも、トリオやソロなど、さまざまなスタイルで皆さまに演奏をお届けしていきます。ライブの際は、ぜひ聴きにいらしてください!

Youtubeでの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=KqppyG5QwV4&list=PLV9TMWbKROQr7UGgUgubW8xWA0-ypb1Q3

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(2021年2月18日 聴き手/たいらくのぶこ
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2021年02月12日

安部恭弘 2020/9/11の渋谷PLPL、ツイキャスプレミア配信

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安部恭弘 スペシャル・エレクトリック・ライブ!
"GENTLE NOTE Vol.40 at Mt.RAINIER HALL"
〜 5th Album「tune box - the summer 1986 -」Complete 〜
(2020年9月11日に渋谷PLPLにて行われたライブをツイキャスプレミア配信@2/10)

出演=安部恭弘
バンドメンバー=重久義明(Key.)/木村万作(Dr.)/吉池千秋(B.)/伊藤ハルトシ(G.,Cello) 小泉信彦(Key.)/松田靖弘(Sax.)/浜田美樹(Cho.)/木戸泰弘(Cho.)

新型コロナウイルスの感染拡大により2度目の緊急事態宣言が発令され、ライブ開催もままならない――という状況の中、安部恭弘さん&スタッフさんの好意により、WUUツイキャスプレミア配信が実現しました! 「80年代シティポップ」「ライト&メロウ」「都会派」というキーワードで、必ず名前の挙がる安部さん。配信されたのは、1986年にリリースされた5thアルバム、名盤との呼び声も高い「tune box - the summer 1986 -」の曲をコンプリートした昨年9月の2回公演です。

配信について簡単に触れておきますと、「ツイキャス」というのはライブ配信サービスのことで、PC、スマートフォン、タブレット端末などで観ることができます。「プレミア配信」は、チケット制有料ライブ機能のこと。いずれもツイキャスサイトで手続きをして視聴できます。
ツイキャスの運営スタートは2010年なので、もう10年以上も続いているサービスですが、なんと私、今回の安部さんライブが、ツイキャス初体験。配信日の数日前に、指定されたURLにアクセスして手続きをしました。

そして、当日。1回目の公演が19時から、2回目の公演が21時からの配信でしたが、どちらも体があかず、リアルタイムでは観ることができませんでした。通常のライブでしたら「残念無念」と涙をのむしかないところですが、ツイキャスでは配信された内容が一定期間保存されます。(“アーカイブ配信”といいます)。しかも、その期間内であれば何度も視聴が可能です。というわけで、配信の翌朝、自宅のPCからツイキャスのライブ会場、第1回目の公演へとアクセスしました。

豪華なバンドメンバーを従え、エレキギターを抱えた安部さんがステージ中央に。スツールに腰かけた姿が絵になるなあ……と見始めて知ったのですが、第1回目配信の最初のほうでは、映像と音声が微妙にずれるというトラブルがあったようです。視聴していた皆さんのチャットコメントが残っていたからわかったのですが、WUUスタッフも素早く対応に動き、ほどなく解消されたようで安心しました。ちなみに、アーカイブ配信での視聴には、何も問題はありませんでした。

さて、ステージ上の安部さん。皆さんのチャットコメントにもありましたが、昔と変わらずスタイルがよくて、かっこよくて、心底楽しそうな笑顔でギターを鳴らし、次々と曲を披露していきます。1回目公演と2回目公演ではカメラワークが異なり、同じ曲が違う角度から楽しめた点も◎。ステージの臨場感も、まるごと味わうことができました。
さらに! ツイキャスにはツイキャスならではの一体感もあったのです。PCの前にいるのは私ひとりなのですが、チャットに次々にあがるコメントで、大勢の方が配信を楽しんでいる様子が伝わってきます。ひとりだけど、ひとりじゃない!
昔のライブのエピソード語りに「へえ」と思ったり、バンドメンバーへの声援に共に拍手を送ったり。映像がうまく観られないというSOSコメントにはアドバイスコメントもつき、お互いの姿は見えないけれど、大勢の人の心が安部さんを中心につながっていることを、しみじみと感じました。私はアーカイブ配信だったのでコメントを出すことはできませんでしたし、リアルタイムで視聴しながらコメントしなかった方もいらっしゃったはずですが、そういう人々も含めての一体感。これは、ライブ会場では味わえない新鮮な感覚でした。

もちろん、ライブ会場に足を運べればそれがベストです。でも、どうしても都合がつかずにあきらめるということもあるでしょうし、今回のようにライブハウスの営業が制限されること、集まる人数が制限されることも、今後、ないとは言い切れません。そのようなとき、配信という形で演奏にふれられるのは、それはそれで素晴らしいことだと思いました。なぜならば、本当に楽しい時間を過ごすことができたからです。
そんな場を提供してくださった安部さん&スタッフさん、WUUスタッフ、共にツイキャス視聴をしていた皆さまに感謝です。

映像配信は、提供元のサーバーや観る側の環境により、リアルタイムでは映像が乱れてしまうことも時としてあります。ブラウザを変えたり、アプリ視聴にしたりすることで対処できるというアドバイスもコメントされていましたが、アーカイブ配信で観賞することも、ひとつの方法かもしれません。それでも十分に満足できます。

最後に。
視聴していた皆さん、それぞれに思い入れの曲をお持ちのようでしたが、私個人は「SHO-NEN」が大好きで、PCの前でリズムを取りながら聴き入りました。コーラスワークもばっちりで、ステキでした。
そして。またWUUで安部さんの歌声が聴ける日を心待ちにしたいと思います♪

P.S.
このライブはツイキャスプレミアにて2/20まで購入/視聴可能。
期間中は何度でもご覧になれます。
この機会に是非。

ツイキャスプレミア配信 基本視聴料 ¥3000 +応援チケット (各ステージ) の購入先:
First time
https://twitcasting.tv/studio_wuu/shopcart/52039

Second time
https://twitcasting.tv/studio_wuu/shopcart/52047

文/フリーライター・たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko


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2021年01月16日

【1〜2月のWUUギャラリー nico-nabe】

nicoギャラ*****
写真は「光を意識すると変わる」と何かで読みました。同じものを同じ構図で撮影しても、光をどうとらえるかでまったく印象の異なる写真になるのだと。技術的なことですし、ある意味感覚的なことでもあるので、具体物を見ないと理解がぼんやりしたものになってしまいますが、今月のWUUギャラリーに並んでいる写真を目にしたとき、そのことがストンと腑に落ちました。
被写体も構図も素晴らしい、でもそれだけではありません。写真1枚1枚の中に、撮影者であるnico-nabeさんがとらえた「光」が生きているのです。「光」が被写体の周囲にある空気感、質感をとらえ、被写体の奥にひそむ何か――存在の意味合いだったり心情だったり――を伝えてくれます。
例えば、何枚か展示されているスノーモンキー。写真の題材としては決して珍しいものではないと思うのですが、これまで目にしたどのスノーモンキーよりも、サルが生きて迫ってきます。息遣い、ふんわりした毛の温もり、まるで目の前にサルがいるかのようです。
どうしてそう見えるのか、個人的に導き出した答えは、
「nico-nabeさんが、単なる“モノ”として被写体に目を向けるのではなく、自身の心を添わせ、命あるものとして向き合い、そのすべてを表現しようとしているからだ」
です。そして、それを成し得るためには、「光をとらえること」が不可欠なのだと。
ダイヤモンド富士の写真から「きれい」というだけではない力強い生命力や張り詰めた空気が伝わってくるのも、「そう考えれば納得できるな」と、ひとりうなずくわたしです。写真は、カメラを手にし、シャッターを押せば誰にでも撮影することのできるものですが、「表現」としての写真は、本当に奥が深いものなのだとしみじみ感じました。
ネコ、カモ、ハクチョウ、どの写真も、思わず抱きしめたくなる衝動にかられます。人間の思惑など関係ないところで自分の命を一生懸命生きていることを伝えてくれる写真、ぜひ、ご覧になってみてください。なんだか小難しくわかったようなことを書いてしまいましたが、必ず心に何かを残してくれます。

展示期間は2月28日までで、お気に入りの写真があれば購入することもできます。詳しくは店内の掲示をご覧いただくか、WUUスタッフにお尋ねください。
なおギャラリー観賞はいつでも可能ですが、お店が閉まっていることもあります。事前に電話(04-7164-9651)にてお問い合わせのうえ、お出掛けください♪

文/フリーライター たいらくのぶこ
https://twitter.com/no_booko


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