2009年07月

2009年07月21日

清水智子ピアノリサイタル(7/20)

ec2a711a.jpg清水智子ピアノリサイタル(7/20)
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Studio WUU人気定例イベントのひとつ『歌声喫茶・絆』。そのピアニストとしておなじみの清水智子さんが、ピアノリサイタルを開催しました♪ クラシックのピアノ演奏がWUUで聴ける機会って、あるようで意外と少ないかも? ということで、ワクワクしながら足を運んで参りました。

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クラシックの演奏会というのは、なにやら格調高く、足を踏み入れにくいというイメージがついて回るのですよね。確かにそういった雰囲気のリサイタルやコンサートもないわけではないのですが、会場となったWUUは、かしこまりすぎず、くだけすぎず。気軽にクラシックに触れるにはピッタリです。清水さんご自身も明るくフランクな空気をまとったかたなので、WUUの雰囲気と溶け合い、親しみのあるピアノリサイタルとなりました。
入場の際にいただいた詳しい解説つきのプログラムも、曲への理解と興味を深めるにあたって、嬉しい配慮でした。

さて、明るいふんわりしたドレスを身にまとって登場した清水さん。そのピアノの音色は、姿のままに、ふんわりとした美しさの中にかわいらしさが同居しているといったイメージです。妖精が弾いているみたいな。特にその感じを強く受けたのが、プログラムに散りばめられていた、ヨハン・シュトラウス2世によるウィンナー・ワルツです。
「暗い世相、ニュースが続く今だからこそ、ウキウキと華やいだ気持ちにしてくれるウィンナー・ワルツを多めに選曲してみました」と清水さん。ご自身の持つ明るさが存分に反映されていて、会場を優雅な幸せ色で包んでくれました。
『酒・女・歌』(演歌のようなタイトルですが、シュトラウス2世作曲、披露されたワルツのひとつです)では、エンディングに清水さんオリジナルのフレーズをプラス! 事前にお話があったので耳をこらしましたが、どの部分が清水さんオリジナルだったのかまったくわからないほど、見事な構成でした。
ほかに、ショパン、リスト、ドビュッシーなど、耳になじんだ曲を交えながら、アンコールも含めて20曲近い演奏! その中から印象に残った曲をいくつかご紹介します。

♪ワルツ「天体の音楽」(Op.235 ヨーゼフ・シュトラウス)
清水さんいわく「いつも、宇宙遊泳をしている気分で弾いている曲です」。その言葉どおり、自然のリズムが気持ちよく感じられるワルツでした。

♪「トルコマーチ」(K.V.333−No.3 モーツァルト)
モーツァルトの中でも、広く知られているマーチ。粒の揃った音階とダイナミックな和音の響きが好対照でした。

♪「幻想即興曲」(Op.66 ショパン)
冒頭「ジャーン!」の後、左手だけのイントロに右手が入った瞬間、客席から感嘆のため息がもれました。あの指の動きを目の前で見ると「すごい」の一言しかありません。

♪「ためいき」(3つの演奏会用練習曲より リスト)
速い動きのアルペジオの中から浮かび上がるメロディーが美しい曲。しかも、左右の手を交差させながら。清水さんの集中力がほかにも増して感じられた曲です。

♪「南国のばら」(Op.388 ヨハン・シュトラウス2世)
プログラムの最後を飾るにふさわしい名曲。ウキウキと弾む感じが、清水さんらしさを象徴していたのではないかと思います。

♪「雨だれの前奏曲」(Op.28−15 ショパン)
お客様のアンコールに応えて。優しい雨の音色が聴こえてきました。

以前「シュトラウス2世のワルツには隠れた名曲が多いんだよ」と人に聞いたことがあります。今回、演奏を耳にして「なるほど!」と、そのときの言葉を思い出しました。こういったリサイタルを通して新しい曲を知ることができるのは、音楽の楽しみのひとつ。
またこんな機会をぜひ……と、清水さん&WUUのオーナーにお願いいたします♪

フリーライター たいらくのぶこ
http://tararira.way-nifty.com/booko/
http://sky.geocities.jp/hanatohikaride/index.html


studiowuu at 01:24|PermalinkComments(3)TrackBack(0) ライブレポート