2010年08月

2010年08月08日

スポット企画 〜名曲うたセッション〜(8/7)

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8月のスケジュールにひょっこり登場した、スポット企画「名曲うたセッション」。「昭和40〜50年代の歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、1960〜70年代のポップスを中心とした名曲を歌う/演奏する/伴奏するセッション」だそうで、WUUセレクトによる譜面が用意されているとのこと。歌いたい曲がある場合は、見やすく書かれた譜面の持ち込みも可……という内容です。フォーク・ニューミュージックが大好きな私、いそいそと参加してみました。

会場に着いたらまず、自分が歌いたい曲、あるいは演奏・伴奏したい曲をピックアップします。自分のキーに合わせた楽譜を持参した人もいれば、用意された楽譜集をぺらぺらめくって曲を選ぶ人も。なんとなくカラオケボックスで選曲をしているような気分です。が! カラオケボックスと大きく異なるのは、バックが生演奏であることと、ステージに立って歌えること! なんてステキな企画なのでしょう。
WUUてっしー氏がピックアップされた曲を取りまとめ、ギター、ベース、ドラム、ピアノ・キーボードなど、演奏・伴奏したい人、できる人が随時ボーカルのバックをかためるという布陣にてセッションスタートです。
曲によっては演奏メンバーが「これ、知らない〜」というケースもありましたが、そこは、力を合わせて乗り切っていくのがセッションの醍醐味。ボーカリストの指示、曲を知っている人のアドバイスでレッツ・プレイ♪ ひとつの楽曲を「全員で作り上げていこう」という心意気、一体感、いいムードです。
ということで、演奏された曲の一部をご紹介しますと……。
「月影のナポリ」「ボーイ・ハント」「なごり雪」「卒業写真」「糸」「少年時代」「悲しき街角」「チャンピオン」「帰らざる日々」「池上線」「ブルーライト・ヨコハマ」「DOWN TOWN」「さよならをするために」「ハナミズキ」「太陽がくれた季節」などなど。邦楽、洋楽問わず、懐かしい名曲(ちょっぴり新しめのものも?)がずらりと並びました。
リアルタイム世代なら涙ものですが、もっと若い世代でも、曲を知らなくても、十分に楽しめました。実際、セッションには20代の若者も参加していたのですが、ノリノリで演奏していましたし。名曲、そして音楽によるセッションは(音楽に限らないのかもしれませんけれど)、世代を超えて人と人をつなぐ力があるのですね。
考えてみると、WUUでは、ジャズやブルース、ロック、フュージョン系のセッションは毎月定例で開催されているのに、歌謡曲やフォーク、ニューミュージック系のセッションはありませんでした。これはぜひ、定例企画として成立してほしいところ。てっしー氏をはじめとしたWUUスタッフも乗り気ですし、あとは、参加者の盛り上げ次第ともいえそうです。
1960〜70年代が「青春!」だった世代はもちろんのこと、「カラオケではなく生演奏で歌ってみたい」「気軽にセッションに参加してみたい」「名曲のよさを語り合いたい」「懐かしさにひたりたい」「むかしの曲から学びたい」などなど、それぞれの思いを胸に、集いませんか? ちなみに私は、次が開催されたときのために「ミスター・ロンリー」「僕にまかせてください」「帰らざる日々のために」をリクエストしてきました。よろしければ、ご一緒してくださーい! その前に、祈願開催、第2回「名曲うたセッション」ということで♪
企画へのご希望、曲のリクエストなどありましたら「お待ちしていまーす」とは、WUUてっしー氏よりの伝言です。どうぞよろしくお願いいたします。

文/フリーライター たいらくのぶこ
http://tararira.way-nifty.com/booko/


studiowuu at 18:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ライブレポート 

2010年08月03日

〜ピアノと鍵盤ハーモニカによる涼やかな夕べ〜 柳隼一(pf)/坂本剛(pf)はもけん(鍵盤ハーモニカアンサンブル)(8/2)

はもけんライブ
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ジャジーなソロピアノと、鍵盤ハーモニカアンサンブルのライブが開催されたWUU。勝手におしゃれなタイトルをつけてみましたが、実際、昼間の猛暑を忘れさせてくれる涼やかなひと時を過ごすことができました。

ジャズピアニストの柳さんと坂本さんは、音楽大学の同級生だとのこと。同じように授業を受け、同じように学んできたわけですが、当然ながら、演奏手法やスタイル、音へのアプローチのしかたや音色には、それぞれの個性が光っています。今回のレポートは、そのあたりを掘り下げてみることにします。

♪坂本剛さん
全曲オリジナルでの演奏を聴かせてくれた坂本さん。ジャンルでいうと、ジャズよりもニューエイジの香りを強く感じました。ダイナミックに和音を駆使しての「剛」(お名前の通りですね)と、優しい単音の「柔」が折り重なるような構成で、個人的には音のコラージュ作品を見ているような感覚に。
この日のライブはピアノがステージからおろされ、いつもとは違う場所にセッティングされていたこともあり、私がいた位置からは、両足の動きがよく見えました。そんなこともあり注目してしまったのですが、坂本さんの右足の動き、独特のものがあります。ペダルを踏み、リズムをとり、前へ横へと、実によく動くのです。どちらかというと、右足はペダル、左足でリズムを取る奏者が多いと思うのですが、坂本さんいわく「右足だけでするのが、クセになっちゃってるんです」とのこと。なるほど。ですが、クセは「らしさ」のひとつにもなりますよね。
演奏曲目の中で印象深かったのは、幼いころ自転車に初めて乗れたときの気持ちと、夕方5時になると鳴る鐘の音のイメージをミックスして作ったという曲。「日が暮れてさよなら」というタイトルだったと記憶していますが、自転車に乗れた喜び、風を切って走るワクワク感、暮れていく夕焼け空など、懐かしい気持ちをよみがえらせてくれました。

♪柳隼一さん
全曲オリジナルの坂本さんの向こうをはって……というわけではありませんが、柳さんは、自分流にアレンジしたカバー曲での演奏を披露してくれました。
坂本さんの演奏を音のコラージュとするならば、柳さんの演奏は、緻密に筆を運ぶ「音の水彩画」といった印象です。曖昧な余韻を残す繊細な音色。前回のトリオライブのレポートにも書きましたが、やんちゃな少年から青年へと移行していく心情が音に表われていると、今回も感じました。
それは、演奏する表情がよく見えたことも関係しているのかもしれません。今回、私は、柳さんと向き合う位置にいました。そんなところからじーっと見られて、柳さんは弾きにくかったかもしれませんが(今さらながら、ごめんなさい)、ピアノに対する気持ち、音に込める思いが伝わってきたのは確かです。
演奏曲目の中で「おお!」と思ったのは、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」。映画「魔女の宅急便」でも使われた大好きな曲なのですが、考えてみるとジャズのライブって、いわゆるJ−POPが演奏されることが少ないですよね。ジャズのルーツとも関係あるのでしょうが、スタンダードといえば洋楽ですし。そんなこともあり、新鮮で、なおかつおしゃれに耳に響いたユーミンでした。

♪はもけん
WUUを拠点に練習、活動をしている鍵盤ハーモニカアンサンブル楽団、はもけん。今回は、演奏10名、MC担当1名の総勢11名にて臨みました。(私もメンバーのひとりとして参加)
今回は、これまでのライブとは趣向を変え、壁に展示された絵をバックに演奏。陣形も2列にするなど新しい試みで挑戦したのですが、いかがでしたでしょうか。
ジャズピアニストさんの対バンということで、ジャズ風の曲を織り交ぜてみたり、休部中のメンバーが残した曲を演奏したり。みんなの気持ちがひとつとなって聴いているかたの耳に届いていたらうれしいのですが。

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ということで、今回はステージからおりて、ピアノもはもけんも、お客様と同じフロアでの演奏となりました。このスタイル、「演奏する側、聴く側に一体感、親近感が生まれてよかった」という声が多く聞かれました。照明、音響のことなども含め、WUUスタッフの配慮により出来上がったステージ。誠意のあるフレキシブルな対応あってこそです。
「今回のメンバーで、またぜひライブを」というお話も出ているようですので、その際には、どうぞ足をお運びくださいませ! 音に触れること、きっと様々なことを感じていただけると思います。

文/フリーライター たいらくのぶこ
http://tararira.way-nifty.com/booko/
http://sky.geocities.jp/hanatohikaride/index.html


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