岩手葛巻の田舎の石屋です。

 今回は、

 知ってるようで知らない、

 お墓・墓地のQ&A〜\(◎o◎)/!

 「卒塔婆」についてです。

 ●卒塔婆はおシャカ様のお墓

  おシャカ様が涅槃のおはいりになる前に、弟子のアーナンダに残された遺言があります。

  「アーナンダよ。悟りを得たブッダは、世界を支配する帝王がもっとも丁重に火葬をするように

  遺体を処理されるべきです。そして四つの辻にブッダのストゥーパを建てなさい。
  
  誰であろうと、そこに花輪、香料、顔料をささげて礼拝し、またこころきよらかにして信じる人々には、

  長い間の御利益と幸せが起こるでしょう。この道理によって、ブッダには、人々がかれのストゥーパ

  をつくってこれを拝むべきです」


  【ストゥーパ】は、古代インドのサンスクリット語で、漢字に音写して「卒塔婆」、約して「塔婆」、

  「塔」、「仏塔」ともいいます。おシャカ様のご遺骨=「仏舎利」を埋葬してお墓です。

  インド最古の現存ストゥーパは「サンチー第一塔」で、紀元前3世紀頃に、

  アショーカ王によって造築され、今は世界遺産にしていされています。
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  この遺言には大変、大事なことがあります。

  おシャカ様の礼拝供養には、花輪とお香と顔料ときよらなかな心をもって礼拝しなさい、

  という部分です。「顔料」はインドの風習でお墓をいつも綺麗にする塗料ですが、

  日本では「お水」にあたります。

  そして、二千五百年前からの古代インドのお墓参りと今日のお墓参りが、

  まったく同じ作法であることに驚かされます。

 ●ストゥーパの意味

  .譽鵐・石・土などを高く積み上げた場所

  △墓

  H承綏

  じ徳を集めた場所

  ザ〕椶鬚垢訃貊

  仏像がまだ無かった時代、「ストゥーパはおシャカ様そのもの」という信仰があり、

  人々はストゥーパでおシャカ様そのものを感じていたわけです。

  ちょうど私達がお寺で「仏像」を拝むのと同じ感覚で、当時からインドの人々は、

  ストゥーパを礼拝し供養していました。
 
  これは日本のお墓にも当てはまります。

  ●ストゥーパと日本のお墓

  石のお墓の「石塔」のうち、宝塔、多宝塔、宝篋印塔の傘の上部はストゥーパ上部の

  様式がそのまま採用されています。

  五輪塔や傘塔婆では、傘の上は相輪を省略して、宝珠だけです。

  これもストゥ―パの変形です。
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  またどの仏塔もみな、如来(仏様)をあらわします。

  お位牌型の三段のお墓も、かつては、必ず梵字一文字で仏様や菩薩を表す

  「種子」を最上部の竿石に刻字しました。

  これは三段墓が種子の仏様そのものを表します。

  今の家紋を入れる形式はどうなのでしょう・・・??  
                                石文社ー日本とお墓シリーズ「塔婆ってな〜に」より…