岩手葛巻の田舎の石屋、トラベリングです。
今回は昨年末に完成した記念碑の話、
イメージが繋がり自然と物語がかたちになっていきます。
いつまでも語り続け、未来へと繋がり続けなければいけない!!
昨年12月、
岩手県岩手郡 葛巻町立葛巻中学校創立70周年記念碑が完成した。
70年の長い年月の証、
この場所からたくさんの先輩たちが次の一歩へ歩み出していった・・・
たくさんの夢と希望を抱いて・・・
この話は数か月前の事務所で始まった。
葛巻中学校の校長先生が笑顔で事務所にぷらっと訪れた、
何か楽しい事があるような、
そんな表情と動き・・・
「葛巻町学校が今年70周年で、タイムカプセルでも作ったら面白いかも・・・」
と校長先生のテンションの高いアイディアが突然私に発表された。
「プラスチックの入れ物に生徒の手紙など入れて、石の柱を立てるというのはどう?」
即答で、その状態で土の中に入れると手紙は結露や水の侵入で
将来見えなくなる危険性が高いことを説明した。
なぜだろう、
このような話にはわくわくする不思議な力があり、
ついつい自分の想いやイメージが一気に湧きだしたのを覚えている、
そして引き込まれていく。
タイムカプセルなら、石と石を卵型を二等分し中をくり抜き、
その中に手紙を入れ、半分頭を出して埋めた以前の例を話した。
すると、校長先生も何かに引きつかれるように、
一気に湧きだしたのだろう、表情がまた変わった。
二人の会話とアイディア、コンセプトがジョイントしていくかのように
繋がり始める。
たまたま、記念碑で使った時の原石の残りの皮の部分があることを伝え、
それを記念碑として使えば、
タイムカプセルだけではなく、
空間は一気に広がりを見せる話を出したところ、
次の日には校長先生からイメージが届いた。
太陽系のアイディアが出てきた時には、
すぐ、半円の模様のある石がイメージ出来た。
そのことも伝えると、
どんどん非現実的な感性の完成イメージがふたりの頭の中には
出来上がっていってしまったのを鮮明に覚えている。
しかし、完成したその空間も完全にふたりの中で見えていた。
イメージが出来上がってくる流れと並行して、
石の準備は進めた、
実際、時間も無かった。
天候の状態もあり、この時期では最高の状態で完成し、
カプセルへの手紙を入れてほしかった。
自然石や図面の無いイメージ先行の今回の記念碑、
感覚勝負となった、
文字の配置、石の大きさ、石の色、全体的な流れ・・・・
他、悩む部分、確認したい部分は沢山あったが、
迷いはほぼ無かった。
なぜなら石にここに接着、ここに文字、ここは細かい星など書いてあるように見えたからだ。
それだけ集中力は高まっていた。
この惑星群、石の表情を見た時に絶対の自信もあったからだ。
完成前に中学生が流星や繋がりの細かい星になる石を張り付け作業をしてくれた。
自分たちが細かい石の輝きとして各年号の惑星を繋げていく。
まさに今回のものづくりの最大のコンセプトを請け負う部分。
その時の驚き、自信と満足そして納得の校長先生の笑顔は印象的だった。
設置場所もまったくの迷いは無かった、
ここ以外に設置する場所が無いと言ってもおかしくないくらいだったから。
私の物づくりの考え方は物語をかたちに、そして安らぎの空間の提案です。
今回のコンセプトは
●過去現在未来を繋げるもの
●物語をかたちに変え、語り伝えれるもの
●自分の立ち位置が確認でき、その先に見える笑顔のためのもの
手前側の2046年の惑星の中に生徒たちは30年後の自分への手紙を入れた。
1947年から、10年きざみの石の惑星、
奇跡的に現在の惑星の数も8個だった事は後から聞いて驚いた。
その惑星を繋げた、生徒たちの貼りつけた小さな石、
一つ一つ輝き続ける。
70年間の時代を繋げきっと30年間物語をかたり続けるでしょう。
生徒たちは時代を繋げる大きな役割を持ちました。
生徒たちの笑顔がたくさんの卒業生の皆さんの想いがこの記念碑を完成させた。
こんなに迷いのなかった事はめずらしい、
笑顔と想いの後押しが私の集中力を高め、体を勝手に動かした。
そして30年後、
この場でみなさんの物語を語ってくださいね、
楽しみにしています。
今回は昨年末に完成した記念碑の話、
イメージが繋がり自然と物語がかたちになっていきます。
いつまでも語り続け、未来へと繋がり続けなければいけない!!
昨年12月、
岩手県岩手郡 葛巻町立葛巻中学校創立70周年記念碑が完成した。
70年の長い年月の証、
この場所からたくさんの先輩たちが次の一歩へ歩み出していった・・・
たくさんの夢と希望を抱いて・・・
この話は数か月前の事務所で始まった。
葛巻中学校の校長先生が笑顔で事務所にぷらっと訪れた、
何か楽しい事があるような、
そんな表情と動き・・・
「葛巻町学校が今年70周年で、タイムカプセルでも作ったら面白いかも・・・」
と校長先生のテンションの高いアイディアが突然私に発表された。
「プラスチックの入れ物に生徒の手紙など入れて、石の柱を立てるというのはどう?」
即答で、その状態で土の中に入れると手紙は結露や水の侵入で
将来見えなくなる危険性が高いことを説明した。
なぜだろう、
このような話にはわくわくする不思議な力があり、
ついつい自分の想いやイメージが一気に湧きだしたのを覚えている、
そして引き込まれていく。
タイムカプセルなら、石と石を卵型を二等分し中をくり抜き、
その中に手紙を入れ、半分頭を出して埋めた以前の例を話した。
すると、校長先生も何かに引きつかれるように、
一気に湧きだしたのだろう、表情がまた変わった。
二人の会話とアイディア、コンセプトがジョイントしていくかのように
繋がり始める。
たまたま、記念碑で使った時の原石の残りの皮の部分があることを伝え、
それを記念碑として使えば、
タイムカプセルだけではなく、
空間は一気に広がりを見せる話を出したところ、
次の日には校長先生からイメージが届いた。
太陽系のアイディアが出てきた時には、
すぐ、半円の模様のある石がイメージ出来た。
そのことも伝えると、
どんどん非現実的な感性の完成イメージがふたりの頭の中には
出来上がっていってしまったのを鮮明に覚えている。
しかし、完成したその空間も完全にふたりの中で見えていた。
イメージが出来上がってくる流れと並行して、
石の準備は進めた、
実際、時間も無かった。
天候の状態もあり、この時期では最高の状態で完成し、
カプセルへの手紙を入れてほしかった。
自然石や図面の無いイメージ先行の今回の記念碑、
感覚勝負となった、
文字の配置、石の大きさ、石の色、全体的な流れ・・・・
他、悩む部分、確認したい部分は沢山あったが、
迷いはほぼ無かった。
なぜなら石にここに接着、ここに文字、ここは細かい星など書いてあるように見えたからだ。
それだけ集中力は高まっていた。
この惑星群、石の表情を見た時に絶対の自信もあったからだ。
完成前に中学生が流星や繋がりの細かい星になる石を張り付け作業をしてくれた。
自分たちが細かい石の輝きとして各年号の惑星を繋げていく。
まさに今回のものづくりの最大のコンセプトを請け負う部分。
その時の驚き、自信と満足そして納得の校長先生の笑顔は印象的だった。
設置場所もまったくの迷いは無かった、
ここ以外に設置する場所が無いと言ってもおかしくないくらいだったから。
私の物づくりの考え方は物語をかたちに、そして安らぎの空間の提案です。
今回のコンセプトは
●過去現在未来を繋げるもの
●物語をかたちに変え、語り伝えれるもの
●自分の立ち位置が確認でき、その先に見える笑顔のためのもの
手前側の2046年の惑星の中に生徒たちは30年後の自分への手紙を入れた。
1947年から、10年きざみの石の惑星、
奇跡的に現在の惑星の数も8個だった事は後から聞いて驚いた。
その惑星を繋げた、生徒たちの貼りつけた小さな石、
一つ一つ輝き続ける。
70年間の時代を繋げきっと30年間物語をかたり続けるでしょう。
生徒たちは時代を繋げる大きな役割を持ちました。
生徒たちの笑顔がたくさんの卒業生の皆さんの想いがこの記念碑を完成させた。
こんなに迷いのなかった事はめずらしい、
笑顔と想いの後押しが私の集中力を高め、体を勝手に動かした。
そして30年後、
この場でみなさんの物語を語ってくださいね、
楽しみにしています。