岩手葛巻の田舎の石屋、トラベリングです。

 今回は墓地点検の話、
 毎年気になっているんだが言葉で言えない事、
 いつかは綺麗にしなきゃが後回しになっている事、
 時間のせいにしてしまい次きたときで・・・
 春夏秋冬、一年の長い月日墓地は屋外にあり、
 いつの間にか時は経っていくものです・・・

リフォーム

『無常』、それは形あるもの必ず姿を変えていく事、お墓点検から見えてくる事とは・・・

 毎年、お墓に関する疑問や質問
 または相談を受けます。
 気になることは各家庭によって違いますが、
 電話などでは説明しにくかったり、
 何て言ったらいいかわからないと言う声が多く、
 そんな時には一緒に墓地に行ってみて『お墓点検』を実施。

 気になる個所が意外なところだったり、
 見えてこなかった場所があったりと、
 『お墓点検』からたくさんの事がわかってきました。

 よくある花立て筒の相談。
 「ねじ式を中入れ式に」
 なかなか言葉にして言いにくいものですよね。
 *ねじ式のラッパ型は接着しているので隙間から水が浸入し、
  冬凍結し壊れてしまう状態があります。
  よって、花立てに穴をあけ中入れ式にするという方法が取られます。
ファイル 2016-12-16 16 20 31ファイル 2016-12-21 9 48 31







 線香ローソクを立てる香炉の場合。
 なかなか香炉という言葉も出てきませんよね。
 「ローソクが消えちゃうので扉をつけたい」
 このような場合、
 どうしても日々屋外にある墓石なので壊れる危険性が高い石の扉。
 現在も結構な数、壊れたり、開かなかったりの障害があります。
 観音扉は特に危険。
 ローソクに網やガラスをつけるタイプをだったり、
 扉自体を交換可能な引き戸扉をお勧めしています。
ファイル 2016-11-21 15 50 52ファイル 2016-11-21 14 46 00







 文字の色が落ちて見えにくかったり、
 石の接合部のコーキングやモルタルが劣化して、
 水が浸入していたり。
 地震や凍結で結構危険な状態で有ることが確認できた例もあります。
 墓地を作ってからの年数は意外と把握できていないようで、
 20年〜30年経っているのも当たり前。
 よくよく点検で見かける外柵の接合部開き。
 内部金具の腐食や冬の凍み上がりが原因の場合も。
 昔の石は磨いていない状態のものもあり、
 コケなどの汚れ状態が取れない場合も・・・
P7052772P7052773







 ひどい状態になると、
 寒冷地の施工が出来ていない墓地で、
 施工して数年で状態が表れていた墓地もあります。
 知らない間になっていた・・・
 実は徐々にその現象は見えていたのです。
P7022765P7022767








 いざリフォームをと考えると実は新規で墓地を作るより
 金額が掛かるケースも出てきました。
 一度すべてを撤去し、基礎も解体して、
 何もなかった状態に戻してからスタートですから。

 ●このような要望からの墓地点検。 
  「耐震・免震仕様の墓石にしたい」
  「石塔やまわりの石が傾いてしまった」
  「外柵を作ったが、ボロボロになってきてしまった」
  「お墓のまわりをブロックで囲ったが、ボロボロになってきた」
  「花立てが壊れてしまい花が飾れない」
  「花をもっと多く飾りたい」
  「墓石の汚れを落としたい」
  「香炉がひび割れてしまった」 
  「草がボウボウになってしまっている」
  「石塔にひび割れ、角カケがある」
  「戒名がみえないのでみえるようにしたい」
  「新しく戒名を追加彫りしたい」
  「五輪塔を建て替えたい」
  「外柵を御影石でつくり替えたい」



 いつも浮かぶのが、
 お釈迦様の言葉で『無常』という教え。
 世の中にあるすべてのものは移り変わり、形あるものはいつか必ず姿を変える。
 物事の心理を示したものです。
 永久や永遠はありません。
 色々な条件で変わりますが。
 いつまでも綺麗で安らげる空間であってほしい墓地。
img_main 
 まずは『お墓点検』から
 気になるところ、そしてそれ以上の気づきを感じて伝えて頂きたい。
 守らている安心こそ、日々の笑顔に繋がります。

 *全優石「お墓点検」どうぞお気軽にお電話を!!
  −気になるを安心にー
  全優石 石のヤマカタ 0195−66−2292


 *お盆前やお彼岸前など込み合いますので、お問い合わせはお早めにお願い致します。