岩手葛巻の田舎の石屋、トラベリングです。

 全優石のアンケートから気になる結果が目に飛び込んだ。
 「子どもの情操教育に対するお墓参りの必要性」
 情操教育とお墓参り、
 そこには「供養経験」により「やさしさ」や「思いやり」育まれる重要な関係性が存在した。
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具体的に手を合わせ拝む・祈る行為が子どもたちの中にやさしさや思いやりを育んでいる!!

 まずは、良き聞く情操教育の意味は?
 ”情操教育(じょうそうきょういく)とは、感情や情緒を育み、
  創造的で、個性的な心の働きを豊かにするための教育、
  および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育の総称"


*wikipediaから引用。

 数年前に教育評論家の尾木ママこと、尾木直樹氏と、
 線香トップメーカーである株式会社日本香堂が共同で行った調査があります。
 〜『子ども達の「供養経験」「やさしさ」の関係性』調査〜
 
 ●調査対象ー全国 中学1年生〜高校3年生の男女生徒1,236名
 ●調査時期ー2015年8月
 ●調査方法ーインターネット調査
 ●調査内容の詳細は日本香堂のホームページをご覧になってください。
 ↓
 日本香堂ホームページ

 かつては日本中どこでも見かけた家族行事の眺めですが、
 中高生の墓参り『年に2回以上』30%、『年に1回』35%と、
 少なくとも年に1回は墓参りに行くのを習慣としている子ども達が
 3人に2人:65%と大勢を占め、習慣化されているようです。
 祖父母との死別という身近な人との別れが要因とも考えられます。

 習慣化している子供たちとそうでない子供たちとでは、
 意識化、内面化される供養の理由に大きな差が出てくる。
 「先祖に感謝の気持ちを表すため」
 「毎日の無事を祈るため」
 そのような理由の中で、
 『感謝』という言葉や行動、想いが自然と生まれていくのかもしれない。
 
 子ども達の中で、「先祖」をはじめとする目に見えない対象への感謝、
 墓参りといった習慣的な行為を通して意識化され、内面化される中で、
 他人へのやさしさや思いやりの心が育まれていくのでは・・・

 こんな研究結果もある。
 「大切な誰かを思うとき、心がその人への愛情にあふれるとき、
 脳内にはオキシトシンが多量に分泌されている」そうで。
 このオキシドシンが分泌されると癒しを感じるそうです。

 また、私たちの脳は、「他者との共生」ということを大きく志向しており、
 「人を愛し、人のために尽くすこと」に大きな喜びと幸福を感じるそうで、
 つまり、「祈る」という行為は単なる宗教行為として捉えられがちだが、
 脳の活性化や免疫力向上などにつながる有益で理にかなった科学的行為です。
 
 日々の生活の中で意識的に「祈る」ことで
 脳に「プラスの刺激を日々与えつづける」
 幸福感が高まっていくことは確かなようである。

 これらの事から習慣化していくお墓参りが
 『感謝』の心を育み、
 ご先祖様や身近な亡き人を想うことで癒され、
 人のための喜びや幸福を感じ
 脳の活性化や免疫力の工場へ繋がっていくのです。
 『やさしさ』『思いやり』が自然と育まれていくのです。
 「お墓参り」と「子どもの情操教育」は大きな関係性があります。

 ※一部、日本香堂より引用
 ※一部、日本石材工業新聞より引用。
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 お墓の形、年代別によっても子どもの情操教育への関心は変化があります。
 *2016年全優石アンケート引用
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 日本伝統の文化、「お墓参り」の習慣が
 自然と情操教育の場として、
 教科書や口頭での教育には無い事が伝わり、育まれ、
 次の世代へ繋いでいるのですね。