岩手葛巻の田舎の三代目石屋、トラベリングです。

  良くこんな話を聞きます。
  「生前に自分のお墓を建てるのは良くないらしい・・・」
  「縁起が悪く、早死にするらしい・・・」
  皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
  実はこれ、全て迷信なのです。
  生前に建てる事はいいことなのです。
  今回はそのメリットについて考えてみました。
寿陵

生前墓(寿陵)は縁起がいい事なのです、その5つのメリットとは?
  生前に建てるお墓の事を『寿陵』(じゅりょう)と言います。
  自分たちで準備することで、時間をかけ納得のいく墓地空間を想像し、
  作り上げていく傾向は増えています。
  
  ●さて『寿陵』とはどんな意味なのでしょう。
   生きているうちに自分のお墓を建てることを寿陵といいます。
   もともと中国で始まったもので、縁起の良いこととされ、
   長寿を願い、生前にお墓を建てる習慣です。
   古くから「長寿」・「家内円満」・「子孫繁栄」の3つの徳があると言われています。
   寿陵の「寿」という文字は、「じゅ」と読み、長寿・長命など、
   いのちを長らえるという意味で使われています。
   また、「ことぶき」と読むときには、祝いごとを表しますね。
   中国の秦の始皇帝や歴代の皇帝は寿陵を建設しています。
   日本の古墳も寿陵となっていて、
   聖徳太子をはじめ昭和天皇も寿陵を立てていた記録が残っているそうです。
   なんと、エジプトのピラミッドも寿陵として建設されています。
 
  ●『寿陵』の5つのメリットとは?
   1:縁起がいい
    家に幸せをもたらし、長寿が約束されるといわれ、大変おめでたいのです。
    功徳がもたらされます。そして「功徳」はさらに、子から孫へと残すことができ、
    未来の繁栄と幸福につながると言われています。

   2:納得のいくお墓を自分で考えて建てることができる
    もし「身内で亡くなり、急いでお墓を用意しなければ・・・」
    となった時にはバタバタしてしまいます。
    落ち着いた、ゆっくりの時間で墓地を見て回ったり、
    墓石のかたちや石の種類などを考える事が出来ます。
    墓地は安らぎの空間です、墓地の敷地にあったレイアウトや
    動線なども図面やCGを作ってもらいイメージする事が出来ます。
   
   3:楽しみながら家族全員で相談することができる
    家を建てる時もそうですよね?
    家族と相談しながら、いろいろな意見を合わせながら、
    家族の物語をかたちにしていくわけです。
    次の世代へ繋げる準備にもなりますし、
    家族の想いを再確認する事が出来ます。
    特に離れて暮らしているとなかなかゆっくり話す事が出来ないですから、
    お墓を作る事をきっかけにたくさんの思い出話も出来ます。

   4:次の世代に負担がかからない
    いざという時色々と負担がかかるものです。
    次の世代に繋がっていないと対応が大変な状況は多いものです。
    子供たちに負担を掛けたくない、そんな思いの方も多いです。
    相続税の対象にはなりませんし、固定資産税などもありません。
    準備をしておいて悪いものではありませんよね。

   5:想いや物語のかたちが出来、『安心』を得る事ができる
    やっぱり、『安心』が得られる事が一番ではないでしょうか。
    「自分の入るところが見れて良かった・・・」
    「いつかは準備しておかなければいけないと思っていた・・・」
    「みんなに見せたい・・・」
    などなど、
    寿陵をなさったお客様には安心の笑顔が!!
    「安心」こそがこれからの日々の活力や笑顔に繋がります。
    建てた後のメンテナンスももちろん大切ですし、
    「墓守」という管理・掃除・点検サービスも始まります。
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  ●最後に寿陵墓を作るタイミングとは?
    さて、寿陵の良さはわかったけど、いつ準備し建てたらいいんだろう?
    そんな疑問が湧いてきますね。
    いままでの例をあげてみました。
    ・定年などの人生の区切りで色々お墓を見てまわった。
    ・付近の墓地で墓地工事をしていたから。
    ・家族や息子たちにいわれたから。
    などなどきっかけはさまざまです。
    
   *「このブログを読んだから」これもいいタイミングかもしれません。
    お墓の事が浮かんだら相談してみるのもいいかもしれませんね。
    
   家族みんなで家族の想いや物語をかたちにし、
   『安心』を手に入れてください。