岩手の田舎の3代目石屋、トラベリングです。
 
 「墓地の点検をお願いします。」
 「ちょっとお墓がズレて気になってるんです・・・」
 そんなお電話から始まった、 
 今回の『墓地点検』
 そして、墓地リフォーム・修理。
 現在の状況は言葉で表現しにくいもの、
 だから、現地で墓地点検が、
 お客様の不安を少なくしていきます。
 なぜ?
 なぜ、こんな状態になっていったのか、
 その原因も大切です。
リフォーム・修理

墓地点検!!墓地リフォーム・修理のすすめ(#^.^#) 
石のヤマカタ

 それでは、  
 施主様立ち会いのもと、
 「墓地点検」をさせていただきました。
 パッと見は気にならないものですが、
 じっくり見始めると、色々な状態が見えてくるんです。
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 施工して25年以上経過しています。
 墓地外柵(墓地を囲む石)の大きな開き、
 墓地内の地盤沈下が大きく、
 基礎もかなり壊れている状態。
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 経年劣化ではありますが、
 冬の凍結、墓地内の土の膨張、
 水の侵入と上からの圧力による開きなどが考えられます。
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 後ろの状態がひどいですね。
 簡単な応急処置として、
 石を押して接着で直りますが、
 数年後また水が浸入し開き始めるでしょう。
 墓地内の表面沈下も気になります。
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 そこで、
 施主様は完全修理を決意。
 全てを外し、
 基礎からやり直す決意をし、
 工事へ向かいます。

 根掘りの段階で、
 墓地下に水を溜め込まないように、
 砂利で空気の層を多くつくります。
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 基礎工事、
 型枠・鉄筋と強固な基礎づくりを。
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 外柵を工場で修理したのち、設置へ。
 以前は入っていなかった、  
 ステンレス製の金具で石を固定。
 石とコンクリートはくっつかないために、
 石に打ちこんだアンカーボルトにより、
 コンクリートへの固定のきっかけを作ります。
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 さまざまな部材が欠けていましたので、
 できるだけ工場で再加工、修理を行います。
 納骨堂も御影の石に交換いたしました。
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 そして、
 墓地完成。
 根石(外柵1段目の石)は薄すぎて使えなかったため交換。
 灯篭も角が危険だったために丸く再加工。
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 階段ステップにも滑り止めを入れ、
 墓石本体、旧墓石も綺麗に掃除させていただきました。
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 気になり、
 どうしたらいいか、
 どう説明したらいいかわからなかった、施主様。
 安心は笑顔に変わり、
 安らぎの空間へと変わっていくのですね。
 今後も状態を確認していきます。
 これからも宜しくお願い致します。

 今日という大切な一日に感謝しながら、
 笑顔で素敵な1日をデザインしてくださいね〜(#^.^#)
 日々感謝・日々笑顔!!
 
  家族を笑顔にする、安らぎの空間はここにあります→石のヤマカタです!!


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