書籍「いたずらフェレットは容疑者」読了。フェレット度低し☆

  • author: su_da_chi
  • 2007年09月13日

いたずらフェレットは容疑者 [ペット探偵2] (ランダムハウス講談社 シ 2-2 ペット探偵 2)


書籍「いたずらフェレットは容疑者」 リンダ・O・ジョンストン・著 片山奈緒美・訳 ランダムハウス講談社・刊を読了。
いたち飼いとしてはこれは読むべきだろう!と思って、タイトル買い。
基本はペット探偵シリーズの第二弾なので、第一弾を読んでからの方が良かったんでしょうが、いきなりこの第二弾から読み始めました。
とりあえずは大した不自由もなく読めました...が、第一弾を読んでいた方が細かい人物関係とか、名前と役柄、背景などを頭に入れやすいんで、第二弾から読むのはやっぱり邪道な気はします(^^;


物語の主人公はケンドラ・バランタイン、彼女は弁護士なのだが、現在一時資格停止中(このへんは第一弾での事件の影響らしい)。彼女は現在自宅であった高級住宅をリアリティ・ショー出演で一躍有名人となったシャーロット・ラヴァーンと彼女の恋人ユル・シルヴァに貸している。
ある日、その貸出中の自宅に、ハマーが衝突、読書室の壁を壊してしまった。事故を調べようと借家人のいない自宅へ立ち入ったケンドラはそこでフェレットを発見してしまう。
物語の舞台であるカリフォルニア州ではフェレットの飼育は禁止されている。資格停止中とはいえ弁護士のケンドラは、借家人にフェレット飼育を止めるように申し出るのだが借家人との話し合いは平行線のまま。
そんな借家で催されたパーティの翌日、ケンドラは再びその読書室で、今度は死体を発見してしまうのだった。そしてその死体に群がるフェレットが...!!

こんな感じの話です。
私はどうしてもフェレット飼いなもので「フェレット出てこーい!もっとフェレットに話題が集中しろ!!」と思いながら読んだのですが、そもそもケンドラが飼っているのがキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルで、犬中心なことと、フェレット飼育が禁止されているカリフォルニアが舞台ということで、登場人物達もフェレットへの知識がまったくない人達ばかり☆飼主もそんなに薀蓄を述べるようなシーンもないですしね(^^;
読んでみても「んな風にフェレットが人を殺すかよ!引っ掻くかもしらんけどそこまで恐がるなよ!!」と思うんですが、地域の人誰もが知識がない、という設定なのでこういう状況でも無理はないかもしらんです...が、この本にはこういう「要素」的な使い方しかなかったのでフェレット度は低かったですねぇ〜☆最後の最後だけちょっと活躍しますけど。

フェレットを堪能するには、作中に出てきた「スレドニ・ヴァシュタール」なる短編の方が面白いのかな?とか思ったりしますがどうなんでしょうね?いたち飼いとしては、また後日これもチェックします。



この本の中に出てくるフェレットの説明に関して、こういう風に書かれるとフェレットは害悪みたいな印象を植え付けないかちょっと心配。ちなみに日本に輸入されるフェレットの大部分は避妊・去勢済みなので生態系への影響はそれほど深刻ではないと思われます(が、アメリカではそうでもないかもね)
あと、ちょっとした血は流れることはあるかもしらんが、当然、人間を死に至らしめるには相当な時間と労力が必要。犬が人を殺すという方がよっぽど可能性が高いと思う。(違うかな?)服をズタズタにするってのもかなりな時間&布食いさんくらいだと思う。
あとどうでもよいけれど、私の主観では、普通フェレットの鳴き声はそんなに甲高くはないと思う。興奮してククッとかググッとかは言うと思うけど、そもそも滅多に鳴かない。そのへんわかっててこの話書いてるかな?という気がする。(噛まれた☆とかでウキュキュキュキュッならあるかもしらんけど犬が近づいたくらいでは鳴かないでしょう。)
まぁフィクションの話にそこまで突っ込むのもヤボな話ですが...フェレ飼いのたわごとですよ。


で、フェレット飼いではない、読書人としての感想はというと...驚くことに、
翻訳小説っていつから読んでないんだっけ?
という感じ。
特に、古い海外作品なら読んだ記憶もあるのですが、現代モノってのは、冗談抜きで10年とかそれ以上読んでないかもしれない。
その分読み辛かったですね〜〜☆作品のせいじゃなくて(たぶん)
そもそも登場人物がカタカナですからね、どれも。
最初のうちは誰だっけこれ?と思うんですが、その「誰」が人間じゃない場合も多くて(^^;;;何せペットですからね、カタカナ名前も大量です(後でだんだん慣れてきますけどね)

あとはケンドラやシャーロットのメリケン女性のフェロモンたっぷり生活はどうにも慣れない...ケンドラとジェフの恋の行方よりもフェレット達の行方を教えてくれ!!とか色気のないことばかり要求してましたよ、私は(^^;;;

ただ、大きなこの殺人事件というものを軸として、試験を抱えたケンドラにあちこちから余計な相談事が降りかかって、さらにプライベートまでガタガタ☆というだんだんと追い込まれて追い込まれて、そこから巻き返していく、という話作りは悪くなかった。だから後半になるにつれ、読むスピードは加速していった感じかな?
ただちょっとあれこれの寄り道が、フェレットメインの本を期待していた私には少々辛かったんですけどね(^^;;;
たぶん、犬好きとか、現代海外推理モノとか好きな人には気にならないと思います。

とりあえず、フェレット好きの方でこれを読もうと思う人は、フェレットに詳しい人が書いたわけではないことを念頭に、そんなに期待せずに読むことをお薦めします。
ただ、各章の数字の下にフェレットのシルエットが印刷されているので、それはかわいいので、その分は堪能できるとは思うんですけどね。

期待したものの、案外とフェレット度は低かったです☆

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