伊藤潤二先生の猫漫画「よん&むー」が素敵すぎる。

  • author: su_da_chi
  • 2008年07月31日

猫・ネコ・ねこ!!!~人気漫画家の実話猫マンガ! (KCデラックス)

漫画「猫・ネコ・ねこ!!!」講談社・刊(描いてる漫画家さんはリンク先で確認して欲しい。18名いる。表紙は須藤真澄氏ではないかと思ったのだが、彼女の作品は収録されてないです。違うのかしら?)の一個目に収録されている
伊藤潤二先生の「よん&むー −あるホラー漫画家に迫り来る呪い?!−」2編が素晴らしすぎるので、
本当は他に読み切った漫画の感想を先に書く予定だったんですが、それらを押しのけて!
他の漫画の送料調整に注文した本だったにも関わらず!!
先にこの伊藤先生の作品だけピックアップして感想を書いてしまいます。

必読です!!!

...が、いずれ単行本化予定だそうなので、それを待つも良し、それまでにどこかで立ち読みとかでもOKかと思います(^^;

いやぁぁぁ〜〜。
正直なところ、昨今猫ブームなのか猫漫画も多数出版されているので、伊藤先生の猫漫画が掲載されているとはいえ、こんなの買う必要あるかな?と思っていたのですが...

私、伊藤先生の技量を見くびっておりました☆

冒頭の伊藤潤二先生の漫画を読んで、ああ、これを読めただけでも買う価値アリ!と思いましたね。素晴らしいです。
こんなので引き合いに出すと申し訳ないんだけれど、その後に同じくホラー漫画家の御茶漬海苔先生の漫画が掲載されているのですが、御茶漬先生のは、ああ、猫好きなんですね〜。そんなこともあるんですか、そんな方なんですね、と、漫画家さんの素顔と猫のほのぼのさを堪能できるのですが(これはこれで嬉しいものですけどね)、伊藤先生のは、

実話ものなのに間違いなく伊藤潤二漫画ですよ!!!!

という感じで、もう素晴らしいです。
期待以上というか、期待してなかったのにこの雰囲気、この禍禍しさ。
たまりません。

ちなみに、婚約者さん(今は奥様ですよね)ですら、この描写ですけど、こんな扱いでご家庭は大丈夫なんでしょうか?(^^;
さらにはご自分を「J君」と表記して、フィクションな人物像っぽくされてますけど、そのまんま双一君を大人にした感じのキャラですよね。目が血走ってるし。猫を目の前に欲望に支配されるこの狂った恐ろしい目つき!!!
うはーーー伊藤漫画ですよ!!
ほのぼのな情景であるはずなのにシッカリホラーしている!
さらには呪い顔のよんの描写がたまりません。

もう、とにかく読んでみてください。

猫好きの方は、猫を前にして理性を失ってしまう自分の姿が見事に投影されていることでしょう。

とりあえず、世の中に数多く猫漫画が排出されているこの頃ですが、

伊藤潤二先生の漫画が最高です。

間違いありません。
でも、オーソドックスな猫漫画好きには薦められないかも?(ボソッ)
とりあえず、世の中の猫好き、伊藤潤二漫画好きは必読です。
わたしゃ単行本化の際にはシッカリ購入しますぜ。


※2009/3/13(金曜日)単行本を購入読了しました。感想はこちら:
漫画「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」読了。

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