黒龍江省中露博覧会で260件の合作プロジェクト締結
朝鮮族ネット(黒龍江新聞 2014年7月7日)
商品展示、ビジネス活動、外交事務と人的交流など多様な内容にて繰り広げられた第1回中露博覧会および第25回ハルピン国際経済貿易商談会が4日、幕を下ろした。

今回の博覧会期間中、5000人に達するロシアのバイヤーをはじめとして、67の国と地域から1万 1000人余りの国内外バイヤーが訪ねて来た。

15社の企業、36人を率いた北朝鮮展示チームの関係者は、"博覧会期間中、健康薬品、食品と朝鮮画、韓服をはじめとする多くの製品が歓迎され、たくさん販売された"としながら、 "黒龍江省商会で5日、北朝鮮代表団と会談を持ち、ハルピンに北朝鮮で作った商品を専門的に展示出来る北朝鮮展示場を開設したいという意向を表明した"と明らかにした。

今回の博覧会で、外国参加業者のうち最も多い数である134の業者が参加した韓国展示館でも、5日間、常に人波が最も多く集まり、最後の日である4日には分厚い札束を数えている 韓国参加企業等の姿をあちこちで見ることが出来た。

黒龍江省展示事務局で入手した情報によれば、7月4日まで今回の博覧会期間に黒龍江省は合計31億 5000万ドルに達する輸出契約を締結、260件の経済および技術協力契約を締結し、 契約した外資利用額と外省資本利用額は683億 3500万元に達する。

統計結果を見ると、展示会の期間中、合計49の行事を開催、そのうち中露の副総理が出席した屈指の企業と大きなプロジェクトが5つに及び、中露両国の政府部門で交渉して確定した ビジネス行事は13件となり、黒龍江省がその他の都市と共同で開催した行事は31件に達する。

今回の博覧会期間中、28万人が展示場を訪ね、そのうち外国政府、経済貿易体および華僑代表団が176に達し、ロシア、韓国、アメリカ、カナダなどの国と地域の150人専門家、学者が 会議に参加した。

同時に博覧会期間中、多彩な文化活動が行われ、ハルピン市内の商店街は営業時間を延長、2014平和の光韓中縁文化祝祭をはじめとする文芸公演および芸術交流行事が39回行われた。
http://www.searchnavi.com/~hp/chosenzoku/news13/140707-2.htm

●黒龍江ニュース 2014.7.17〈№67〉○第1回中国-ロシア博覧会閉幕(新潟県大連経済事務所)
http://www.nico.or.jp/dalian/heilongjiangnews1.html#HN67

それから、ロシアから延吉を訪れる観光客の増加に伴い、中国長春―延吉―琿春―ロシアウラジオストックを結ぶ国際輸送鉄道が再開されるそうです。

延吉⇔ロシアの旅客輸送鉄道が運営再開
中国吉林2014-07-17 15:12:00   (  出所: 吉林省政府ホームページ )
延吉市は7月17日、「中国長春―延吉―琿春―ロシアウラジオストック」との旅客輸送鉄道の運営を再開した。法定祝日・休日以外に、毎日午前9時に延吉から始発する。

この国際輸送鉄道は2010年11月28日に開通したが、長距離、運行時間長、市場ニーズ低下など起因で、運営半年後に中止し、中止期間が2年となった。現在、延吉に訪れるロシア観光客の増加に伴い、運営再開を決定した。旅客輸送会社は延吉―長春、長春―延吉の旅客を目的地までの輸送を担当する。

一方、延吉―長白山北観光地の旅行バスは7月18日に開通する。往路は毎朝5時に延吉から始発し、復路は15時に長白山北観光地から延吉市に出発する。この線路は、延吉から出発し、途中に二道白河に降りて、タクシ又はマイカー利用し長白山観光地に到着する伝統的旅行線路の代わりに運営し、観光客に便宜を図った。
延吉
http://japanese.jl.gov.cn/xw/201407/t20140717_1700666.html


この地域での中露朝3カ国をつなぐ観光資源開発はUNDP大図們江イニシアチブ(GTI)が以前から力を入れていましたが、これも功を奏したのでしょうか。

琿春、対ロシア観光が活況、観光収入5.9億元
朝鮮族ネット(吉林新聞 2014年7月10日)

琿春市は国際観光合作を強化し、東北アジア多国観光の新モデルを積極的に探求、対外通路を円滑にして対ロシアの多国観光を加速化している。

集計によれば今年1月-5月、琿春市は観光客を延人数で31万 7000人受け入れ、前年同時期に比べて14.1%増加した。 そのうち出入国人数は延人数で16万 5000人、前年同時期に 比べて5.9%増えた。 国内観光人数は延人数で15万 2000人、前年同時期に比べて24.6%増加。 観光収入は5億 9000万元で前年同時期に比べて23%成長した。 ロシア入国観光客は 4.3万人、琿春通商口を通じた出国人数は4.6万人に達した。

そして対ロシア多国観光の実効性を効果的に拡大し、影響力を向上するため、琿春市は各種の展示会舞台を利用して琿春の観光資源を幅広く推薦紹介し、 新しい観光客の根源を育成した。

3月11日、琿春で開催された中露朝図們江地域観光庁(局)長円卓会議で、各国の代表は中露朝多国観光コースおよび東北アジア多国観光コースなどの問題について 広範な交流を進め、観光コースの完備、およびこれに関連する交通、通関の利便などの問題に関連して共通した認識を持った。

4月15日、琿春市では吉林省内の旅行社を組織して、ロシアのハサンへ行き、琿春―ハサン国境観光コースについて現地視察を進め、ハサン地区の観光資源、宿泊環境などについて 調べ、観光企業の琿春―ハサン国境遊覧コースの開発の積極性を一層高めた。 同時に琿春―ウラジオストク―羅先―琿春陸海環状多国観光コースも一層改善され、 琿春市の多国観光発展の前途もやはりより一層明るくなり広くなった。

5月18日、ロシア・ウラジオストクで招集された第7回《大図們創意》観光委員会の会議期間、琿春市は東北アジア観光シンポジウム永久会議の場所に確定し、会議の永久開催権を 持つことになった。 これは吉林省と東北アジア各国家間の国際観光合作に有力な原動力を与え、中国が東北アジア各国家間の観光合作において主動権と発言権を掌握する上で、 機会と可能性を与え、琿春の対ロシア多国観光に有力な契機を提供するもの。

対ロシア多国観光産業の発展を追求するため、琿春市は対ロシアの通関環境をより最適化し、対等な検査モデルの建設を進めながら、国境では通過時間を圧縮して検査放出速度を 向上させている。 合わせて国境観光支援資金を設け、国境観光に資金支援を付与することにより、観光企業が入国観光を発展させ、観光の新商品を積極的に開発するように励行、 観光吸引力を高めている。
http://www.searchnavi.com/~hp/chosenzoku/news13/140710.htm

中国長春―延吉―琿春―ロシアウラジオストック 観光開発協力 中露朝が強化
2014.3.24 05:00sankeibiz
国連開発計画(UNDP)大図們江イニシアチブ(GTI)観光委員会が認可した北東アジアマルチデスティネーションツアー促進センターが3月12日に吉林省琿春市に成立し、中国・ロシア・北朝鮮3カ国の図們江流域の観光省庁関係者が開幕式に出席した。

同地域では近年、中露朝3カ国周遊や中朝ドライブ旅行、陸海空運利用沿海旅行など10余りの旅行商品が開発され、徐々に人気が高まっている。

同センターは同委が北東アジア諸国で初めて設立した観光促進機関で、同地域における観光協力推進、とりわけ図們江フェリーや国境河川観光などの商品における協力事業の推進に力を入れる方針だ。

GTI秘書処の崔●主任は開幕式で「同センターの設立により、地域の政府間協力や政府と民間の対話がさらに強化されるだろう」と指摘。また「同センターは単なる地域的な機関ではなく、地域の観光協力推進に記念碑的意味をもつ国際機関だ」と強調した。(中国新聞社)●=員の右に力
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140323/mcb1403232242005-n1.htm

(延吉といえば秋田県の商工会議所が交流事業をやってたりします。⇒中国吉林省延邊朝鮮族自治州との経済交流 (秋田商工会議所)http://www.akitacci.or.jp/area/china.html

GTI(大図們江開発国連開発計画)については、先日の習近平訪韓時の共同声明の付属書で中韓両国の協力確認がなされています。


双方は広域豆満江(図們江)開発計画(GTI)の発展が、今後の東北アジア地域発展を先導する経済協力機構に発展することができるように緊密に協議することにした(韓国語版p9)”
(⇒GTI highlighted in China-ROK Joint Statement 2014-7-4 中韓共同声明のPDFにリンクできます。)

GTIのHPを見ると、

羅津·ハサン鉄道と港の研究プロジェクト中間セミナー(2014年6月15日)
第4回GTI運輸委員会が満州里で開催されました(2014年6月23日)

など、興味深いイベントやレポ-トが見受けられます。GTIについては、


韓国、中国、ロシア、モンゴルが参加する広域豆満江開発計画(GTI)は昨年、各国の輸出入銀行が協約を結び、共同基金を立ち上げることで合意した。2016年にGTIが国際機関に格上げとなれば、共同基金としての本格的な活動に乗り出すようになる。(「中・ロ・日が参加する北朝鮮開発基金を」2014/02/01 08:06 朝鮮日報日本語版)”

といった動きもあります。将来の開発プロジェクトを支援する資金メカニズムのために2012年に設立された、北東アジア開発銀行協会は、今年3月6日、最初の営業レベル会合を開催したようです。

GTIには、日本は国として参加しておらず、鳥取県が参加しています。来月米子市で「GTI北東アジア地方協力委員会地域開発フォーラム」が開催されます。

GTI北東アジア地方協力委員会地域開発フォーラム
このフォーラムでは、日本とGTI地域の経済連携の中でも特に運輸・観光分野における具体の取り組み事例や今後の物流・人流活性化に向けての鳥取県の役割、各地域で協力・連携が期待される点等について考えます。是非、ご参加ください!
※GTIは、北東アジア地域における政府間協力機構であり、国連開発計画(UNDP)が支援しています。現在は、中国、ロシア、モンゴル及び韓国の4か国が加盟し、鳥取県は、この地方政府協力の枠組みであるGTI北東アジア地方協力委員会に加盟しています。
日時平成26年8月6日(水)                    鳥取県

去る、6月29日~7月1日には、日本企業の視察団図們江地域を視察したようです。(ご案内だけなのでどうなったか未確認ですが)

吉林省図們江視察のご案内
現在、中国吉林省図們江地域では運輸・交通インフラの拡張・整備が進められており、昨年12月に琿春-マハリノ (クラスキノ)間の鉄道が開通し、約1万トンのロシア産石炭・鉄鋼石が中国へ輸送されました。今年の年間輸送量は約150~200万トンの計画で、今後中ロ間のコンテナ輸送も見込まれています。

吉林省は今後、現有の海陸複合輸送ルートを拡張する計画で、内蒙古自治区を経由したモンゴル国との鉄道の連結も検討しております。

また、我が国と図們江地域を結ぶ日本海横断貨物船航路(新潟港~ロシア・ザルビノ港の往復航路))も来春以降の本格的な稼働が検討されております。 

今後吉林省としては、琿春-ザルビノ-新潟の航路によって図們江地域における出海点を確保し、対外貿易の拡大を目指しています。(中略)

今回の視察では、吉林省政府(同省経済技術合作局等)、琿春国際合作示範区、長春興隆総合保税区、東北亜細亜鉄道企業集団等への訪問、琿春日本工業団地、各税関等を訪問し、対日経済交流の政策、実態、動向およびマハリノ鉄道の運行状況、図們江地域の開発と物流の実態などについて考察し、日本海横断航路の実現と関係地域との交流拡大の可能性を探ります~(日中経済協会)


そういえば、今年予定されていた第10回中国―北東アジア博覧会(CNEA Expo;China-Northeast Asia Ecpo)は来年2015年に持ち越しになり、今年は、姉妹展「2014北東アジア国際商品展」を開催するそうです。

”現在、中国政府は国家級博覧会の開催期間を調整しているため、その指示に従い“第10回中国―北東アジア博覧会”の開催期間を2015年に延期。
しかし、沢山の出展者、入場者のご期待を答えるために、中国国際貿易促進委員会吉林省委員会(吉林省博覧事務局)は2014年に吉林省長春市国際展示センターで“北東アジア博覧会”の姉妹展――“2014中国―北東アジア博覧会商品展”を開催する予定~2014北東アジア国際商品展公告


なのだそうです。