2007年02月20日

違法スレスレ 銀行セールス/保険勧誘に顧客情報利用?

  残高調べ商品提案
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 「銀行からの営業の電話は、絶妙なタイミングでかかってくるなあ」__そんな感
想をもったことはありませんか。銀行は最近、定期預金の満期直前の顧客を狙って、
年金保険などの販売に力を入れています。顧客情報を保険販売に使うことは法律で禁
じられており、「違法すれすれ」のやり方です。客の大事なプライバシーを知りうる
組織のセールス手法が、このままでよいのか。今後、議論を呼びそうです。

 「資産運用の相談にのります。話だけでも聞いてみませんか」
関西に住む50代の無職の女性に昨年8月、あるメガバンクの行員から電話があった。
その後、頻繁に自宅に来るようになった行員は「1千万円以上の普通預金がある顧客
を調べてきた」と告げた。

 投資に関心ないと言うと、2カ月後には変額年金保険の提案書を2種類持参してき
た。80代の母親が病気がちで、保険に回す金銭的余裕はないと説明したが、今年に入
ると、同じ銀行の別の行員が新たに3種類の提案書を持ってきた。行員が会ったこと
もない、女性の母親に対する提案も含まれていた。
 女性は「預金情報は他人には話したことがない。プライバシーが無いようで怖い」
と話す。
             (2007.02.17 朝日朝刊/経済『その2に続く』)