2005年07月02日

ベビーフードの日々

05-07-01_19-07.jpg 真の意味での水無月から一転、7月の始まりは雨から。
 休日だったけど、雨なので洗濯も掃除もせず。「雨なので」というのは、自分自身に対する言い訳だけど。夕方までわんさか寝る。
 夕方、もそもそと起きて、扇町公園へ向かう。楽しみにしていた劇団どくんごの公演(ベビーフードの日々)を鑑に行くため。大阪駅で降りて、東通り商店街を抜け(途中、まんだらけに入りたい欲望に駆られたがガマン)、傘はさしていたけれど、全身ズブ濡れになりながら歩く。扇町公園の片隅に、でっかい関テレのビルを背に小っさなテントが張られている。なかなか良い感じだった。開場すぐにテントに入ったら、まだ客はマバラ。いちばん前の席で長袖のポロシャツ着て、立って牛乳をゴクゴク、パンをムシャムシャ、オニギリを食べ食べしてる人を開演まで観察。まるで、もう芝居が始まっているかのような存在感のある人だった。19:30、開演。開演間際に、ぼくにこの芝居を知らせてくれたFさん来場。10年ぶりぐらいの再会。伴侶さんとお子さんも連れてこられてた。お二人に会うのは初めて。思わず「Fさん!」と声をかけてしまう。
 どくんごの公演は、以前1度だけ名古屋で見たことがあった。それもFさんに連れられて。思えば、ぼくが芝居を見始めたのは、そのころ、Fさんにいろいろと(少年王者館@白川公園とか)誘ってもらってからで、なんだかそういうことも思い出しながら見ていた。雨音がする下、そんな小さな音なんて気にならないほどの気迫あふれる演技(こんな季節なのに、ある演技者の人の身体からは湯気が発せられており)。
 ぼくは、芝居というのは「直(じか)さ」がイノチだと思っているけれど、まさに「直さ」を実感できる2時間だった。声、動き、汗、涎、唾液…すべてが直に鑑ている側に伝えられる。物語の筋なんてどうでもいい。どうでもいいけど、そういうものからこそ物語は生まれるのダ、なんて、思ったり。そして、またその「直さ」故に、ぼくが何年か前、渋谷のシアターコクーンで鑑た「奇跡の人」(鈴木杏大竹しのぶ)で、トーキョーを後にする決意ができたことも思い出したりもしていた。
 公演終了後、残った人で軽い打ち上げ。10年ぶりの再会のFさんと、それほど感慨もなく(良い意味で)、近況を報告し合ったり、どくんごのメンバーに紹介してもらったり。良かった。劇空間が、非日常の場が、そのまま日常になる瞬間というのは、たまらなく魅力的。
 帰りは、天満の駅まで歩いて環状線。コンビニで、鮭・明太子茶漬けを買って食べる。
 夢には、たかはしみちこさん(もしもしガシャ〜ン)のカニの演技が出てきました。ぼくの部屋もカニの殻で覆われてしまって、カニはもともと嫌いだから往生する夢。

 なめらかな日常に釘を刺された感じの夜。
 ありがとう、劇団どくんごのみなさん。これからの旅公演も、どうぞご無事で。
 ありがとう、Fさん。またゆっくりお話しましょう。

 このblogを読んでるみなさんも、劇団どくんごのみなさんは全国を廻りますので、もし気が向いたら小さなテントに足を運んでみてください。大阪でも3日までやってマス。公演予定はこちらから。





subekaraku at 09:51│Comments(0)TrackBack(0)clip!与太話 

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