2006年01月20日

消しゴムはんこ2

上本町のポスト@千日前筋沿い 電動ヒゲ剃り、「シェーバー」とでも言うのだろうか、つまり、それがまったく剃れなくなってきた。購入したのは、社会人になったばかりの春だから6年ほど前になる。「忙しい朝にこれまでの“手動ヒゲ剃り”では不便だろう」ということで、吉祥寺の商店街の電気屋で。一度も刃は換えていない。昨日、家電の多くが寿命かも、という話を書いたけれど、こちらも寿命か。
 ちなみに、父親不在、さらに上に男兄弟がいない(ぼくは、ひとりっ子です)ということでいちばん困るのは、こういう男性限定用品の選び方や購入時で、トランクス(パンツ、ね)を買うときも、“手動ヒゲ剃り”を買うときも(だから、ぼくは当初母がきっと脇毛なんかを処理していた“美容カミソリ”(?)みたいなのを使っていた。もちろん同じのじゃないけど!)、スーツやYシャツやネクタイや革靴を買うときも、何が使い勝手が良くて、相場はどれくらいで、などということの情報がまったくないから、ほんと毎回手探りでなんとかやってきた。だから、「シェーバー」の刃の寿命がどれくらいかなんて、全然わからない。最近ではあまりにも剃れないから、肌に押しつけ過ぎて痛い。ただでさえ肌が弱いのに、毎朝ガサガサ&赤くになっている始末。充電も頻繁にしなくてはいけなくなってきた。替刃ってどれくらいするもんなんだろう?6年前の商品だけど(いや、当時でも、安かったから、かなり古い型のやつを買ったから、実際はもっと前の商品かもしれない)、替刃、あるよね?
 でも、男として生まれてきたことをいちばん呪っているのは、この“ヒゲ野郎”で、面倒ったらない。永久脱毛を本気で考えるぐらいに。女の人にはもっとメンドクサイことがいっぱいあるから、「何言ってんの、ヒゲぐらいで」と思われるかもしれないが、とにかくすぐ伸びてくるのが腹立たしい。最近は、無精ヒゲみたいなのが、ちょっとしたファッションみたいに思ってくれる風潮があるから助かってるけど、ぼくのはファッションではない。明らかに面倒だから剃っていないというだけ。
 ヒゲを伸ばそうかとも一時期考えたけど、ただでさえ怪しい風体してるのに、これにヒゲ面が加わると、たぶん、もっと面倒なことになるような気がしてヤメてる。毎晩、ケーカンから職務質問されそうな勢いだもんな。今でもふた月に1度ぐらいの割合いでされる。



 今日の仕事。
 給与計算処理。シフト表とタイムカードを照らし合わせて、欠勤、遅刻、早退、夜勤、宿直、有休、残業…などなどを30人分、チェックしていく。24時間営業(?)している福祉施設という業務上、処遇(現場)職員だけでもいくつもの種類のシフトがあり、さらにそれとは別に調理員の人にも5種類のシフトがあったりで、毎月、ほんとにチェックが面倒。おまけに、現場でバタバタしてるときに、タイムカードをいちいち打刻するのが面倒なのもわかるけど、抜けてる日も人も多い。打刻してない奴は欠勤扱いしてやるゾと思うぐらい。
 午前中いっぱい給与計算処理にかかってまだ終わらなかったけど、昼食を急いで食べて、今週から始まった「新社会福祉法人会計簿記中級講座」を受けるため、谷町七丁目の社会福祉指導センターへ。近鉄上本町駅から指導センターまで歩く道は、風が強く、とても寒かった。最近、暖かかったのにね。
 去年の秋に受けていた「初級」に比べると、受講者は多く(ま、初回だからだろうけど)、ギリギリに到着したら(ま、玄関で一服してからなんだけど)、ぼくがそういう場所でもっとも座りたくない席である真ん中の列の真ん中の席しか空いておらず、しぶしぶ着席。ぼくは、そういう教室では、前から2、3列目の窓際に座りたいと思う。
 今回の講師は、林光行会計事務所林光行所長(この人、今、略歴見たら「日本アドラー心理学会」の会員でもあるみたいで、おもしろい。ぼくも、10代後半、アドラー(の考え方)にお世話になった時期があるもしかしたら、彼の著作、というか彼の心理学を解説したものを読んだのが、内【自分】にばかりこもる執着からの脱却への第一歩だったかも)じぎじきののお出まし。高齢に見えたし、所長だしで、居丈高な講議をされるのかと思いきや、とてもていねいでとてもわかりやすかった。ぼくがずっと疑問に思ってきた企業会計と社会福祉法人会計との違いなんかも大まかだったけど説明してもらえて、来週からも通う気持ちになれた。



 受講後、いつものコースで、上本町のルーブル書店へ。ルーブル書店はとても小さな新刊書店なのに、チョコチョコっと、店員さんの主張が見える本屋。
 『美術手帖』(美術出版社)「特集・マンガは芸術か?」の椹木野衣(そういえば、今、彼の『戦争と万博』を読みかけだったことを思い出した)のところと、あと、長野伸江賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典』を立ち読み。賞賛語(ほめことば)と罵倒語(けなしことば)が、きちんと遣えるシーン別、相手別(上司や友だちとか)に分けられているところが良かった。誰かをきちんとしたことばで罵倒してみたい。『賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典』、すごく欲しくなったけど、最近、散財してるからガマン。

 それから、信号を渡って、近鉄百貨店の上にある旭屋書店(近鉄上本町店)へ。ここって、ルーブル書店とは逆に、本の数はまぁまぁなんだけど、店員の主張がほとんど何もない。本の数だって、旭屋書店の本店とか、ジュンク堂に比べたら全然だしね。でも、ぼくの住むところからはちかい近い冊数が多くある店。それだけの店。
 雑誌コーナーで、『東京人』の最新号ではなく、なぜか1月号が残っていたのを見つけたので、それは創刊20周年記念号だったわけなのだけど、坪内祐三の「古書店」についてのエッセイと、沼田元氣の「喫茶店」についてのエッセイを立ち読み。坪内祐三の文は、かつて『東京人』の編集者だったくせに(くせに、ってことはないけど)、相変わらずそこでも茫洋としたことを書いていて、ぼくは彼を好きな書き手のひとりと認めているけど、視点というか姿勢というか、スタンスが何を読んでもいっしょなのがちょっと気に食わない。そして、沼田元氣については、さもありなん。彼に悪気はなかったことはものすごく理解できるけど、ぼくは彼が喫茶店を紹介するほど、ぼくの愛してきた喫茶店文化が地に落ちたと思っていて、だから、文章はどーでもいい。ただ、その記事のなかで、すごく衝撃的な事実を知った…。

●その1「談話室滝沢が閉店」
 詳細はippeitarouさんのblog「徒然なるままに」に書いてあるけど、ほんとにショック。コーヒー一杯、1,000円もしたけど、トーキョーにいたころ、あのフカフカソファで、うるさい若者やオバハンから遠く離れてコーヒーを飲んだり、本を読んだりしていたのに…。学生んころは町田店(バイトに行く前の一服)、働いてからは新宿(東口?)店(ここはほんとに滝が流れてた)によく行ってた。…でも、「徒然なるままに」によると、ippeitarouさんも書いてるけど、閉店の原因が「従業員の質の低下による質の高い接客サービスの維持が不可能になった点と、客層の質の低下」だということがスゴイね。「客層の質の低下」って…。

●その2「穂高が閉店」
 お店の詳細はyusaiさんの「大手町ソトアサ日記」を参照してもらいたいけど、四谷で働いていたころ、御茶ノ水に行けば丸善行って、買った本を「穂高」で読んでたりしてたし、少し恥ずかしいけれど、当時、仲良きし人と朝いっしょに出勤したりするときは、彼女が御茶ノ水乗り換えだったから、朝少し早く家を出て、ぼくも御茶ノ水まで行って、「穂高」で線路や電車を見ながらモーニングを食べたりしてた。そうそう、このページに載ってるけど、マッチも素晴らしく良かった。「談話室滝沢」に比べれば、椅子も固いし、スペースも狭いし、コーヒーの味もそんなにで、でも、壁には穂高の山々の写真がかけてあったり、店も暗くてゆったりできる場所だった。中央線が窓のすぐ外を走ってるから、仕事行く前とか、帰りとか、「このまま特急乗って、穂高まで行ってしまいたい」とか、よく思ってた。

 以上、ぼくにとって思い出深いふたつの衝撃的な閉店。そんなのトーキョーにいる人にとっては周知の事実なのかもしれないけど、そこから離れたぼくにとって、今日初めて知って、ほんとに残念。歌舞伎町スカラ座も閉店したし(…と思ってたけど、ここを見ると、リニューアルしたの? 情報求む!)、さぼうる@神田はまだあるようだけど、ほんとにこういう現象をひき起こしたのは、決して彼ひとりの仕業ではないけど、沼田元氣も責任の一端を担いでいる。彼が古き良き喫茶店を、そして、世のマスコミのカフェ人気煽りが両輪となって。「沼田元氣は古き良き喫茶店を紹介し、日陰だった喫茶店に光を当てたじゃん!」と思う人がいると思うけど、ぼくの分析ではそうじゃない。もちろん、各店の苦しい経営状況はあったにせよ。
 どうか、どうか、関西までその波が訪れないことを祈るのみ。

 そうそう、好きな[だった]店の閉店といえば、名古屋では、もうずいぶん前に「名曲喫茶スギウラ」が閉店してしまったんだけど(その横にあった「ウニタ書房」もね)、この間、久しぶりにmixiを通じて再会した、くまさんが教えてくれたんだけど、ぼくにとって、お酒の素敵さと恐さを教えてくれ、なおかつ「自分ごもり」だったぼくに人との対話の楽しさを教えてくれた場所である「EXIT」という店も閉店されるらしい(詳細はこちら)。
 この間の夏、愛知万博を訪れた際も、久しぶりに会った予備校時代のHくんと「EXIT」で呑んでとてもいい夜を過ごせたし、なおかつ、10年ぶりぐらいに店を訪れたにも関わらず、トイレに行こうとした際、場所を間違えて奥の公衆電話の方に行ってしまったら、厨房にいたママが「アンタ、勝手知ったるうちの店でなんで間違えてんのよ!」と、ぼくのことを覚えていてくれ、それから、ママといろんな話したりしたのに。
 名古屋でも、トーキョーでも、遊びに行っても訪れる場所がどんどんなくなる。そういえば、オダサガ(小田急相模原駅)に住んでたとき、ほとんど毎日のように行っていた「木の里」(KEiMO★さんのblog「ちーぷグルメの記録 」に記事があります)も閉店したって風の便りで聞いたようなそうでないような。「木の里」では夜遅く(たしか2時ごろ)までやってて、朝も早く(7時ぐらいだったかな)からやってて、そこでよく大学のレポートも書いたし、卒論も書いたし、女の子と話したし、どうなってるんだろうな。
 たくさんいろんなところに住んだし、たくさん引越しもしたけど、ぼくのこれまでの生活記憶は、ほとんど喫茶店と本屋で刻まれてきたといってもいいほどだし、その記憶の場所がどんどんなくなっていくのは、とても淋しい。50年も60年も経ったわけではなく、たった10年そこそこの話なのに。



 さて、話は戻るけど、そうして雑誌類の立ち読みをした後は、こまけいこはんこでつくるかわいい毎日 消しゴムはんこのアイデア帖』や『晴れときどきはんこ―雑貨的消しゴムはんこを楽しむ本』、そして、河出書房新社編集部『手作りカード アイデアブック』、そして雄鶏社編『消しゴムはんこの本』、津久井智子消しゴムはんこ。』、まだまだあって服部夕紀最新 手作りスタンプ教室―消しゴムで作る』なんかを見ていて、ものすごく「消しゴムはんこ」を作りたくなった。
 今、「消しゴムはんこ」は、オサレな女子の手紙ブーム(これも沼田元氣&マスコミの喫茶店・カフェブームの二の舞いにならないことを祈るばかり)にノって、ものすごく流行っているみたいで、さっき検索したら、楽天で「こんなグループ」までできていて(なんと参加者は4639人!)、これって、明らかに先達は、今は亡きナンシー関女史だと思うのだけど(きっと彼女が生きてたらこの「消しゴムはんこ」ブームを苦々しく思うだろうナ)、でも、すごく楽しそう。気軽に始められるってのがミソだ。
 ひと通り「消しゴムはんこ」本を読んだなかでは、雄鶏社編『消しゴムはんこの本』と津久井智子消しゴムはんこ。』が実用的、かつ実践的、かつ例示作品もかーいくて○(マル)。雄鶏社編『消しゴムはんこの本』を読んだところでは、「消しゴムはんこ」キッドなるものが、通信販売でも買えるようで、ぜひ挑戦してみたい。



 そうそう、あと三重県・四日市にある「メリーゴーランド」という子ども向けの本を売ってる書店が出した『ひとりの本―もしもこの世にひとりぼっちになったら』という本があって、前からここ(旭屋書店)に来る度に気になっていたんだけれど、やっぱりヨイなぁと思った。子どもたちが「もしもこの世にひとりぼっちになったら」というお題に応えた短い文が1ページにひとつ載ってるんだけど、それがまた彼らの手書きってとこが素晴らしい。「メリーゴーランド」という本屋、名前だけは前から知っていたけど、今、そのホームページを見ると、本だけじゃなくていろんな活動やら催しやらをしていて、とても楽しそうだ(トップページの「Happi−nyu−iya!」ってのが、とくに「iya!」ってのがヨイね)。いつになるかわからないけど、こんなお店が近くにあるところで子どもを育てたいと思うぼくなのであります。そして、そうなれば、もちろん、ぼくも育ちたいと思うのであります。
 あと、気になった本があと、5、6冊あったけど、今日は1冊も買わずにガマンしたよ。偉い、自分。



 さて、芥川賞をとった絲山秋子さんの受賞作『沖で待つ』がさっそく発売されるよう(予約受付中)。一応、チェック。



賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典
長野 伸江著
小学館 (2005.7)
通常24時間以内に発送します。


はんこでつくるかわいい毎日
こま けいこ著
河出書房新社 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。


晴れときどきはんこ―雑貨的消しゴムはんこを楽しむ本
こま けいこ
主婦と生活社 (2004/10)
売り上げランキング: 4,430


手作りカード アイデアブック
河出書房新社編集部
河出書房新社 (2005/10/21)


消しゴムはんこの本

雄鶏社 (2005.7)
通常1-3週間以内に発送します。


消しゴムはんこ。
津久井 智子著
主婦の友社 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。


消しゴムで作る最新手作りスタンプ教室
服部 夕紀著
誠文堂新光社 (1995.9)
通常2-3日以内に発送します。


ひとりの本
ひとりの本
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1.19
メリーゴーランドあそびじゅつ著
飛鳥新社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。


沖で待つ
沖で待つ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1.19
糸山秋子・著
文芸春秋 (2006.2)
近日発売 予約可





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本日、東紅苑の定休日。 先週のあたしのBD祝いを兼ねて順子、みっち、アリッサとゴハン。 たしか約束では、順子と2人で...

この記事へのコメント

1. Posted by 0時   2006年01月20日 20:50
ワカル。
あ、シェーバの話です。

内刃が一年、外刃が二年で交換です。替刃のことだけなら交換でいいけど、充電の性能を考えると、内刃だけを一年半で換えて、三年目で全部買い換えるのが経済的には効率的かと。

一度面倒くさくてヒゲ伸ばしたら、通行人が逃げました。まあ、たまたま坊主頭にしてサングラスにヒゲだったから。それ以来トラウマです。
というか、面倒くさくて嫌だ。こんなものいらない……。ヒゲ…。
2. Posted by すべからく   2006年01月20日 21:16
5 0時さん、わかってもらえて、とてもうれしいです。
え?でも3年なんですか?
ぼくの場合、倍以上の年数使ってます。
やっぱり、そろそろ買い替えどきなんですね。
お勧めシェーバーあったら、教えてください。
やっぱり、ブラウンですか?

昔、大橋巨泉で「こんなものいらない」という番組がありましたね。
3. Posted by yusai   2006年01月20日 23:01
大手町ソトアサ日記のyusaiです。

穂高閉店の話は知りませんでした。最近御茶ノ水方面に行っていなかったので。ショックです。
早速近日中に調べて来ます。
談話室滝沢も残念でしたよね、本当に・・・。
4. Posted by すべからく   2006年01月20日 23:28
2 yusaiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
すっかり、ぼくは穂高は閉店したと思ってたんですが、
今日、いろいろと調べてたら、「最近行った」と書いてる人なんかもして、ちょっと混乱気味です。
ぼくの読み間違いなんでしょうか?
お手数をおかけしますが、ぜひお調べ願います。
5. Posted by KEiMO   2006年01月21日 11:14
TBありがとうございます。
あたしも、中学高校の時は、木の里でかわいくデートしたり、友達と語り明かしたりしてました。
6. Posted by すべからく   2006年01月21日 20:37
5 KEiMOさん、コメントありがとうございます。
いいですね、木の里デート。
あの雰囲気がいいですよね。
それはそうと、まだ営業してるのでしょうか?


7. Posted by すべからく   2006年01月21日 20:40
5 KEiMOさんのページにまだ営業してるとのコメントが。
やったー、うれしいです。
ありがとうございます。
8. Posted by KEiMO   2006年02月11日 19:28
ごめんなさい、あのときはまだ営業してたけど、とうとう道路拡張の立ち退きに応じたみたいです。上の吉列屋は南台の方に移転するみたいだけど、木の里は不明です〜。
9. Posted by すべからく   2006年02月12日 09:44
2 KEiMOさん、情報ありがとうございます。
道路拡張っていうのは、あの「木の里」の前の道路ですか?
うーん、残念です。
どこに移転するのか、移転しないのか、またわかったら教えて欲しいです。

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