2012年09月21日

阪神タイガースの金本選手が今季をもって引退することになったとか。
ここ最近は肩の怪我が祟って、打撃こそ存在感を見せるものの守備、特に送球が全くダメで・・・この前なんざ、守備がgdgdで広島を相手に「ランニング・ホームラン」を献上する有様。
お陰で「1球団の主砲・11球団の至宝」とまで揶揄される始末。阪神戦ともなると、何処の球団もこぞって彼の「守る」レフトに打球を運ぼうとしてたからなぁ。

彼にとって現役を続けるのに必要なものは「怪我の治癒」であったことは論を待たないことでしょう。
何処までの怪我であったのか分かりませんが、自然治癒の範囲を超えていたことは確かかと。
しかして、彼のとった選択は怪我の治癒ではなく、「筋肉トレーニング」でした。

何故か。
何故彼は「筋トレ」に走ったのか。その理由のホントのところは本人しか分かりません。
しかし、同年代として何となく分かる部分もあります。それは「筋肉だけは年齢に関係なく発達するから」です。
人間、誰だって年をとれば老化が始まります。俗に男の厄年は42歳と言われますが、一説によるとそれは、丁度その頃を境に「若いときに出来たことが出来なくなる」ために、事故を起こしやすいからだとか。何だか実感できる部分が多くていけません。反射神経にしても、記憶にしても段々と悪くなるし眼も見難くなってくるもので。
ですが、筋力だけは鍛えると「期待に応えてくれる」んですわ。なので、「オレはまだやれるんだ!」という自己暗示をかけるために、怪我を無視して「筋トレ」に手を出したのでは・・と。

仕事でもそうですが、「自分は努力しているのだ」と自分に納得をさせるために、ひたすら「特技」に没頭してしまうことがあります。でも、それでは「弱点」がそのまま残ってしまうのです。
まずは、「決定的な」弱点をチャンと修正すること。それが、いちばんの「事故」の防止だと思います。



この記事へのコメント

1. Posted by おばQ   2012年09月21日 20:47
>「決定的な」弱点をチャンと修正すること

それこそが誰にとっても苦手なんですわ
2. Posted by 名古屋鶏   2012年09月22日 06:54
おばQ様
プラトンは「もっとも困難なことは自分の感情に克つこと」だと言いました。
王貞治氏は勝負の極意について「己に克つ」と大書しました。
西尾維新は「敵なんて最初からいやしない。敵は自分なんだ」と言いました。

青島幸男は「わかっちゃいるけど、やめられない」と言いました。

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