井上尚弥の全米デビュー戦にアマンダ・ヌネスのUFC王座防衛戦と午前中から忙しい日曜日ですが午後の山場はZST。ディファ有明で「ZST.57」が開催されます。
メインにはウェルター級チャンピオン山田崇太郎が登場。白鳥竜彦を迎え撃ちます。さらには浜松ヤマト×橘川尋貴の若手同士の潰し合いなど見どころ十分。今回も例によって電波と充電の続く限りディファ有明から速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。
本戦開始前に行われたSWAT!161のメインではパンクラス、アウトサイダーで実績を重ねている佐野哲也(RINGS)が登場。試合開始直後に池田直也(格闘技フィットネススタジオ CORE spirit)をテイクダウンするとグラウンドを完全にコントロール。パウンドで存分に削って終了間際に腕十字を極めて一本勝ちを飾りました。



【第1試合 ストロー級】
△榊原 徹(U−FILE CAMP登戸)
(判定 ドロー)
△津村 有哉(リバーサルジム川口リディプス)
1R、序盤からパンチをエサに一気に間合いを詰める津村。組み付くとしつこくテイクダウンを狙うが榊原の腰は重い。これを切るとボディへの膝、左右のパンチを的確にヒットして攻勢。津村は起死回生のギロチンチョークを狙うが不発。このラウンドは榊原が押した。
2R、やはり間合いを詰める津村がテイクダウンを狙うが榊原は堪える展開。やや膠着ムード。終盤に津村はタックルを切られたが、そのままスルスルとバックに回り、そのままグラウンドに引きずり込む。だがそこからの展開が作れず試合終了。判定はドロー。


【第2試合 フェザー級】
◯寺本 大輔(リバーサルジム横浜グランドスラム)
(1R アームロック)
×松本 大輔(IMNグラップリング)
1R、開始直後から小気味いいパンチにロー、ミドルを放つ寺本。組み付くと腕絡みのように松本の腕を取りながらテイクダウン。そのままサイドから豪快なアームロック!松本はたまらずタップアウト。寺本が鮮やかな一本勝ちです!


【第3試合 バンタム級】
◯松下 祐介(パラエストラTB)
(2R TKO)
×酒井 幸助(ハイブリッドレスリング山田道場)
1R、序盤はスタンドでのパンチの交差。酒井がコーナーに追い込んで放ったフックで松下はグラつく。しかし松下はすぐに組み付くと難を逃れる。ブレイクがかかり身体が離れると、松下は組み付いてテイクダウン。上をキープするが攻め手がないまま酒井はスタンドに脱出。スタンドでは手数、精度ともにやや酒井が上手か。微妙なラウンド。
2R、パンチの交差から一転して酒井がタックルからテイクダウンを狙う。しかし松下は絶妙なバランスで回避。膠着ムードが漂うがここで酒井に対してドクターチェック。なんと試合続行不能と判断され松下がTKO勝ち。何があった??


【第4試合 バンタム級】
×内田 龍介(リバーサルジム戸塚グランドスラム)
(判定0-3)
◯諏訪部 哲平(和術慧舟会駿河道場)
1R、打ち気の内田に対して諏訪部はかいくぐるようなタックルでテイクダウン。当初は下から足を効かせて三角絞めを狙っていた内田だったが捌かれると徐々に劣勢。諏訪部は立ち上がろうとする内田を腕絡みからグラウンドに引きずり込んで腕十字を仕掛けると、そのまま上になってグラウンドを制圧しラウンド終了。
2R、諏訪部のタックルを堪えていた内田だがついにテイクダウンを許す。諏訪部はバックに回るとポジションをキープ。チョークをじわじわと狙うがタイムアップ。判定は常に主導権を握った諏訪部に軍配。


【第5試合 フライ級】
◯高橋 拓也(ストライプル取手)
(1R TKO)
×有川 直毅(K-PLACE埼玉格闘技道場)
1R、開始直後から激しく組み合う両者。高橋がコーナーに押し込む。すると一転して高橋は自らグラウンドに引き込み、三角絞め、腕十字を矢継ぎ早に仕掛ける。有川はどうにかこうにか凌ぐとスタンドに脱出。高橋は一転して打撃戦を挑む。ハイを交えて怒涛のパンチでラッシュ。ダウンした有川を見てレフェリーが試合を止めた!!


【第6試合 フェザー級】
×金井塚 信之(リバーサルジム東京スタンドアウト)
(判定0-3)
◯直斗(総合格闘技宇留野道場)
1R、序盤はスタンドの打撃で金井塚がプレッシャーをかける。対する直斗は隙を突いてタックル。一度は潰されたが2度目のトライでテイクダウンに成功。だが金井塚もスタンドに脱出すると互いに様子を見合って膠着。終了間際に直斗がタックルでテイクダウンを奪ってラウンド終了。
2R、差し合いから最初にテイクダウンを奪ったのは金井塚。だが攻め手がないまま直斗はスタンドに脱出。すると今度は直斗がテイクダウンに成功。ポジションを固めるが、一瞬の隙を突いて金井塚がバックに回るとチョークであわやの場面も。だが直斗はこれを冷静に対処して上を取り返して試合終了。判定は直斗に軍配。明確な差がないよいに見えたのでドローかと思ったが。。。


【第7試合 ライト級】
◯小金 翔(フリー)
(判定3-0)
×上田 厚志(骨法烏合會矢野卓見道場)
1R、序盤はスタンドメインの立ち上がり。一進一退のパンチの交差が続いたが、小金が組み付くと技アリの投げでテイクダウンに成功するとグラウンドは小金の独壇場。マウント→バックマウントを自在に行き来して圧倒。パウンドで削りつつ、最後は腕十字を仕掛けるがタイムアップ。
2R、一転してスタンドの打ち合い。徐々に小金のパンチが連続でヒットし始めて上田はフラフラ。小金も疲れが見えて決められない。上田は最後まで立ち続けて打ち合いのまま試合終了。判定は小金。


休憩後にZSTフライ級チャンピオン伊藤盛一郎がリングイン。大晦日のRIZINに向けてトレーニングしている事とZSTフライ級のベルトを返上する事を表明しました。
さらに元ZSTフライ級チャンピオンの田沼良介もリングイン。11月に開催されるZST15周年大会で5年ぶりに現役復帰する事を明らかにしました。


【第8試合 フライ級】
◯上田 貴央(パラエストラTB / GSA)
(2R 反則)
×ジョン・ウォンニ(SSEN GYM)
1R、序盤は距離を取る上田。様子を窺う静かな立ち上がり。上田はチャンスと見るやタックルに行くが全て切られてしまう。ウォンニは上から鋭角なパウンド。嫌がる上田は下から腕を掴むが、ウォンニはサイドに回って上田のボディに膝を入れて回避。スタンドに戻るとコーナーに追い詰めフックで崩すと倒れたところにパウンド。上田はかなりダメージを受けたがどうにかラウンドを終えた。
2R、やはり上田はしつこく組み付く。テイクダウン出来なくても腕を掴む。だがウォンニはスタンドでバックに回ると腕を抜いて脱出。さらに上田がタックルに来るとやはり全てを切って猪木アリ状態になる場面が続く。するとグラウンド状態の上田の顔面にウォンニが蹴りを見舞ってしまい試合中断。上田のダメージが大きいため試合続行不能と判断され上田の反則勝ち。。。これは再戦でしょう。


【第9試合 無差別級】
◯平 信一(綱島柔術)
(1R TKO)
×シアワン・アブザバディ(T-BLOOD)
1R、ローで様子を窺う平。シアワンが間合いを詰めてくるとダッシュで回避。しかし捕獲されてしまうと逆に押し倒すようにテイクダウン。会場が沸く!シアワンがスタンドに逃げるがそのままバックに回ってバックドロップ!会場大爆発!亀になったシアワンの側頭部にパウンド連打。だがシアワンもパワーに任せてリバース。上からプレッシャーをかけるが平はスルリと抜け出して亀のシアワンのバックに回るとパウンドを乱射。動かないシアワンを見てレフェリーが試合を止めた!平が激勝です!


【第10試合 フェザー級】
×浜松 ヤマト(T・GRIP・TOKYO)
(2R 反則)
◯橘川 尋貴(和術慧舟會駿河道場)
1R、持ち前のタックルでテイクダウンした浜松だったが、橘川はスルスルとリバースに成功。攻め手こそないが上をキープする。ブレイクになるとスタンドでは的確にパンチを当て、組み付くとお株を奪うテイクダウンを決めた橘川。わずかな差だが主導権を握った。浜松も終了間際にギロチンチョークで起死回生を狙うが不発でラウンド終了。
2R、タックルを仕掛ける浜松。だが橘川はしっかりと潰してパウンドを入れる。浜松も下から足を取って脱出。またしてもタックルに行くが倒し切れない苦しい展開。すると橘川がスルリとバックに回るとチョーク狙い。さらにはマウントにも移行してパウンド。後がない浜松はインサイドガードに戻して下から蹴り上げるがこれが頭部?に入ってドクターチェック。橘川のダメージが大きく試合終了。橘川の反則勝ちとなりました。ホープ対決は予想以上に実力差が出た。


【第11試合 セミファイナル フェザー級】
×島村 裕(総合格闘技宇留野道場)
(2R TKO)
◯関 鉄矢(SONIC SQUAD)
1R、開始直後にフックから豪快な足払いでテイクダウンを決めた島村。立ち上がられてもジャーマンでテイクダウン。会場がどよめく。パウンドで削るが関は回復してスタンドへ。すると足を止めて派手に打ち合うと関が徐々に復調。終了間際には島村が下から腕十字を仕掛けてきたのを潰すとパウンド連打。着実にダメージを与えてラウンド終了。
2R、島村のテンカオをきっかけに怒涛の打撃戦。こうなると関が優勢。ボディ、ミドル、ハイを決めて至近距離からパンチを集中。足元がおぼつかない島村はついにダウン。関がパウンド乱射したのを見てレフェリーが試合を止めた!すんごい試合!!!


【第12試合 メインイベント 78.5kg契約】
◯山田 崇太郎(GSA / 総合格闘技津田沼道場)
(1R オモプラッタ)
×白鳥 竜彦(FACT MMAアカデミー)
1R、開始直後に組み付いた山田。いきなり下になってグラウンドに引き込む。すかさずフットチョーク!白鳥はなんとか回避したが山田はさらにオモプラッタでバックに回る。パウンドを入れつつ、白鳥の腕を絞ると敢えなくタップ。山田があっという間に一本勝ち!


全12試合とそこそこの試合数でしたがサクッと19時台に終わってくれるのがZST流とでも言いましょうか。精神衛生上とても良い。しかし中身が淡白なのかと言えば決してそうではない。思っていた以上に濃厚な好勝負が多く、バランスの取れた大会でした。
印象的だったのはまず平信一。毎回毎回体格で大きく上回る相手を向こうに回して豪快にブン投げる姿には恐れ入ります。この異色の世界観は巌流島に通じるものがあるのではないかなと。得意のジャーマンで場外に転落させたら。。。見たい!!!平が切望するボブ・サップ戦を巌流島で組むのはいかがでしょ?イベント的にも非常に盛り上がりそうな予感がします。