ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC 244。注目はなんと言ってもメインで行われるホルヘ・マスヴィダル×ネイト・ディアスのウェルター級マッチでしょう。悪童×悪童。ベン・アスクレンを5秒で衝撃的なKOで下して勢いづくマスヴィダルとアンソニー・ペティスを下して3年のブランクを感じさせない動きを見せたネイト。競技の枠を超えてストリートファイトの香りはなんともたまりません。今回もWOWWOWで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ミドル級】
×ケルヴィン・ガステラム
(判定1-2)
○ダレン・ティル
1R、スタンドの展開からガステラムは距離を詰めて組み付いていく。ケージ際で長い差し合い。しかしてぃるの腰は重い。テイクダウンを堪えると突き放してスタンドに戻る。互いに有効打を与える事が出来ず膠着ムードのままラウンド終了。
2R、リーチ差を活かすためかティルは左にサークリングして距離を取る。ガステラムは距離を詰める。中盤にやってケージに押し込むがティルは堪えて身体が離れる。そこからは距離を置いての見合いが続き、会場からはブーイング。決定的な場面がなく、難しい判定になりそうな気配。
3R、ガステラムがカウンターも胴タックルでケージに押し込む。しかしティルは耐えて身体が離れる。中盤にはガステラムの蹴りをキャッチしたティルが後方に倒してテイクダウンするがガステムはすぐに立ち上がってスタンドの攻防に戻る。終了間際になると、ガステラムが胴タックルでテイクダウン。バックを狙うがティルはすぐに立ち上がって試合終了。非常に微妙な判定はスプリットでティルに軍配です。何とも退屈な試合だった。


【ウェルター級】
○ホルヘ・マスヴィダル
(3R終了時TKO)
×ネイト・ディアス
1R、距離を詰めるのはディアス。そこから差し合い。マスヴィダルが離れ際に肘を入れてパンチの連打で崩するとディアスの頭が下がったところに蹴りがヒット。ディアスはダウン。ガードポジションを取るディアスに対してパウンド。ディアスはなかなか足が効かない。被弾すると左の目尻から出血。時間はかかったが徐々に回復して立ち上がる。スタンドに戻るとディアスは徐々に前に出ると単発ながら良いパンチを当てる。マスヴィダルは効いているはずなのににやりと笑って組みついてラウンド終了。
2R、プレッシャーをかけるディアス。パンチやサイドキックを出すがクリーンヒットはない。逆にマスヴィダルはオーバーハンドのフックを効かせ、続けざまにミドルをヒットさせるとディアスは自ら寝転ぶ。しかしマスヴィダルは付き合わずにスタンドへ。ディアスは厳しい展開。スタンドに戻ると背中を見せて挑発する動きを見せたがマスヴィダルはパンチを振るって距離を詰める。ディアスは危ない場面だったが身体を密着させて回避。ディアスは腕絡みからアームロックを狙うとマスヴィダルはリフトしてテイクダウン。しかし一瞬の隙を突いてディアスは下からヒールホールドを狙うがマスヴィダルは身体を判定して脱出。ラウンドを終えた。
3R、マスヴィダルはミドルを効かせてオーバーハンドのフックをヒットさせる。しかしディアスは効いているはずが下がらずに前に出ると細かい連打と肘で手数を稼ぐ。中盤になるとディアスは胴タックルで組み付いてケージに押し込む。しかしマスヴィダルが逆に押し込む。ディアスは身体を密着させると回転してグラウンドに持ち込むが上を取ったのはマスヴィダル。上からパウンドと肘を落として試合を終えた。
4Rが始まったかに見えたが抱き合う両者。なんとここで試合終了。ディアスの出血がひどいためレフェリーが試合を止めた。マスヴィダルがTKO勝利です。