クリスチアノ6
ドラマ「デザイナー渋井直人の休日」にハマった私。ナイルレストラン、麗郷、学芸大学の二葉など劇中に登場するお店がことごとくツボにハマってしまい、ロケ地の聖地巡礼をする日々が続いています。

その中でも一番楽しみにしていたのが代々木八幡にあるポルトガル料理のお店クリスチアノ。ドラマの中でチラ見えする料理の美味しそうな事!しかも渋井直人がとっておきのタイミングで選ぶお店ではありませんか。これは行くしかないでしょう。

お店は代々木八幡、代々木公園駅から程近く。駅前通りから路地を一本入った場所にありますが、偶然発見するには難易度が高い。それでも開店直後から超満員になっていたのはみんな予約しているのでしょう。店内の活気から人気の高さがひしひしと伝わってきます。
クリスチアノ1
さてさて初の本格的なポルトガル料理。右も左もわかりません。主食はパン?ご飯?そんなレベルです。メニューを隅から隅まで凝視して最初に注文したのはスコーピオジンジーニャというサクランボを使ったお酒。ソーダ割りでいただきました。サクランボの甘酸っぱさが効いて梅酒のように飲みやすい。手綱を強めないといくらでも飲めてしまいそう。。。危ない危ない。
クリスチアノ2
胃袋がウォーミングアップできたところでまずはサラダ。意表を突いてコールスローにしてみました。ポルトガルのコールスローとはいかに。。。でもこれが驚きの美味さ!今まで食べてきたコールスローはどうしてもキャベツの臭みというか独特の香りが気になっていましたが、それがまったくないから恐ろしい。もしかしてクミンのスパイスが効いてるから?想像の遥か上を超える美味さです。
クリスチアノ3
すっかり加速がついたところで続いてはトリッパ風の煮込み。牛肉や豚肉のモツをトマトで煮込んだ逸品です。モツの臭みを消すためにトマトでグツグツ。。。と思いきやなんとトマトは控えめ。それでも臭みがないのはモツ自体が新鮮という事でしょう。たっぷり入った豆が肉の旨味を吸ってまた美味しい。これも大当たりです。
クリスチアノ4
この辺で箸休めにと思って注文したブルスケッタが見た目も最高。全然箸を休ませてくれません。トーストされたハードめのパンの上にバジルを効かせたトマトスライスがこぼれ落ちんばかりに山盛りになってます。もはやこれはこぼすつもりだな。恐ろしいのはトマト嫌いな私も何の抵抗もなく食べられてしまう事。フレッシュなトマトとパンが絶妙に合います。
クリスチアノ5
素晴らしい流れの中でメインを締め括ったのは子羊のハンバーグ。これをレアでいただきました。ナイフを入れて驚き。レアとは言いましたがこれ以上ないベリーレア。肉の中心が赤みを帯びているではありませんか。やや不安になりましたが、思い切って一口。美味い。。。羊もまた独特の香りがあるものですが、本当に臭みが一切なし。それどころかお刺身のような生肉のような旨味と、表面に焦げ目がついた肉の旨味、欲張りな事に両方とも存分に味わえます。文句のつけようのない一皿でした。

さすが渋井直人が選んだお店。料理の味はもちろんお店の雰囲気から接客に至るまで全てか最高です。頻繁に通うには敷居が高いですが、とっておきの記念日やお祝いにはうってつけでしょう。ここぞのタイミングでまった行ってみたいと思います。