RIZIN.30のイベント終了後に行われた榊原信行CEOの大会総括。会見動画を流し見で見ていると、その中で際立っていたのがクレベル・コイケに対する苦言。その温度感たるやなかなかのもの。榊原CEOの怒りが滲み出ていました。

怒りの発端は次回大会RIZIN.31でのRIZIN初代フェザー級チャンオン斎藤裕の対戦相手を巡るやりとり。当初は、クレベル・コイケとのタイトルマッチが予定されていたもののクレベルの怪我により頓挫。その経緯について榊原CEOは次のように語りました。

「クレベルには3カ月前にオファーしているが、ケガの前に“体重が落とせないからやれない”と言われた。6月の試合から、ちょっとゆっくりしたいということではあっても、そんなことを言っているといつまでたってもベルトには届かない。ケガについても、全治1カ月と診断書が出ていますが、今日も普通に歩いていた。やる気のない選手を待っている気はない」

「ここで言っておきたいが、チャンスはそんな簡単には来ない。クレベル選手に関して言うと、次大晦日なんていうのはオファーする気はない。6月の試合が終わったあと、斎藤はケガを負いながらも出てくる。ここはタイトルマッチでクレベルには受けてほしかった。怪我ではなく、体重が落とせないという事で断られている」

まさに辛辣の一言。直近での足の怪我はあったにせよ、3ヶ月前からオファーしているにも関わらず3カ月前のオファーにも関わらず、体重が落とせない事を理由に試合を受けなかった事が怒りの導火線に火を点けたようです。

とは言え、榊原CEOが会見で選手に対して苦言を呈するのはよくある光景。なんだかんだの紆余曲折があった末に大晦日に斎藤裕×クレベルのタイトルマッチが組まれているような気がしますが。。。クレベル側の異論・反論・釈明があるのかにも注目です。