北海道から帰ってきました。
 荒尾の件では多くの反響をいただき、ありがとうございました。

 ひとつだけ勘違いのないよう、強調しておきたいことがあります。
 私が主張したいのは「荒尾を買わない」ということではなく、「来年度も続く他場を買う」ということです。

 荒尾を買うはずだった人がそれを止め、かといって他場も買わずにおしまい、では意味がありません。それでは荒尾に対するいじわるにしかならない。
 そうでなくて、競馬にとって死に金になる馬券を買うよりは、なんらかの形で生きる買い方をおすすめしたい、ということです。荒尾の関係者で他場に移って競馬の仕事を続ける人もいるでしょう。その行き先に少しでも売り上げが向かっていれば、それは生きた餞別になる。仮に誰も移籍しない場であっても、地方全体のネットワークとしては意味があります。

 もうひとつ、理屈としてはそうでもやけに細かい話だな、と思われた方がいるかもしれません。ふだん地方競馬に触れない人ほどそうだと思います。でも、そういう細かい話も気にせずにはいられないほど、私は競馬の売り上げについて考えています。下手な主催者より考えているかもしれない。余計なお世話だろうけど。荒尾における「記念賭け」が単なる純増ならばまだいいんだけど、下手をすると佐賀や同日開催の他場を食う可能性もあるわけで、そうなると「荒尾は思い出メインで、売り上げは他場で……」と言いたくなるわけです。

 まあ、ややこしい話は抜きにして、荒尾に旅打ちに行こうと考えている人は、ぜひ佐賀も行ってください。近いから。年内はたしか1週を除き連続日程ですし(荒尾→佐賀の連続旅打ちが可能)。このブログを読んでいて、かつ九州まで旅打ちに行くようなマニアの間で「佐賀買え、佐賀」を合言葉にしていただければ。ついでに「なんでも焼く店」でなにかしら焼いていただければ。

 最後に、私自身として荒尾市という自治体に対してはポジティヴ・ネガティヴどちらか極端な感情は持っていないということも書き添えておきます。いままで競馬を続けてこられたことに対する感謝もあるし、最後がこういう形になったことに対する残念さもある。トータルでどうなのかと言われるとなんとも言えません。
 我々はとにかく中津という悪い方の究極を見てきてしまっているので、それに比べればなんでも良く見えるという面もあるかもしれませんが……。
 廃止に至る荒尾市の進め方について、ちょっと進め方として芳しくないなと思う点はあるのですが、それはかなり専門的な話でもあるので、また後日改めて書きます。