さてさて、スターバックスの縮小が続いているという昨日の記事[過去記事参照]とは対照的にワインの消費は極端ではないようですが順調に伸びています。

日本ワイナリー協会様が発表している統計によると、平成20年度のワイン消費量は245,790キロリットルで、平成18年度の236,239キロリットルから緩やかですが増えています。

一人当たり全酒類消費数量は減っているのにワインの消費量は増えています。詳しくはこちらをどうぞ。ワイン飲みとしてはうれしいことです。

日本ワイナリー協会の統計へのリンク

さてさて、新しいワインの飲み手、それも「独立してるけど社会的なつながりを求める個人」というカフェ文化で育った方たちをどんな形態のワインの飲み場所が受け入れるか、ちょっと未来予想図も含めて考えました。

一つは明らかに、サイゼリアに見られるような、ファミリーレストランです。サイゼリアでワインを飲んだことがある方はご存知かもしれませんが、すごいんですよ、ラインアップが。かなり通です。

キアンティ、、モンテプルチアーノ、それに何より驚いたのがヴェルディッキオです。ヴェルディッキオですよ、ヴェルディッキオ。かなりイタリアワイン通でないと普通は知りませんって。お魚さんの形のボトルが特徴です。

これをかっこよく、確たる自信を持って、ヴェルディッキオくださいとメニューからさりげなく選び、誇らしげに同伴した友達や家族のために注文する。

明らかに独立した個人(簡単に言えばワイン通ということ??)でありながら他の人のために役立っている(美味しいワインを選んであげたという自負??)という自尊心がくすぐられます。

誇らしいです(笑)。すごい。

この仕組みを考えた方は将来を見越す目が合ったと思います。すみません、私はサイゼリアの利害関係者ではありません。でもインターネットなどでスタバのコーヒー以上に熱くサイゼリアのワインを語っている方たちがたくさんいるところから明らかに戦略は成功したと思います。

一つ厄介なのはサイゼリアに限らず、ファミレスは郊外に多いので、カップルや家族で車で行くと誰か一人は飲めないところです。

そうなると、駅前に同じコンセプトのものがあると流行る気がします。自分でワインをパッと頼んで、さっとスツールやソファをせしめて格好よくぐびぐびやる。イメージとしてはいわゆるスペインの「バル」ですね!

「バル」のスタイルで経営しているお店も東京などでは駅前に時々見かけるようになりました。おつまみもワインも自分で研究して自信満々にさっと注文します。とった後は自分の活動を始めます。新聞を読もうが、ノートPCを操作しようが自由です。かなりカフェチェーンに似ているな、と思います。

ただ、ワインの持つ魅力、私は最近、「1本開ければ6人の笑顔」とキャッチフレーズを作ってみましたが、いかんせん、テーブルワインのような感じで自分の分だけさっと取ると周りの人との会話がありません。

これは面白くありません。

そこで、考えられるのが相席です。相席にすれば必然、ちびりちびりと赤白の液体を流し込んでいる隣の人が気になります。どんな人なのか話してみたくなります。

でも、ここでそれぞれが別々のワインを飲んでいたら面白くありません。同じボトルのワインを飲むからこそ、会話が弾み、何か心が一つになったような気がするのです。

そこで、最近の人気ラーメン店で導入されている携帯HPで席が空いているかの情報を流すシステムがあるらしいですが(ようは店員さんがまめにホームページに今、何人座れますという情報を流すのですが)、これを導入してはどうでしょう?

つまり例えば、「今から、シャトー・マルゴー開けます。後四人募集、30分以内にテーブルNo3へどうぞ。割り勘」などと携帯HPに流すのです。

そして全員が集まったところでいよいよシュポンと開けて、至福のひと時を見知らぬ六人と過ごすのです!

カフェ文化で育った人たちはこういうIT機器を手足のように使いこまします。たぶん予想では皆キンドルとかIPadをもうすぐ手に入れるでしょう。ですからキンドルにパッと、この情報が出るようにするのです。

「ほほう、今日はシャトー・マルゴーか、距離も近いし、行ってみようか」と集まってきます。見知らぬ6人ですが興味は一緒、熱く、熱く、そのワインがきっかけで語リ始めるのは間違いありません。

「ほほう、美味しいですね」
「ええ、このビンテージはあたり年ですよ」
「ところでそちら様のおもちのキンドル、いいですね」
「そうでしょう、実は池袋で安く買えたんですよ」
「ほほう、そうですか」
「ちょっとこのお店のレビューをグルメレポートとして発信しましょう」
「いいですね、じゃあ、みんなで文言を考えませんか」
「三人寄れば文殊の知恵、六人寄れば弥勒の知恵ですか、ははは」

ということで、私はこれを「キンドル・バル」と名づけました。まだグーグルで検索してもこの語は出てきません。きっと世界初です。

ちょっと近未来的過ぎるかもしれませんがカフェ文化で育った方たちの受け皿になりそうだと思いませんか?わくわくしませんか?

え?私ですか?いえ、私は携帯HPですらどうやって見ればいいのかまだ良く分かっていませんから・・・

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独立した個人が店内で社会的な活動をするというのがカフェチェーンのウリだと書いてみましたが、スターバックスでは「サードプレイス」と呼んでいるようです。その定義は「家庭や職場・学校に次ぐ、くつろぎの拠点。スターバックスが目指すのはそんな第三の場所"サードプレイス"です。」[スターバックスのホームページより]となっていますが、きっとブログで書いたことが本質なんだろうなと思います。

相互紹介もお願いしま~す。

ではまた~!