あがりを克服する方法

競技会において、次は自分の演技をする番だという時に選手は緊張したりあがったりします。
あがるという状況は、普段の自分ではない状態ではないでしょうか。
適度の緊張感やあがった状態は時には良い結果を得ることができますが、たいていの場合ミスしたり思ったほどの演技ができないで終わる場合が多いものです。
普段の練習通りの演技ができるようにするためには平常心というものをいつも作れるようにしなければなりません。
常に平常心でいるということは大変難しいことですが、演技の前の少しの間に平常心を作ることができればよい演技につながるのではないでしょうか。

私の場合は、演技前あがっている選手に対しては、意識を下に落とす方法を指導します。
具体的には、まっすぐ立たせて足の裏を意識し足が地面にくっついて離れなくなるイメージを持たせます。
又は、おへそからこぶし1個分下の位置(丹田と呼ぶ)に両手を重ねてあてて、その部分だけを意識するように言います。
こうすることで頭にあった意識が、下に降りてあがった状態を改善することができます。

大事なことは、普段からこの方法を試して、体に起こる変化を体験させておくことです。
それにはある実験を行います。

何もしない状態で、指導者が選手を抱え上げて体の重さを確認します。
そして先ほどの意識を下げる方法を実施した後にもう一度指導者が抱え上げてみます。
うまく意識が下に落ちると最初の体重より意識が落ちている状態の時の方が重く感じます。
人によっては抱き上げることも困難なぐらい重く感じることもあります。

このようなことを行うことで意識が下がった状態を作り出すことができるのです。

是非試してみて下さい。