杉山茂樹のBLOGマガジン

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  • [プロフィール]
  • 静岡県出身。東京都在住。AB型
  • 大学卒業後、フリーのスポーツライターとして取材活動をスタート
  • 得意分野はサッカーでヨーロッパが厚め。スポーツ誌を中心に執筆
  • W杯は82年のスペイン大会以降、8大会連続現地取材
  • 五輪も夏冬併せ9度取材
  • テーマは「サッカーらしさ」「サッカーっぽさ」の追求
  • 愛称はスギッチ。サッカー番長。自称スタジアム評論家
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【メルマガ】サッカー監督は「合戦」の総大将

サッカー界を見渡せば、使用されている布陣の半分近くが4—2—3—1だ。4
—3—3も目立つ。ブラジル式の4—2—2—2もいまだ健在だが、3—4—1
—2は激減。攻撃的サッカーを代表する布陣が大勢を占めている。

3—4—1—2が日本で激減した理由について、テレビやラジオ、新聞、雑誌は
どれほど伝えてくれたか。評論家や解説者、指導者は、それに付いて何か説明し
てくれたか。そしてファンは、そのことにどうして不満や疑問を覚えないのか。

布陣には興味がないから。どの布陣でも同じだと思うから。その昔、3—4—1
—2や4—2—2—2が幅を利かせていた頃、僕がそのことに異を唱えると、さ
んざんこう言われた。

「サッカーは選手ありき。布陣ありきではない」

「布陣は選手の個性によって決められるべきものだ」

しかし、どういうわけか選手の質の変化を感じる前に、採用する布陣は変わった。
上から下まで右へ倣えするように、一気に、だ。繰り返すが、誰から何の説明も
受けぬままに。辻褄が合わなかった。

布陣は流行するものだ。4—2—3—1もしかり。だが、その流行が始まったの
は、もう10数年も前の話になる。日本に到達するまでに7〜8年も費やしたこと
になる。日本は流行に乗れていなかった。それがなぜ、急にスタンダードになっ
たのか。

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【メルマガ】メンバー交替枠がサッカーを変える

メンバー交替枠3人から4人へ。現行から1人増やす方向で検討が進められてい
るのだという。画期的なニュースだと僕は思う。

交替枠が2人から3人に拡大したのは、W杯では98年フランス大会からだが、
サッカーはこれによって激変した。オフサイドの解釈方法、GKの5ステップル
ール、延長戦の決着方法など、それ以外にも微妙に変化した点はあるが「サッカ
ーゲームの進め方」という核心に大きな影響を及ぼしたのは、これだけだと思う。

以降、目立つようになったのが戦術的交替。ベンチに下げる選手と異なるポジシ
ョンの選手を投入する交替方法だ。ピッチの中にいる選手の中に、ポジションを
ずらすことができるユーティリティ性の高い選手が存在することが必須条件にな
るが、3人交替制の施行とともに、その数は急増。いまではチームの中に1人や
2人いるのが当たり前の時代になっている。

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欧州戦線の中に骨を埋めろ

本田圭のラツィオへの移籍が破談になった。経緯はいろいろ言われているが、高額な移籍金がネックになったことは間違いない。CSKAが要求した金額は1600万ユーロ。これに対し、ラツィオが用意可能な金額は1200万〜1400万ユーロ。報道ではそう言われていた。つまり破談になった理由は、CSKAが要求した金額が高すぎたことにある。本田がVVVフェンロからCSCAに移籍した際に発生した移籍金(違約金)は、推定900万ユーロ。

700万ユーロの差額分を、儲けようと企んだCSKA。これに対し、それは少し高いんじゃないか。もう少しまけて下さいよと迫ったラツィオ。

そのラツィオのUEFAチームランキングは、現在67位。対するCSKAは15位。少なくともラツィオは過去5年の欧州内における成績で、CSKAに大きなリードを許している。また、イタリアのリーグランキングは現在第4位(1位イングランド、2位スペイン、3位ドイツ)。今季の成績次第では、5位フランスに抜かれそうな勢いだ。ちなみにロシアは、ポルトガルに次いで7位なのだけれど、国としての元気度ではイタリアを大きく上回っている。すなわち、CSKAからラツィオへの移籍は、必ずしも「栄転」とは言えないのだ。

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強者になりたいのなら、変に喜ぶな

弱者でいる方が得。前回、僕はそう書いた。番狂わせは起こしやすいと。だが、日本は平素、弱者の立場でいにくい環境に身を置いている。予選を戦うアジアに、敵は多くいない。昨年のアジアカップでは、優勝を飾っている。豪州、韓国、苦戦しそうな相手は、それにイランを加えた3チームぐらい。4.5枠から漏れる可能性は2割程度しかない。予選は通って当たり前。日本ほど緩い環境に身を置いている国は、世界中見渡しても5本の指に収まる。

親善試合もまた緩い。相手国は十中八九、メンバーを落としてやってくる。そもそも彼らは、無理をして勝とうとしていない。日本にはない気質で向かってくる。サッカー産業も、代表中心には回っていない。いくら国の名前が強そうでも、恐れるに足りぬ相手が大半だ。というわけで、日本は勝ち続ける。強者の立場であり続ける。本当の敵と戦う前に強者を実感してしまうことになる。避けては通れない運命になりつつある。

好むと好まざるとに関わらず、強者に祭り上げられるわけだ。人間、悪い気はしない。その気になるのも無理はない。勝って当然の相手に勝っただけで、強くなった気になる。本来喜べないはずの勝利にも、最低限の結果は出したと称賛。現状を肯定する。

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【メルマガ】ブラジルW杯は最高のスポーツ観戦ツアー

南アW杯から1年半。つまり、ブラジルW杯まで2年半。4年周期の時計は、あ
と半年で半分を回ることになる。マラソンで言えば15キロ地点を少し過ぎたとこ
ろ。日本代表の戦いは、これから本格化していくわけだが、ファンとしてのんび
り構えて良いのか悪いのか、微妙な時期を迎えている。

現地ブラジルに行くつもりはあるのか否か。決断する時がそろそろ迫ってきた。
決断したところで、諸事情によって行けなくなる場合はある。まさに大旅行に値
するからだが、実際に行けるか行けないかはともかく、多少でも行くつもりがあ
るなら、そのための準備を始める時期が来ていると思う。

皆さん行きましょう! 行く気になりましょう! 予定しておきましょう! 

いま僕はそう強く言いたい。理由は簡単だ。ブラジルだから。遠いから。圧倒的
な違和感を味わえるから、である。

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サッカーは弱者有利にできている

結果に対する運の割合は約3割。実力7割対運3割。サッカーの魅力を語るとき、この関係を無視することはできない。何とも言えない絶妙な関係だ。中には恐ろしいことに、敗れた理由が、本当に不運の一言に尽きる試合がある。

強者と弱者。大国と小国。大きなクラブと小さなクラブ。それはどちらにとって喜ばしい特性かと言えば後者。つまり、サッカーは、弱者、小国、小さなクラブに有利な設定になっている。番狂わせが多いスポーツである理由でもある。

弱者有利。サッカーが世界のナンバーワンスポーツに君臨する理由だと思う。

チャンスは誰にでもある。スポーツの世界によく登場する言葉だ。「可能性はある」もそうだが、これは当たり前の話。知りたいのは、それがどの程度なのかという点だ。変に期待を持たせる玉虫色の表現になるが、少なくともサッカーは「可能性はある」は「可能性が高い」に近い。全員にそれなりのチャンスがある。他の競技以上に。弱者のモチベーションは自ずと上がる。

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【メルマガ】ザッケローニ監督が残した汚点

ザッケローニは4年契約ではない。一応、2年契約だ。それ以降の2年間はあく
までもオプション。つまり、今年の秋には契約更新の時期を迎える。
 
契約延長は、ザッケローニと日本サッカー協会、両者が望んで初めて成立する。
どちらか一方がノーと言えば、監督交替になる。ノーと言い出す可能性があるの
はどちらか。
 
ザッケローニは、日本にシンパシーを抱いている様子だ。日本代表監督の仕事に
ついても、満足しているようである。公の場で不満を口にしたことはない。だが、
それはそれだ。仕事は情でするものではない。プロといわれる人ほど、そのあた
りは割り切っている。
 
実際、日本代表監督以上に、興味を抱かせる仕事が舞い込む可能性が大いにある。
本場欧州でもう一度挑戦したい願望もあるはずだ。
 
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日本人の評価と本田圭佑の関係

言葉や生活環境の問題を克服できれば、もっと海外でやれる日本人選手はいっぱいいるはずだ。去年の今頃、日本にはそうした声が広がりを見せていた。個々の力で勝負できる時代が到来したと、期待に胸を膨らます人が増えていた。
 
1年経ったいま、どうだろうか。年が明けて間もないこの時期に、悲観的なことはあまり言いたくないが、突き抜けた活躍をしている「海外組」は少ない。概ね現状維持。停滞中、苦戦中だ。日本に戻ってきてしまった選手もいる。新たな選手の活躍もない。1年前の活気を見て取ることはできない。
 
欧州の10〜11シーズンは、南アW杯後に開幕した。というわけで、その時、日本人選手には注目が集まっていた。代表チームがベスト16入りをしたことで、その評価は高まりを見せていた。ブックメーカーの事前予想でグループリーグ最下位だったチームが、ベスト16入りしたわけだ。欧州市場が、前評判と実際の成績との間に、最もギャップがあった国の選手に注目するのは、当然の帰結。
 
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【メルマガ】ブックメーカー文化がもたらすもの

四日市中央工業(三重)のサッカーにはすっかり感激した。前回のブログでも触
れたが、見ていて爽快な気分になるサッカーであり、見ればいっそうサッカー好
きになるサッカーだといいたくなる。
 
決勝戦では、延長で惜しくも敗れてしまった。後半の途中から相手に押し込まれ
ることになったが、評価に変わりはない。1、2年生が大半を占めるので、楽し
みが続くような感じがして、むしろ喜ばしい気持ちだ。
 
後半のロスタイムに追いつき、延長で逆転。優勝を遂げる展開は劇的であり、鮮
やか。そして痛快だ。報道も概ね、勝者の不屈の粘りを強調するストーリーにな
っていた。それは事実なのだけれど、僕は正直、結果に対して驚きを感じなかっ
た。劇的ではあるけれど、順当勝ち。視点を少しずらせば、市立船橋が大苦戦を
強いられた一戦と言い換えることができる。

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Sportiva Channel 杉山茂樹の3—4—3講座vol.4 3—4—3の穴とは? 編

http://www.youtube.com/user/sportiva#p/u/0/B7JkFWGeTD0
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