ガーナ戦(14日)、ボリビア戦(18日)に臨む日本代表。その招集メンバーの中に長友佑都の名前はあるだろうか。
森保監督はあるときの会見で、長友を招集する理由として、その守備力を挙げ「まだまだ他の選手には真似できないものを持っている」と讃えた。森保監督にしては珍しく有無を言わせぬ熱い口調で語った。実力を正統に評価して選んでいると言わんばかりであった。
2022年カタールW杯後、長友は1年以上代表から遠ざかっていた。代表は卒業したものと思われていた。しかし2024年1月に開催されたアジアカップで日本がベスト8に沈むと、続く3月の北朝鮮戦で長友は復帰を果たす。以降、10回あった招集の機会で、長友はすべてにおいて選ばれ続けている。橋岡大樹、関根大輝、菅原由勢、望月ヘンリー海輝と言ったSB候補だけではない。E1選手権にも出場しているので、一番の常連である。所属のFC東京はJリーグの中位以下、あるときまで降格圏付近を彷徨っていたにもかかわらずだ。
だがその一方で出場機会は限られていた。実際にピッチに立ったのは今年7月に開催された東アジアE1選手権の中国戦と、9月に行われたアメリカ戦のわずか2試合だ。さらに言えば、W杯予選では最初の北朝鮮戦以外はベンチにも入っていない。
スタメン出場したアメリカ戦も前半45分でベンチに下がっている。20試合に関わりながら、ピッチに立った時間はわずか135分。純粋な戦力とは言いがたい。その守備力を絶賛した先述の台詞と辻褄は合わない。
さらに解せないのはポジションだ。中国戦、アメリカ戦ともにサイドバック(SB)ではなく3バックの左だった。アメリカ戦では逆サイドからの折り返しに対し、ボールウォッチャーになるあまり、対峙する相手にマークを外されゴールを浴びている。不慣れな急造CBの悲しさを見るような失点シーンだった。公称170センチ。CBには不向きな体型である長友をなぜあえてそこで起用するのか。それこそがアメリカ戦の敗因そのものになっていた。
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森保監督はあるときの会見で、長友を招集する理由として、その守備力を挙げ「まだまだ他の選手には真似できないものを持っている」と讃えた。森保監督にしては珍しく有無を言わせぬ熱い口調で語った。実力を正統に評価して選んでいると言わんばかりであった。
2022年カタールW杯後、長友は1年以上代表から遠ざかっていた。代表は卒業したものと思われていた。しかし2024年1月に開催されたアジアカップで日本がベスト8に沈むと、続く3月の北朝鮮戦で長友は復帰を果たす。以降、10回あった招集の機会で、長友はすべてにおいて選ばれ続けている。橋岡大樹、関根大輝、菅原由勢、望月ヘンリー海輝と言ったSB候補だけではない。E1選手権にも出場しているので、一番の常連である。所属のFC東京はJリーグの中位以下、あるときまで降格圏付近を彷徨っていたにもかかわらずだ。
だがその一方で出場機会は限られていた。実際にピッチに立ったのは今年7月に開催された東アジアE1選手権の中国戦と、9月に行われたアメリカ戦のわずか2試合だ。さらに言えば、W杯予選では最初の北朝鮮戦以外はベンチにも入っていない。
スタメン出場したアメリカ戦も前半45分でベンチに下がっている。20試合に関わりながら、ピッチに立った時間はわずか135分。純粋な戦力とは言いがたい。その守備力を絶賛した先述の台詞と辻褄は合わない。
さらに解せないのはポジションだ。中国戦、アメリカ戦ともにサイドバック(SB)ではなく3バックの左だった。アメリカ戦では逆サイドからの折り返しに対し、ボールウォッチャーになるあまり、対峙する相手にマークを外されゴールを浴びている。不慣れな急造CBの悲しさを見るような失点シーンだった。公称170センチ。CBには不向きな体型である長友をなぜあえてそこで起用するのか。それこそがアメリカ戦の敗因そのものになっていた。
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