DSCF7638今日は強い会社や良い人生を作るために必要なものを書いておこうと思います。

若い頃の私は、お金を稼いで豊かな人生を作ろうと考えていました。

しかし、いろいろな体験をする中で「お金があってもこういう人にはなりたくない」「お金だけでは幸せになれない」と思うようになりました。

そのため募金活動を始めたり、寄付や「こおろぎ」通信の発行を始めました。

私は「お金持ち」ではなく、「幸せ(良い人生)」になりたいのです!

「お金」はそのための一つの要素に過ぎないと思うのです。

ところが多くの人は、「人のためにそこまでしたら損だ!」「それをやって何の得がある?」というように、「お金」を優先して「幸せ(やさしさ)」を捨てている気がするのです。

DSCF8428私はそういう人ばかりになったら、世の中が荒むと思っています。

みんなが自分の責任を果たし、互いのことを思いやり、安心して暮らせる社会にしていかないと、幸せにはなれないと思うのです。

だから、私は利益を出すこと以上に社員さんが幸せに(やさしく)なることを優先してきたつもりです。

私が「オリジン・コーポレーション」という名前をつけたのも、人々が幸せになる「根源」となる会社を夢見てつけた名前なのです。

そのため、引きこもっていたり、非行に走って人生を捨てているような少年たちを預かり、雇用してきました。

その子たちと一緒に「人間には誰にも価値(魅力)があり、それを活かしていけば人生は良いものにできる!」ということを証明したかったのです。

DSCF9243その思い(志)は会社を譲った今でも続いています。

そうでなければとっくにリタイアしていて、のんびりしていると思うのです。

静岡経営塾のメンバーや昨日のブログで紹介した原田君たちが、人を幸せにする会社を作り、それが注目されたらきっと「うちもあんな会社にしたい!」と思う人が出てきます。

そうなったら少しだけ世の中が荒む勢いを緩めることができると思うのです。

それが、社員さんや会社のためでもあると思うのです。

例えば、社長が「もっと利益を出すように頑張ってください!」と言ったとき、社員さん達はどう思うでしょう?

DSCF9389ほとんどの社員は「会社が儲かったって私の給料が増えるわけではない。そんなに頑張ったら疲れるだけ損だ」と考えて、「ハイ!」と返事をしても仕事は頑張りません。

それだけ社員さん達の心は荒んでいるのです!

そうなってしまうのは、経営者から「社員さん達に幸せになってほしい!」という熱意が感じられないからです。

もし本気で「君たちに幸せになってほしい! 将来のために内部留保は必要だからすべては還元できないが、それ以上の利益はみんなに還元するので、みんなでいい会社を作りましょう!」と言ったらどうでしょう?

そうした思い(志)を感じないから、「俺の資産を増やすために働け!」と聞こえてしまうのです。

私はもうお金を稼がなくても生活はできます。

DSCF7567それでも仕事をしているのは、人の幸せを願い、人を幸せにしようとするやさしい人を増やしたいと思っているからです。

こうした「志」が社員さんの働き方を変え、強い会社を作ると信じているのです。

今、CL(建設的な生き方)のインストラクター試験に向けて勉強をしている人たちがいますが、社員さんにだけ勉強させていて自分が身につけようとしなかったらどう見えるでしょう?

社員さん達はそうした姿を見て、経営者を評価しているのです!

自分を信じて着いてきてくれる社員さん達を幸せにしようと思ったら、リーダーは自分が求める以上の熱意を示すべきだと思うのです。

その熱意もなく、お金のことばかり言っていたら、人は本気でついてこないと思うのです。

DSCF7541経営者の中には、給料を増やし、休みを多くしたら社員が幸せになると考えている人がいるかもしれませんが、幸せというものはその人の心の状態です。

「自分さえ良ければいい」!「人のためにしたら損だ!」という心でいたら、その人は幸せになれないと思います。

だから、私のブログへのコメントも「勤務時間内でなければやりたくない!」と言う人は無理に書かなくていいと思っています。

その人は、そうした姿を自分の子供に見せて、自分のような人間を育てるのです。

それがその子の幸せにつながるかよく観たらいいと思うのです。

皆さんは「お金があれば幸せになれる」と思いますか?

人は自分の能力を最大限に発揮したり、人にやさしくなった方が幸せになれるのです。
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本気で「社員さんを幸せにしたい!」と思うのなら、私は給料や休みを増やすだけでは足りないと思います。

社員さんたちに面倒なことや損なことを引き受けてもらうには、経営者の本気が試されると思うのです。

あなたはどんな「志」を持っていますか?

今日のひとこと
「志のないリーダーには、人は本気でついて行きません!」


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IMG_20230601_0002昨日のブログで書いたように、多くの人は「給料を2倍にする」ためには、「今までの2倍働かなければならない(2倍大変なことをしなければならない)」と考えてしまうようです。

私ももし経営者になっていなかったら、そう考えていたと思います。

「2倍働かなければならない!」と思ったら、そりゃあ腰が引けますよね!

でも、もしそうだとしたら年収1億円の人は、年収500万円の人の20倍働いていることになります。

そんなことがあるでしょうか?

私の推測では年収500万円の人の方が、年収1億円の人よりもたくさん働いていると思うのです。

もし運動神経は良いのにルールを知らない人と運動神経が悪いけれどルールを知っている人が試合をしたら、どちらの方が勝つでしょう?

おそらく運動神経が悪くてもルールを知っている人の方が勝つでしょう。

それなのに多くの人はルールを学ばないでいるのです!

私がツイていたのは、父が始めた会社の経営状態が悪かったことです。

IMG_20230601_0001もし普通に会社が回っていたら、私は経営の勉強をしなかったと思います。

経営がどうにもならなかったから、「どうして儲からないのか?」ルールを知る必要があったのです。

ルールさえわかれば、あとはやるだけです!

私のようなボンクラでも、ルールを知らない烏合の衆が相手なら勝てます。

ただ私の場合、基礎的なトレーニングが出来ていませんでしたから、CL(建設的な生き方)で身体を鍛える必要があったのです。

「ルールがわかること(知識)」と「身体を鍛えること(実行力)」「技術を高めること(スキル)」のどれかが不足していると、頑張ってもなかなか成果が出ませんが、3つ揃ったときの効果は絶大でした!

成果というのは、努力に比例するものではなく、二乗で伸びていくのです!

それだから28歳で背負った父の借金3000万円を完済して、37歳では無借金で自社ビルを建てることが出来たのです。

IMG_20230601_0003もちろん私もそれなりに努力はしたつもりですが、普通の人の10倍も20倍も努力したわけではありません。

ルールを知り、体を鍛え、技術を磨くという3つが揃うと、それまでの私には信じられない成果が出たのです。

だから急ぐことよりも、一つひとつをキチンと身に着けていったほうが利口だと思うのです。

ポイントは「キチンと」です!

昨日のブログで原田君の講義を紹介しましたが、「利益」というものをあのくらい自分の言葉で説明できる人は現役の経営者でも少ないと思います。

CLも同じで、「だいたい」とか「わかったつもり」ではなく「キチン」と身に着けていかないと、せっかく学んでも期待する成果につながりません。

遊君も社長の息子として入社したものの、他の社員さん達よりも実務はわかりません。

ある意味、不利な状況(逆境)です。

それIMG_20230601_0004だから、恥をかかないように必死に勉強したのだと思うのです。

そこでアメリカの州立大学病院の病室の壁に書かれていた詩を紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大きなことを成し遂げるために、力を与えてほしいと神に求めたのに、

謙虚さを学ぶようにと、弱さを授かった。

より偉大なことができるようにと、健康を求めたのに、

より良きことができるようにと、病弱が与えられた。

幸せになろうとして、富を求めたのに、

賢明であるようにと、貧困を授かった。

人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに、

むしろ人生を味わうようにと、シンプルな生活を与えられた。

求めたものは何一つとして得られなかったが、
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願いはすべて聞き届けられていた。

私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されていたのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この詩は「神の慮り(おもんばかり)」という詩です。

私も父の借金を恨んだ時期がありましたが、あの父の借金がなかったら私はとんでもなく傲慢な怠け者を続けていて、人生の素晴らしさを知ることはなかったと思います。

「逆境に直面するとき、人は人格か妥協か2つの道から1つを選ばなくてはならない。

もし人格を選ぶなら、その選択がマイナスの結果をもたらしたとしても、そのたびにその人は以前よりも強くなっていく」という言葉のように、与えらえた環境を素直に受け入れて、そこでベストを尽くしていくと虚飾がなくなり強くなっていくと思います。

DSCF3666-2多くの人がキチンとやらないのは、「私はわかっている!」「私は出来る!」と傲慢になっているからだと思うのです。

せっかくの「神様の慮り」を無視しないでほしいと思うのです。

今日のひとこと
「人生がうまくいかないときは、神様が『早く気付きなさい!』と肩を叩いているのです!」


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DSCF3657昨日は四万温泉の柏屋さんから伊那市のNCCさんに向かいました。

朝、天気が良かったので奥四万湖に行ったのですが、とてもきれいでした!

今回は何事もなく移動が出来て本当にホッとしています。

昨日はNCCさんの関連会社である「トーヨー住器」の社員さんの給料を2倍にする方法を、この春NCCに入社した原田遊君に発表してもらいました。

私はこれまでいろいろな会社で「給料が少ない!」という不満を聞いてきました。

そこで「それならば給料2倍を目指さないか?」と言うと、ほとんどの人が「そんなこと、できるはずない!」と言って本気で給料を2倍にしようとしません。

DSC_2792私はそうした姿を見て、この人たちは給料を増やしたいのではなく、「給料が少ない」と言いたいだけの人なのかと思っていました。

しかし、話をしていてわかったことは、社員さんの多くは「利益」というものがどういうものか知らないし、自分の給料がどうしたら増えるのかを知らないのです。

だから、不満を感じながら与えられたもの(金額)をもらうしかないのです!

これでは不満を感じるのは当然のことです。

簡単な例で言えば、どうしたら得点になるかわからないスポーツをして、自分なりに精一杯プレーしても「反則!」「それは得点にならない!」と言われたら勝てるはずがありません。

DSC_2802やる気がなくなるのは無理もないことだと思うのです。

経営者も会社が儲かれば給料を増やせますが、経営者ですら「儲ける(得点する)」ということがどういうことなのかわからないまま試合をしているのです。


そこで昨日は給料というものはどういうもので、儲けるということはどういうことなのかを知ってもらい、トーヨー住器さんの仕事を例に挙げて給料を2倍にする方法を説明してもらいました。

5月の静岡経営塾のときにいむら建築さんの数値で発表していたこともあり、遊君の発表はとても聞きやすく、私の期待をはるかに超えていてカッコ良かったです!

DSC_2804研修ではいくつかの問題を出しながら「会計」を学んでもらったのですが、実は今回学んだ内容は、私が関西学院大学の大学院で公認会計士を目指している学生にゼミをしたときと同じ内容です。

大学で4年間会計の勉強をした人たちが頭をひねった問題を、NCCの社員さん達は遊君の説明を聞きながら解いていったのです!

スゴイことだと思いませんか?

このようにキチンとルールがわかれば、そんなにわけのわならないことは起きないのです。

私は今までいろいろな人に「給料を2倍にする方法」を教えてきましたが、それを通してある特徴があることに気づきました。

DSC_2805それは人生がうまくいっていない人ほど「うまくいくはずがない!」と考え、うまくいっている人ほど「頑張ればいけるかもしれない!」と考える傾向があるのです。

例えば、ここに2つの仕事があります。

1つは2人がかりで10日かかる仕事で総額100万円の粗利がある仕事です。

もう1つは2人がかりで1日で終わる仕事でやはり総額100万円の粗利があります。

あなたはどちらを選びますか?

これはそんなに難しい問題ではないと思うのですが、人によっては「1日で100万円の仕事なんて死ぬほどキツイに決まっている! 俺は10日で100万円の方をとる」と言うのです!
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仕事の内容もわからないのに悪い妄想をして、自分から損な方を取ってしまうのです。

昨日もほとんどの人が「給料というものはこういうもので、少なくとも理論上はこうすれば2倍にできる」と理解できたと思うのですが、もしかしたら「うまいことを言っても騙されないぞ! 人生にそんなうまい話はない!」と考えている人がいたかもしれないのです。

私もうまい話はないと思っていますが、すべては狙うことから始まります。

理論上、可能な話なら狙ってみる価値はあると思うのです。

今日の写真はNCCの関連会社「住まいのデポ」さんのショールームです。

DSC_2807これだけのショールームを持っているのはこの地域では「デポ」さんだけです。

それなのにもし他の建築会社と同じくらいの利益だとしたら、おかしいと思いませんか?

NCCさんにはいろいろな部門や会社があるので、「デポ」さんで儲けなくても会社は黒字です。

だから、これだけ強力な武器を持ちながら、他社と遜色ない業績でとどまってしまっているのではないかと思うのです。

私が観る限り、こうした武器をしっかり活用していけば、「給料2倍!」はそんなにむずかしいことではないと思うのです。

あなたは「狙ってみよう!」と思いますか? それとも「そんなことができるわけがない!」と考えますか?

DSC_2808 (1)「できっこない!」と考えた人は、絶対に正解です!

そう思っている限り、絶対に出来ないのですから。

今日のひとこと
「自分の見方が自分の人生を作っています。不幸な人は不幸になる道を探し、幸せな人は幸せになる道を探します!」


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