今回、私と一緒に被災地に物資を運んだ吉澤さんが、その惨状を見て次のような感想を書いていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石巻から子どもたちへのミルクを持って、私たちは女川の漁港に向かった。
女川の港町に近づくにつれ、両側を山に挟まれた狭い道となり、そこには現実とは思えないような景色が広がっていた。
それは、何と表現してよいのか言葉が見当たらないほどの絶望的な景色だった。何とか瓦礫をかき分けて車一台が通れるだけの一本道が通してあるが、その道の周りは山沿いの高台にまで及ぶ瓦礫の山がただあるだけ。
およそ20メートルもある高台に一軒の家が何とか形を維持しているが、その二階の屋根の上にも瓦礫が積みあがっている。まるで町一つをミキサーにかけ、そのまま放置したような状況だ。
おそらく高台に避難した人たちも波にのみ込まれていったのだろう。
ここで生き残った人たちは、どんな気持ちでいるのだろうか?
テレビでもラジオでも新聞でも「がんばれニッポン!」「復興」などと言っているが、この場所でまた家や町を作ってやり直すことをこの人たちにお願いするのは酷な気がする。
「頑張って町を作り直しても、また津波によってすべてがのみ込まれてしまうのではないか?」という恐怖が湧いても不思議ではない。
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移動する車の中での走り書きなので、けっして整った文章ではありませんが、あまりの惨状に対する素直な気持ちが表れていると思います。
昨日、被害にあった経営者と電話で話をしたのですが、その方が、
「このまま計画停電が続いていたら、とても会社はやっていけない。
今日、非難している知人宅から災害にあった会社に行ってきたが、その途中に電気を煌々とつけているパチンコ店があり、そこにたくさんの車が止まっているのを見たら泣けてきた。
もし、みんなが自動販売機の商品を常温で売ってくれたら、それだけでも相当の節電になると思うのだが・・・。」
と言っていました。
計画停電に入っていない皇居も、天皇陛下の指示で自主的に停電をしているそうです。
自動販売機の商品ぐらい、常温でもいいですよね!
私は、今、報道されている災害による被害は、まだ一次的な被害に過ぎないと思っています。
この災害から立ち直るために、政府はたくさんの国債を発行し、税金を増やすでしょう。
しかし、日本の借金は約1000兆円もあり、先日、格付けが下がったばかりです。
さらに格付けが下がれば、それでも国債を売るために金利を上げざるをえないでしょう。
1000兆円の金利が0.1%上がっても1兆円借金が増えることになるのです!
もしかしたら、二次的な大津波が私たちを襲うかもしれないのです。
何とか協力をして、これ以上被害を拡大させないようにしましょう!
P.S.これだけのことが起きたのですから、しっかりと経営戦略を修正しないと、津波にのみ込まれてしまいますよ!
4月4日から6日まで、経営戦略セミナーを行いますので、是非、大事を優先してください!!
今日のひとこと
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