2012年03月

2012年03月31日

環境整備

__ 1昨日は、さかえやさんの新入社員たちと旅館のトイレ掃除をしました。

もちろん、湯本社長も一緒です!

「経営は、逆算である」と教えてくれたのは社長専門のコンサルタント一倉定先生でしたが、一倉先生は「環境整備」をとても大事にしていて、「環境整備こそ、すべての活動の原点である」と言っておられました。

私の会社に来たことのある方ならわかると思いますが、社員が帰るときには机の上に紙1枚置いてない。廊下や床、ガラスはツヤツヤと、掃除や整理整頓を徹底してきました。

__ 2それが、不登校や非行少年の会社が、20年間も連続で増収増益を続けられた基礎となっているのです。

その理由は、人はその環境に影響されるものだからです。

例えば、普段、平気でごみを捨てる人も、ゴミ1つ落ちていないきれいなフロアーにはゴミを捨てにくくなるものです。

__ 3しかし、ゴミを捨てる人に対して「ゴミを捨てて駄目じゃないですか!」と注意したら、注意された人は腹を立てるかもしれませんし、意固地にしてしまう恐れもあります。

人を変えようとするよりも、環境を変えることのほうが容易なことなのです!

私の会社は外で仕事をして、会社では事務処理を行うだけでしたが、お店などはそこにお客様をお迎えするわけです。

まして旅館などは、その建物や空間が商品そのものです。

__ 4それがピカピカでなかったら、よい料金を払っていただけるはずがありません!

それだけに、「環境整備」は絶対に重要なのです!!

建物を立て替えることはなかなかできることではありませんが、どこの旅館よりも手の行き届いた建物、手の届いたサービスにすることはできることです。

P1010405そうなったとき他よりもよい料金でも「泊まりたい!」と言っていただけるのですから、儲かりたいと思ったらまず徹底的な環境整備をするべきなのです!

今度入社した社員さんだって、給料も増えない安い金額の汚れた旅館で働くよりも、「さすがだ!」と言われて、給料が増えるきれいな旅館で働くほうが良いに決まっていると思うのです。

一倉先生が言う「環境整備」とは、規律・清潔・整頓・安全・衛生を行うことです。

ただし、安全と衛生は、規律・清潔・整頓をキチンと行っていれば自然と実現するものです。

P1010406では、一倉先生の言う、規律・清潔・整頓とはどんなものでしょう?

規律とは、決められたことは必ず守ることと、命令や指示は必ず行うことです。

清潔とは、きれいにすることではなく、掃除することでもありません。いらないものを捨てることといるものを捨てないことです。

整頓とは、物の置き場所を守ることと、置き場所の管理責任者を決めて表示することです。

__ 1-1このときの置き方は、直線、直角、水平、垂直、等間隔が大事で、自動車のバンパーの位置、自転車のサドルの位置まで徹底しなさいというのです。

中には、「そんなことをしたら、仕事の時間がなくなる」と嫌がる社員さんがいるものですが、こうしたことを徹底すると、会社の体質・文化が変わって、生産性が20~30%上昇するし、人身事故や機械の故障などが信じられないほど減るというのです。

これが嘘か本当かは議論してもわからないことですので、不満を言う人にやってもらえばハッキリすることです!

一倉先生は、「環境整備は、社長が先頭に立って行わなくてはいけない。リーダーが先頭に立って行うことが、会社を立て直す基本である」と言っています。

__ 2-14月4日・5日には、全社あげての「環境整備」を予定していますので、それまでに溜めに溜まった過去の遺物を捨てたいと思っています。


徹底した環境整備をしたい人は、私に言ってください!

みんな捨ててあげます!!

今日のひとこと
「人を変えようとするのではなく、まず環境を変えよう!」

人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!



sugiiyasuyuki at 12:48コメント(21) 

2012年03月30日

浪漫(ROMAN)

今週は、長野の旅館「さかえや」さんの社員研修を行うため、長野県に来ています。

IMG_2214
昨日は、さかえやの佐藤料理長(佐藤光一さん)を偲ぶ会がありました。

佐藤さんは、3月17日の土曜日にお亡くなりになりました。

享年43歳でした。

一般的に料理長というと、厨房の絶対権力者ですから「俺の言うとおりやれ!」と睨みをきかすタイプの人が多いのですが、佐藤さんは、飾らず、格好つけず、照れ屋で、でしゃばらない、温かな人柄でした。

私は、佐藤さんと社員育成やマネージメント・ゲームでご一緒しているのですが、苦手な研修にも、頭をかきIMG_2212ながら、嫌な顔1つしないで取り組んでいた姿が、とても印象的でした。

そんな人柄もあって、昨日の佐藤さんを偲ぶ会には、退職した社員さんも出席されました。


佐藤さんは、高校を卒業後、いろいろなホテルや料理屋で修行をして、昨年の3月4日にさかえやに入社しました。
IMG_2220
最初は一料理人としての入社でしたが、その年の8月に料理長に昇進されました。


生まれて初めての料理長。この4月からの新しい献立「浪漫(ROMAN)」を作り上げて、新しいアパートに引越しし、買ったばかりの自転車で初めて出社して数分後の出来事でした。
IMG_2221
私は亡くなられた3月17日には、山中湖でそこの会社の社員さんと研修をしていて、その社員さんから、「佐藤さんが亡くなったみたいだ」と聞いたのですが、つい半月ほど前に会ったばかりで、とても元気だっただけに、何を言っているのか言っている意味がわかりませんでした。

どんな理由かは知りませんが、佐藤さんは実家と縁を切っていて、10年以上身内と連絡をとっていなかったようです。

そのため葬儀や遺品について連絡するところもわからなくて、会社で葬儀をあげることになったのですが、役所で調べてくれてお母様と妹さんが佐藤さんの遺骨をとりに来られたそうです。
IMG_2219
私には、佐藤さんの人生にどんなことがあったのかはわかりませんが、昨日の佐藤さんを偲ぶ会に集まった人たちの思い出話を、お母様や、昨年亡くなられたお父様に聞かせてあげたかったと思いました。

お正月の餅つき大会にお餅が届かなくて困っていたときに、お風呂に入っていた佐藤さんが駆けつけて何とかしようとしてくれた話。
IMG_2228
ゴミを捨てがてら、車を出そうと雪かきをしていると、「俺も捨てるから」とゴミを持って行ってくれた話。

大好きな「パチンコに乗せてって」と電話してきて、パチンコで勝つとお寿司をおごってくれた話。

お食事をこぼしてしまったときに、文句も言わずに作り直してくれた話。IMG_2223

引越しが終わったとき、コンビニで缶ビールを買い「お前も家で飲め」と買ってくれた話。

佐藤さんは、本当に「これから」というときに亡くなってしまいましたが、もしかしたら佐藤さんはこれまでの人生で一番幸せなとき、すべての願いが叶ったときに旅立ったのかもしれないと思いました。

良い仲間に恵まれ、その人たちにこんなに慕われて、すべての願いがかなったから旅IMG_2229立ったと思うのです。

もし今、私が死んでも、こんなにやさしい会にはならないと思うのです。

私とはまったく違うタイプの人でしたが、私のお手本にしたい方のお1人でした。

010先日、佐藤さんが残した新メニューの「懐石料理 浪漫(ROMAN)」の試食をさせてもらいました。

ここで書くと私とお世辞だと思う人がいるかもしれませんが、お世辞ではなくこれまで食べたどの懐石料理よりも私はおいしいと思いました。

もし興味のある方は、一度、お試しください。

昨日の佐藤さんをしのぶ会には、佐藤さんの新しいアパートに残されたすこしの服と調味料などが飾ってありましたが、けっしてたくさんの物がのこされたわけではありませんが、佐藤さんには浪漫があったと思うのです。


087078

心から佐藤さんのご冥福を祈りたいと思います。

今日のひとこと
「浪漫は、魅力」


人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!

sugiiyasuyuki at 10:51コメント(21) 

2012年03月29日

新入社員に学ぶ!

DSC_0205昨日は、明後日から入社する新入社員のオリエンテーションでした。

今年の新入社員は4名です。

高校卒業、短大卒業、四大卒業とそれぞれですが、これから家を離れ、寮に入って新しい生活が始まります。

新入社員が入ると、初々しくてかわいいのでつい甘やかしがちになりますが、「鉄は熱いうちに打て」の通り、社会人として最初が大事だと思っています。

私は高校を卒業して警察学校に入りましたが、それまでいい加減な生活をしていたので、あまりの厳しさに本当に驚きました。

しかし、そのときの体験がその後の私の人生を変えてくれたと、本当に感謝しています。

もし警察時代の指導がなかったら、とても父親の借金を返すことはできなかったと思うのです。

もちろん厳しいだけでは人はついてきてくれません。

その人たちのことをよく見て、その人たちの良いところをしっかり認めていくことが重要です。

上司は人を育ててなんぼですから、単に仕事を見るだけではなく、その人たちに興味を持つことが大事だと思うのです。

彼らはまったくの素人ですから、その素人の目線と、物事に気づく力をつけてもらうために、社内で美しくないもの、お客様に見せたくないものを探してもらいました。

その会社にいると、知らず知らずのうちに自分たちが仕事をしやすいように物が置かれていくものです。

しかし、お客様にお金をいただくのですから、どんなに不便でもお客さまから見て美しくないものを置いてはいけません。

ステージに掃除道具を置いておいて、ショーを見に来たお客様からお金をもらおうというのは、まったく間違った考えなのです!

私が、「最高にあこがれている人を自分の部屋に招待したつもりになって見てごらん! その人に見せたくないものを探してください」と言ったので、新入社員さんたちはトイレの便器についた水垢まで見つけてくれました!

新入社員に「何でこんなところにこれがあるの?」「ここ汚れていますね!」と言われる社長の顔、写真に撮りたかった!!!

私が新入社員に意識してもらいたいと思っている3項目、(1)報告・連絡・相談、(2)観察、(3)笑顔と返事を、こうしたゲームやパズルを使って体験してもらいました。

よく社長が講話で「報告・連絡・相談が大事です」と話していますが、皆、自分はできていると思っているので、そんなことを言っても馬耳東風。話した社長だけが満足しているというのが現実です。

実際に、自分たちができていないことを体験させないとわからないと思うのです。

よく「部下が働かない」とか、「部下が言うことをきかない」とぼやいている人がいますが、どんな馬も最初から言うことをきくものではありません。

手をかけて慣らし、調教して始めて、乗馬できる馬になるのです。

新入社員にどんな癖をつけるのかは、上司にかかっているのです!

ほとんどの会社は、新入社員は今の会社のレベルに染まっていきます。しかし、新入社員が入れる目的は今のレベルを打ち破ることなのです!

部下を成長させ、成果を出させるのが上司の役目だということを、上司の人は意識してほしいと思います。

今日のひとこと
「部下の姿は、上司の成績表!」

人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!



sugiiyasuyuki at 17:40コメント(21) 

2012年03月28日

苦手なこと

DSC_0199私は一昨日から長野に来ていますが、今日の長野は雪です。

結構降っているので、積もるかもしれません。

さて昨日は、来春卒業予定の学生への会社説明会と、派遣会社から紹介された方の面接をしました。

会社説明会は、これが6回目なのですが、各地から20名以上の学生が参加してくれました。

先日のブログでも書きましたが、今、正社員として雇用するということは、これから何十年を決める大きな投資です。

それだけに、しっかりした人を選ばなくてはなりませんし、入ってもらった人を上手に生かして、それ以上の収益を上げなくてはなりません。

そうでないと採用した会社も損をしてしまいますし、新卒で入社した人も損をしてしまうと思うのです。

この会社では、最後の挨拶まで社長ではなく、その会社で働いている社員さんがしていました。

DSC_0201私はその女性を以前から知っているのですが、決して人前で話をするような人ではないのですが、実に上手に進行していて驚いてしまいました。

きっと苦手でやりたくないことだったと思いますが、やっていく中で上達したのだと思いました。

苦手なことだからやらせないのではなく、苦手な仕事もやっていく中で、彼女は成長していったのだと思いました。

どんな人にも得意なことと、苦手なことがあります。

中小企業の経営では、限られた人しかいないので、その人の得意なことを生かし、その人の苦手なことを他の人にフォローしてもらうことが基本です。

しかし、得意なことだけをやっていると「私にしかできない仕事をしているんだ!」という考えになって、人に支えてもらっていることを忘れて傲慢になったり、自分の苦手な仕事を頼まれると不満を感じるようになっていきます。

私は、それには気をつけなくてはならないと思っています。

その人の仕事が、その人がいないとわからない。その人が退職してしまったら仕事が停滞するブラックボックスになってしまうのです。

その結果、収益性も下がっていくのです。

俗に言う「既得権益」を持つことの弊害が起こるのです。

DSC_0202もちろん人には得意なこと、不得意なことがありますが、苦手な仕事にも取り組むことで、その人の柔軟性が高まり、これまでにない能力が磨かれていきます。

それと同時で、得意でない人にも仕事ができるようにしていくことで、仕事の標準化が進んでいくのです。

もし強い会社を作ろうと思うのなら、変化を避けるのではなく、変化に適応していくことが重要だと私は思うのです。

会社説明会の途中、派遣会社から紹介された方の面接に立ち会ったのですが、その方は料理人でしたが就職先がないという現実があるのに、この現実に適応しようという姿勢があまり見受けられませんでした。

経歴を見ると、私が行ったこともないような高級店ばかりで、いい腕を持っているのだと思いますが、事実に合わせることができないとこれからの時代を生きていくことは難しいだろうと思いました。

苦手なことだからやらない人、苦手なことでも取り組む人どちらが良いとは言いませんが、大事なことは、自分の目的に合うことであり、今の状況に適応することだと思いました。

皆さんは、苦手なことを避けていませんか?

身体も、頭も、心も、使わなければ、どんどん固くなっていくものです。

今日のひとこと
「避けている限り、ずっと苦手」


人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!

sugiiyasuyuki at 14:26コメント(21) 

2012年03月27日

困っているんです!

昨日は、横浜CL(建設的な生き方)を学ぶ会でした。

そこで次のような相談がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は夫と5歳の娘と3人でアパートに住んでいます。

集合住宅ということもあって私なりには音に関して気をつかっているのですが、子供は自分の思い通りにならないと泣き出し、私が注意するとさらにエスカレートして泣き叫びます。

泣かれると困るので、結局、子供の要求をのんでしまっていて、私もノイローゼになりそうです。

どうしたらよいでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆さんなら、この相談に対してどのように対応しますか?

もし私がこの相談を受けたら、間違いなく聞く質問があります!

それは、「子供が泣くと、何が困るのですか?」ということです。

おそらく真面目な方で、ご近所の方に迷惑になることを気にしているのでしょうが、だとしたらうるさくて困るのはお母さんではなくてご近所さんのはずです。

お母さんが困るのは、ご近所の方に文句を言われてからで十分なのではないでしょうか?

まだ文句も言われていないのに困るのはおかしな話です。

先日の山中湖のCL楽習会でも、「子供がなついていた先生が異動になったため、これからどうしたらよいか夫婦で考えている」という方がいました。

その方のお子さんは障害があって気に入らないことがあると暴れてしまうと言うのですが、夫婦で相談したら子供が暴れなくなったり、教頭先生が戻ってくるのでしょうか?

まだ暴れてもいないのに、悩み苦しむのは少し早すぎるのではないでしょうか?

もしかしたら、新しい先生がこれまで以上に上手にかかわってくれるかもしれないのです。

この2つの例でわかるように、私たちはまだ起こっていないことで苦しんだり、コントロールできないことで悩んだりしていることがあるようです。

こうしたときは、「具体的に何が困るのか?」、「自分にコントロールできることなのか? それともコントロールできないことなのか?」を整理するとよいと思います。

コントロールできないことは、自分でどうこうできるものではないのですから、仕方がないことなのです。コントロールできないことに責任はありません!

今回、相談されたお母さんの場合、「子供を何とかするのは母親の役割だ」と思っているようですが、子供はなかなか思い通りにならないものなのです。

育児ノイローゼになる人たちは、真面目で責任感の強い方が多いようですが、誰だって人に迷惑をかけ、許してもらって生きているのです。

そんなに迷惑をかけることを恐れないでほしいと思うのです。

子供が泣いたとき、自分が怒られることばかりに意識が向いて、泣いている子供やご近所のやさしさに目が向かなくなってしまうと思うのです。

問題は、具体化してみないと、わかっているようでわかっていないものです。

皆さんは、自分の作った想像で苦しんではいませんか?

今日のひとこと
「問題を具体化すること!」

人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!



sugiiyasuyuki at 16:24コメント(20) 
ブログランキング
人気ブログランキングへ ランキング参加中です。 1日1クリック応援してください。
オリジン・コーポレーション公式サイト
著書
ブログで紹介した本
ブログで紹介した本
ブログで紹介した本
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ