2012年08月

私は今、長野に来ています。

このところ、ニュースで「家電メーカーが、経営危機に瀕している」と毎日のように流れています。

一説には、家電メーカー全体で正社員12万人のリストラがあるという情報もあるようです。

ウソかホントか知りませんが、正規採用が12万人ですよ! 12万人!

もし本当にそんなことになったら、リーマンショックの時の比ではないと思います。

この時期に消費税だけ決めて、国会を空転させてしまうのですから、政治家という人たちは何を考えているでしょうね。

世の中は、一次産業から始まって、二次産業が主流になり、今では三次産業に従事する人が増えてきています。

ある程度、物が出揃い、生活に不便のない時代(ほしい物のない時代)になると、商品は価格競争になっていきます。

そのため、よほど新しいニーズでも開発しなければ、人件費の安いところが強くなってくるのは仕方のないことかもしれません。

つまり、第二次産業で本当に儲けようと思ったら、新しい商品(技術)を開発するか、相当な低コストを実現することが重要となるのです。

これは、物づくりである以上、一次産業も同じ宿命をもっていると思っています。

つまり、これだけ物があふれるようになると、物を作り、物を売るというだけでは、儲かりにくくなったのです。

私はすっとサービス業で生きてきましたので、余計にそう思ってしまうのかもしれませんが、こうした時代になればなるほどサービス業のセンスが求められると思います。

今、起業する人のほとんどはサービス業です。

サービス業は、一次産業や二次産業のように投資がいりませんし、差別化が容易です!

つまり、お客様の気持ちをつかむことができれば、小さな資本で利益を得ることが可能なのです!!

このブログを読んでいる人の中には、サービス業をされていて「お客様の気持ちをつかむのが難しいんだ!」と思っている人がいるかもしれませんが、そういう人はいまだに技術やサービスといった商品を売っている人なのだと思います。

サービスや技術も、製品と同じで、世の中にあふれかえっているのです!

今、先進国の人たちが求めているものは、そうした「なくてはならないもの」ではないのです。

そこがわからないと、サービス業をしていても儲からないと思うのです。

あまりにももったいないので、ここで私の考えを書くことは控えますが、少なくとも私はそれをやってきたつもりですし、ディズニーランドなどが儲かっている理由を考えれば何かがわかると思います。

皆さんが、どうしてもほしい商品がありますか?

洗濯機やテレビがほしい人はもういないでしょう。

時計? バック? ブランドのスーツ? 高級食材? 高級車?

人が何を求めているのかを、もう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか?

今日のひとこと
「価値とは、人が求めているもののことです!」


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昨日は、キャリアカウンセラーの研修会でした。

「キャリア」という言葉を聞いて、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?

職歴とか、経歴といったイメージを持つ人が多いかもしれませんが、広い意味では「生き方」とか「その人と社会に対する役割やかかわり」といったことを意味しています。

私は、人生は経営するものだと考えていますし、CL(建設的な生き方)も「生き方」の指導ですので、そうした意味でキャリアカウンセリングとはとても深い関係があると思うのです。

実はこのキャリア教育は、小学校から行われていて、私も小学生の職場見学、中学生の職場体験を受け入れ、高校でも何度か「働くこと」について講演させてもらっています。

大学では、その人の適正検査を含めて、就職支援という形で盛んに行われています。

昔は、一旦仕事に就いたら、その仕事を一生したものですが、今の社会では、寿命も延びてひとつの仕事だけで人生を終える人のほうが少なくなってきています。

そのため、企業から離れてたとしても自分で人生を作っていかなくてはならない。自分の人生は、自分で作っていくという意味合いが、より強くなってきたと思うのです。

このように、私たちがあまり知らないだけでキャリア教育というものは、今の時代を生きていくために重要なものになってきています。

先ほども書いたようにキャリアという概念は、必ずしも職業だけのことを指しているのではなく、家庭における夫、親、息子という役割や、地域における役割なども含んでいて、それらによってその人の人生というものが作られているのです。

皆さんは、過去・現在・未来を通じて、どんなキャリア(人生)を作っていくのでしょう?

また、自分の納得する人生をデザインするうえで、どんなことが重要になるのでしょうか?

私は、自分のキャリアを作っていくうえで、最も重要なことは「自分を知ること」だと思っています。

自分が何に価値を感じ、何に充実感を感じるのか?

それがわからないと、ただお金を稼ぐために忙しく働いて、気づいたときにはむなしい人生になってしまう気がするのです。

相談を受けていると、たまに職場に不満を感じて脈絡のない転職を繰り返す人がいますが、そうした人たちの多くは、結局、自分のことがわかっていない人だと思うのです。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という諺がありますが、敵の前にまず自分を知ることが第一かもしれませんね。

そういえば、人生がうまくいっていない人ほど、人からのフィードバックを素直に受け付けない気がします。

今日のひとこと
「人からのフィードバックに耳を傾けてみましょう!」

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09昨日は、横浜のCL(建設的な生き方)を学ぶ会でした。

今回は5周年ということもあって、横浜港を望む神奈川県立神奈川近代文学館で行いました!

ここはデート・スポットらしくて、とてもきれいな景色でした。

さて、昨日は理学療法士の専門学校を来年卒業予定の息子さんが、「学校を辞めたい」と言い出した。

という相談について、皆で考えました。

その息子さんは、半年前から居酒屋でのアルバイトを始め、明け方に帰って来るため、昼間は寝ていることが多くて単位が厳しいそうです。

息子さんとしては、「学校に行くのは面倒だから行きたくない。今、趣味でバンドをしているのでバイトを続けたい」と言っています。

07ご両親は、「あと10ヶ月なのだから、せっかくここまできたので大学を卒業して公務員か病院などの安定した職業に就いてほしいと」と言っています。

その息子さんには、元々、行きたい学部もなかったため、親が進めた学部に進学したそうです。

皆さんは、この問題をどのように考えますか?

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こうした問題を考えるとき、「誰の課題なのか?」を整理することが大切です。

まず、専門学校に行くか行かないかは誰の課題でしょう?

「誰の課題か?」を考えるときに、その結末が誰にかかってくるかを考えると、わかりやすいと思います。

親が「子どもに学校を卒業してほしい」と思うのは、親の課題(自由)です!

しかし、子どもが学校に行かないことで親が落第することはありませんし、子どもさんが学校を卒業したとしても、親の再就職が有利になるわけではありません。

つまり、学校に行くか行かないかは子どもさんの課題なのです!

そう考えてみると、親の行ってほしかった学部に3年半も行ってくれたのですから、十分に親孝行な息子さんと言えるかもしれません。

39もしこれが、子どもさんから「この大学に行きたいので、行かせてほしい」と言っていたのであれば、「頼むときだけ頼んでおいて、途中で投げ出すのは失礼だぞ。だから途中で学校を辞めるのならこれまでの学費を返してほしい」と言えると思うのです。

この相談でもう1つ考えておきたいことがあります。

それは、「内からの視点」と「外からの視点」という考えたかです。

このご両親にすれば、子どもが専門学校を卒業して公務員か病院にでも入ってくれたら幸せかもしれません。

しかし、ろくに学校にも行っていないこの息子さんに診てもらう患者さんはいい迷惑ですよね!

私はこの相談を聞いていて、このご両親は自分たちの期待を子どもに押し付け、自分たちの視点でしか物事を見ていないなぁと思いました。

このご両親は、学校のレベルや資格をとれば子どもが幸せになれると考えているようですが、同じ資格をとっても、それで人生が良くなると決まるわけではありません。

その人が、その組織や人の役に立ってこそ、その人が大切にされるのに、このご両親は入る会社やお客様のことなど考えず、まるで良い会社に入ったら子どもが幸せになれると思っているのです。

本当に「何を学ばせなくてはならないか?」をわからなくなったる親が増えていると思いました。

このブログを読んでいる皆さんは、まさかこんな考え方はしていませんよね!

今日のひとこと
「自分の都合だけでなく、相手の都合も考えられる大人になりましょう!」


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昨夜、ストレッチをやっていたら、ズキンときて、腰が元に戻らなくなりました!

今朝、整体に行って電気ショックを与えたら少し楽になりましたが、やはり無理はダメですね。

「事実を認めなさい!」と教えられました!!

私の場合、やるとなると「これでもか!」とやってしまいます。

まだるっこしくても、あるがままを受け入れて、自分に合ったレベルでコツコツやっていくしかないようです。

さて、昨日は東部農林事務所の東塾の第5回目でした。

DSC_0430内容は、五カ年計画を作るための作成手順を
知ってもらうことです。

私が作った経営計画作成のための簡易ソフトがあるので、自社の数字を入れていくと来期の計画をシミュレーションすることができます。

すでに前回、決算書の見方の勉強をしていますし、昨年の受講生も応援に来てくれたので、初めての研修生も皆さんスイスイと経営計画のシミュレーションをしていました。

私の簡易ソフトで数値目標は簡単にシミュレーションできます。

しかし、ここで気をつけなくてはならないことは、「どんな会社を目指していくのか?」「どんな強みを培っていくのか?」ということです!

これがないと、今と同じ農業を、ただ「頑張る」という方法で続けてしまうと思うのです。

経営計画を立てる目的は、会社を変えていくためです!

1年ではできない変革を数年かけてやり切るために計画を立るわけですが、ついその年の数値目標を達成することばかりに意識がいってしまい、本来の目的である「どんな会社になろうとしているのか?」ということや「どんな強みをつけていくのか?」ということを忘れてしまう人が多いのです。

そこで、先日の社員育成セミナーに参加した農家の方に書いた私のハガキを紹介しました。

「社員育成セミナーに参加してくれてありがとうございます。

日本の農業は、人を使って儲かることを考えないできたから儲からないのだと思います。

自分でやれば経費がかからなくて、一見、得に見えますが、実は経営者は作業員の仕事しかしていません。

それでは会社が変わることはないのです。

人を使い、経営者として会社を変えていく仕事をしていってください」

ちょうど、今日の静岡経営塾のブログに私の言っていることを示す内容がありましたので、ブログと私のコメントを読んでみてください。

儲かっていない会社が削れる経費などタカが知れています。

会社が儲からないのは、ほとんどの場合、経費をかけ過ぎているからではなく、儲かるための戦略がなく、しっかりと経費をかけていないからだと私は思うのです。

今日のひとこと
「勝負は、失点(経費)で決まるのではない! 得点(儲け)で決まるのだ!」


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私は腰痛持ちですが、「もう腰痛は治らないだろう」と思って、ずっとあきらめてきました。

しかし、身体を動かさないでいるとストレスも溜まりますし、体重も増えます。

そこで、数日前から本気で腰痛と向かい合っています。

具体的には、ジョギングやストレッチを始めたことと、整体に通い始めたことです。

これまでもいろいろな病院に通ったのですが、どこに行っても完全に治らないため、最近は治療をあきらめていました。

しかし、久しぶりに行った整体院に、すごいメカが入っていたのです!

どんなメカかというと、先日のオリンピックにも持って行った機械で、150Vの電流をピンポイントで患部に流すという過激なメカです!!

マッサージやストレッチといった癒し系とは正反対の、ぶっ壊し系です!

でも、これが結構いいんです。

手では届かない奥のほうのコリも、これなら一発です!

もしかしたら電気でしびれて腰の痛みがわからなくなっているだけかもしれませんが、腰にずっとあった鈍痛がなくなり、純粋な腰痛になった感じです。

整体の先生は、「150Vまで電圧を上げたのは杉井さんが初めてなんですが、痛くないですか?」と言うのですが、痛いに決まってますよね!

でも、これで腰が治るのなら上等です!

とにかく、しばらく続けてみます。

CL(建設的な生き方)では、「あるがままを受け入れる」ということを教えています。

そうすると、ついあきらめてしまいがちですが、腰痛であることを受け入れた上で、できる努力をするのがCLです。

治るかどうかはわかりませんが、腰が楽になるのを夢見て、ストレッチと通院を続けてみようと思います。

いろいろな相談を受けて思うのですが、同じ状態が長く続くと、それが当たり前になってしまい徐々に問題であることがわからなくなってしまうようです。

慣れるということは救いでもありますが、直すものは慣れる前に直さないといけませんね!

今日のひとこと
「慢性化すると、問題と感じなくなることが恐ろしい」


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